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INTERVIEW

BAND-MAID

2017.07.14UPDATE

2017年07月号掲載

BAND-MAID

メンバー:彩姫(Vo) 小鳩 ミク(Gt/Vo) KANAMI(Gt) MISA(Ba) AKANE(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

昨年は世界8ヶ国で全9公演にわたる初のワールド・ツアーを成功させたBAND-MAID。今年も初のワンマン・ツアーを行うなど、精力的に活動を続ける彼女たちからメジャー2ndシングル『Daydreaming / Choose me』が届いた。小鳩ミクはインタビュー中に"ひと言では言い表せないバンドになりたい"と語っていたが、今作は初の両A面という形態で、バラードとアッパーなロック・チューンという、現在の彼女たちを象徴する振れ幅のある楽曲が揃った。より幅広いリスナーに向けて、自分たちのオリジナリティを開放するようになった今作について、メンバー5人に話を訊いた。


ひと言では言い表せないバンドになりたい


-前作『Just Bring It』(2017年1月リリースのメジャー1stフル・アルバム)はBAND-MAIDがいままでやらなかったことにも挑戦した作風でした。それを経て、今作は初の両A面シングルになりますね。

小鳩:最初に「Daydreaming」(Track.1)から取り掛かったんですよ。この曲もいままでのBAND-MAIDにない曲調だったから。それとギャップを出す意味でも「Choose me」(Track.2)を作って、両A面で行こうと。

彩姫:どちらかに決めきれなかったのもあるよね。

小鳩:そうですね! で、色が違う2曲を出して、どちらもBAND-MAIDだよ! って。

-1曲目がバラード風の「Daydreaming」なので、聴いた瞬間のインパクトも大きかったです。

小鳩:"BAND-MAIDのバラードを作ってほしい"と彩ちゃん(彩姫)から、かなみんちょ(KANAMI)に注文があって、そこから作り始めた曲なんですよ。

-彩姫さんはなぜバラードをリクエストしたんですか?

彩姫:去年は初めて全国ツアーを回ったり、ワールド・ツアーもほぼワンマンだったので、そこで落としどころというか、落ち着ける曲がないからバラードがあってもいいんじゃないかと。もともとバラード調の曲が好きだし、そろそろ私たちもやってもいいんじゃないかなって。

-なるほど。

彩姫:前作の「Awkward」が曲調的になだらかだったので、そういう曲が欲しいなと。BAND-MAIDに求められているのは激しめの曲だったり、みんなが暴れられる曲だと思うけど......いろんな人に聴いてもらえる曲も欲しくて。

小鳩:前作で自分たちの幅が広がったから、さらに幅を広げてもいいんじゃないかと。ひと言では言い表せないバンドになりたいから。

-このタイミングだからこそ、バラード調の楽曲でも説得力を持って聴かせられるだろうと?

彩姫:そうですね。全国を回ったときに各地でいろんな方が待ってくれていたし、"やっと来てくれたね!"と言われることも多かったですね。海外に行っても待ってくれてる人がいたから。

小鳩:初めて行った海外ツアーも最初は不安が大きかったけど、そこでワンマンができたから、自信もつきましたね。自分たちが思っていた以上にお給仕(ライヴ)で歌ってくれる人もいたので、それが今回のシングルにも出てるかなと。

-海外の人はバラードでもシンガロングするし、好きな人が多いですよね。

彩姫:そうなんですよ!

小鳩:BAND-MAIDでもゆったりした曲は海外でも反応が良くて。

-「Daydreaming」は海外でもウケると思いますよ。

小鳩:ですよね。海外でワンマンをやったときに、一緒に歌ってくれる人が多かったんですよ。なので、コール&レスポンスだったり、一緒に歌えるパートを全部の曲で意識しました。

-演奏面で心掛けたことはあります?

AKANE:今回は曲によってドラムの叩き方を変えました。「Daydreaming」はロック・バラードなので、スネアの音色はドシッとしつつ、メロディをジャマしないように初めてリング・ミュートを使いました。それも勉強になりましたね。プレイの幅を広げられたなと。

MISA:私もバラードが好きなので、初めてこの曲を聴いたときは嬉しくて。激しい曲とはまた違う、自分の好きなフレーズを入れることができました。BAND-MAIDでこういう曲ができて良かったなと。

-「Daydreaming」はどういうふうに作っていったんですか?

KANAMI:メロディはピアノで作ったんですよ。トロピカル・ハウスみたいな要素も入れてほしいと言われて。トロピカル・ハウスとか聴かないので、Justin Bieberとか王道のアーティストを聴きました。

彩姫:海外のアーティストはそういうテイストを取り入れてますからね。だから、Justinとか聴けばって。

KANAMI:でもBAND-MAIDの曲なので、ロックなアレンジは意識しました。

小鳩:面白い注文があったよね?

KANAMI:"宇多田ヒカルをロック調にしたような感じも取り入れて"と言われて。

小鳩:トロピカル・ハウスに加えて、宇多田ヒカルのテイストもね(笑)。曲を作ると、それを彩ちゃんにまず聴かせるんですよ。彩ちゃんが着地点に導いてくれますからね。

彩姫:「Daydreaming」を聴いたとき、待ってました! という感じで。BAND-MAIDらしさがあるバラードに仕上がってるので、天才だね! って言いました。

KANAMI:ははははは。

彩姫:歌いたいメロディだったし、ヴォーカル始まりの曲が好きなんです(笑)。インディーズのころにそういう曲が増えちゃったので、しばらくやめていたんですけど、そろそろやってもいいんじゃないかと思って。

小鳩:サビ始まりの曲で伸びやかに歌いたいと彩ちゃんは前から言っていたから、それが「Daydreaming」でがっつり叶ったのかなと。