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INTERVIEW

G-FREAK FACTORY

2017.07.12UPDATE

2017年07月号掲載

G-FREAK FACTORY

メンバー:Hiroaki Moteki(Vo)

インタビュアー:荒金 良介

前作『FREAKY』も絶好調のG-FREAK FACTORY。そのレコ発ツアー中にもかかわらず、この6thシングル『風林花山』の制作に取り掛かったのには訳がある。7月22日に全国公開される劇場版"お前はまだグンマを知らない"の主題歌とエンディング曲になんと彼らの楽曲が起用されることになったのだ。群馬を拠点に活動し、群馬を背負ってきたG-FREAK FACTORYだからこそ歌えるメッセージを掲げ、壮大なスケールとさらなるチャレンジを試みた4曲について、Hiroaki Motekiにじっくりと話を訊いた。

"SATANIC CARNIVAL'17"の2日目"EVIL STAGE"のトリを務めましたけど、振り切った凄まじいライヴでしたね。MCも多めでしたが。

最近はああいう感じなんですよ。曲じゃなく、喋りで声が嗄れちゃうという(笑)。度が過ぎると良くないけど、ああいう場所をいただいたので、ヘンなスイッチが入ったんでしょうね。トリだから45分もらったけど、6曲しかやれなかったですけど。

-より伝えたい! という気持ちが強くなってます?

せっかく音楽をやってるし、老若男女をターゲットにしているのは音楽以外にないんじゃないかと思って。みんなからヒントをもらいつつ、俺はこれから先こういうふうに生きていくみたいな。そういうヒントを届けられたらいいなと。

-みんなからヒントをもらうとは?

ローカルの現状、被災地のリアルな声とかを聞くたびに、心が折れそうになるんですけど。じゃあ、俺だったらどうするかな、と考えるようになったんですよ。対岸の火事ではないから。俺は群馬県に住んでて、震災も過去になかっただろうし、地形の関係で台風が来てもそれたり、北極、南極の氷が溶けても群馬は沈まないだろうと言われているんですよ。そう考えると、風土的に恵まれているなと。

-えぇ。

天災という意味では重宝しているんですよ。ただ、数年前に雪が降ったときに、いかに自分たちがイレギュラーなものに精通していないかを痛感したんです。この国で音楽をやるためには、そういうものとちゃんと向き合わないとダメだなと。そこに意識を向けると、いざというときに動けるポテンシャルを培えるし、未来のために自分もそういう人でありたいから。

-わかりました。ここで本題に入りたいんですが、今作も聴かせてもらい、曲調と歌詞を含めて、また素晴らしい4曲が揃いましたね。

ほんとですか? あぁ、よかったです。

-今作はやはり映画ありきですか?

シングルを出すつもりはなかったので、映画ありきです。ケツも決まっていたので、アルバムのツアー中にレコーディングしましたからね。キツかったけど、結果やれて良かったなと。群馬に対して、思いっきり歌える機会ですからね。今週(ニュー・アルバム『FREAKY』レコ発ツアーの)ファイナルがあるけど、それを迎える前にシングルを作れるなんて、9年間の暗黒期間があったとは思えないバンドだなと(笑)。ありがたいお話ですね。

-スケジュール的にキツくても、テーマが群馬なので取り組みやすかった?

それはありますね。進めやすかったから。

-今作には映画の主題歌(Track.1「風林花山」)、エンディング曲(Track.3「REAL SIGN」)の両方が収録されているのもすごいですね。原作は漫画ですけど、G-FREAK FACTORYのためにあるような、ドンピシャの内容じゃないですか。

はははは。群馬に"SAVE ON"というローカルなコンビニがあって、そこで立ち読みしたことはあるんですけど。で、今回映画の台本を読んだときに、ほかの人が群馬を見たら、どう思うのかを考えるようになりました。台本を読んでリリックにも着手したので、よりいっそう群馬を知るきっかけになりましたね。中にいると、わからないこともあるから。話をもらったときに時間がないと言われたけど、群馬を背負ってるバンドだから、ほかの奴にやらせたくないと思って。数年前ではなく、このタイミングで良かったなと。

-というのは?

筆が進むスピードが前はもっと遅かったけど、アルバムを作ったあとなので楽曲を作るチャンネルが若干残ってましたからね。数年後にこれをやったら、またリリックも変わるだろうし。アラフォーの奴が葛藤してるぐらいがいいし、群馬の人たちだけが喜ぶ曲じゃダメだなと思って。

-映画の台本を読んだとき、どんな感想を持ちました?

僕らからすると、内容的には群馬の常識みたいな事柄ばかりだけど、他県にはないものを綴っているのはすごいなと思いました。

-Motekiさんのなかで特に意外だったことは?

一番ビックリしたのは"起立、注目、礼"ですね。注目で一度、先生と目を合わせるんですよ。

-へー! 一般的には"起立、気をつけ、礼"ですよね。

群馬は"注目"ですね。で、「風林花山」を書くときは群馬の花ってなんだろうって、ウィキペディアで調べたりとか。間違っちゃいけないから、再認識できました。それもこういう機会がないと、着手しないでしょうからね。群馬の花、群馬の鳥......今群馬を歌うとすれば、どこをどう歌えばいいのかなと。ハッピーハッピーではないし、かといって、自虐的すぎてもダメだから。ちなみに、先に書いたのはエンディング曲なんですよ。

-「REAL SIGN」の方ですか?

はい。こんな感じでお願いしますって、ディレクターの方からリクエストをもらって、1日でプリプロやって、プレゼンしたらビックリされちゃって。そうじゃなくて、「EVEN」(2012年リリースのシングル表題曲)、「ダディ・ダーリン」2016年リリースのシングル表題曲)みたいなあったかい曲がほしいと言われて。それから「風林花山」に着手しました。じゃあ、「REAL SIGN」はエンディング曲にしましょうって。