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INTERVIEW

打首獄門同好会

2017.07.12UPDATE

打首獄門同好会

メンバー:大澤 敦史(Gt/Vo)

インタビュアー:吉羽 さおり

打首獄門同好会が、全4曲収録のニュー・シングル『夏盤』をリリースする。これまで"飯テロバンド"の異名を得るほど、「日本の米は世界一」、「島国DNA」、あるいは「きのこたけのこ戦争」など、数々の食についての歌を作ってきた彼らの最新曲が「糖質制限ダイエットやってみた」である。念仏的なグロウルから、グッとラウドなサウンドでダイエットのメソッドから心の叫びまで描くという、実に打首ならではの視点が生きた面白さ満点の曲となった。現在、来年3月の日本武道館でのライヴに向けてのプロジェクトも進行しており、この手応えと新作についての話を、フロントマン 大澤敦史に訊いた。

-「日本の米は世界一」(2015年リリースのシングル表題曲/今作に同楽曲のライヴ音源収録)と米の歌を歌ったのに、今回は打って変わって「糖質制限ダイエットやってみた」ですか(笑)。

はい(笑)。急に方向転換をというか。自然な流れといえば、自然な流れなんですけどね。少し前は、虫歯にもなっていたし(2016年リリースのミニ・アルバム『やんごとなき世界』収録曲「歯痛くて feat.Dr.COYASS」)。今度は太ったのね、っていう(笑)。

-太ったことがきっかけだったんですか。

まさにそうなんですよ。去年の11月くらいに、人生最高記録の体重をマークしてしまいまして。まぁ、食べすぎたなと(笑)。鏡を見て、体脂肪率を計れる体重計に久しぶりに乗ってみたんです。やや肥満なくらいまでいっているのかなと思っていたら、思い切り肥満のゾーンで、これはまずいと。ツアーが始まる頃合いだったので、仮にも新木場STUDIO COASTでワンマン・ライヴを行うにあたり(※2017年3月開催)、この体型ではまずいと。

-フロントマンですしね。

11月に最高記録を達成して、今年2月に意を決して、噂に聞く糖質制限ダイエットを始めてみたというのがきっかけです。初めは、3月までに6キロ痩せるという、漠然とした目標を掲げて。それでワンマンのときにちょうど6キロ痩せて、結果的に今はそこから2キロ落ちて、計8キロ減りましたね。

-結構、順調に減っていくものなんですね。

そうなんです。それで、"これは面白い、歌にしよう"と思って。

-炭水化物、糖質をカットするって、ダイエットとしては過酷そうなんですけど、どうなんですか。

それがですね、このダイエットのイメージと違うところは、空腹を我慢しなくていいということで。糖質や炭水化物に当たるものを摂らなければ、タンパク質とか油とか野菜とかは、むしろ十分に摂っていい。十分に摂りなさいというものなんです。始めてから、腹減ったけど我慢しなきゃって苦労したことは1回もないんですけど、米とか麺とかを食べられない、我慢しなきゃいけないという別の我慢が出てきて。それが非常につらくてですね、"食べたい!"っていう。二郎のラーメンも食べてないですし。

-「私を二郎に連れてって」(2012年リリースのアルバム『獄門のすゝめ』収録曲/今作に同楽曲のライヴ音源収録)と歌ったのに、こちらも我慢ですね。

各地、ツアー先にもおいしいものがあるんですよね。海鮮丼とかがあると、ピタッと止まるわけですよ。"今日だけは解禁すべきか......"とか。それで、ツアー中はいっそルールづけをしようと思って、ご当地名物は許そうということにしました。例えば、たまに食べに行く福岡の豚骨ラーメンは許そうとか。この前も長野で蕎麦を食べてきましたし、甲府でもほうとうをちょっと分けてもらいましたしね。この糖質制限ダイエットは、1日くらいは休んでもいいというんです。身体の中の酵素──ケトン体といって、そのケトン体の働きを活性化させるのが、この糖質制限ダイエットなんですけど。活性化させたケトン体の働きが鎮火しない程度には、1日くらい解放してもいいという。

-たしかにツアーに行ったら、おいしいものだらけですしね。

やっぱりね、我慢して初めて気づく良さっていうのがありますよね。たまに食べるお寿司1貫とかが、前にも増しておいしいんですよ。そういうふうに、自らに制限を課して楽しみを増やすというやり方があるじゃないですか。ゲームでいう、縛りゲームみたいな。そういうことが前向きに捉えられる人にはいいかもしれません。解放したときのラーメン、解放したときのご飯、本当においしいですから。