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INTERVIEW

ヒステリックパニック

2017.06.14UPDATE

2017年06月号掲載

ヒステリックパニック

Member:やっち(Dr) とも(Vo) Tack朗(Gt/Vo) $EIGO(Gt/Cho)

Interviewer:米沢 彰

-この曲は、すごくグルーヴ感があって、ミクスチャーのノリだなって思うんですけど、ミクスチャーって本来もっとシンプルなんじゃないかなと思いました。展開とかフレーズとか含めて、結構苦労したんじゃないですか?

とも:それはもう、作曲者のおかっち大先生が。

おかっち:なんだろう? ベースのフレーズは手癖なので、苦労はしてないんですよ。他の人はわかんないですけど。

$EIGO:でも、俺は知ってるんですよ。レコーディングのトラック、156回って事実を知ってるんで(笑)。

一同:(笑)

-156回録った!?

とも:手癖とか言うわりに(笑)。

おかっち:1曲通して156回じゃなくて、全部合わせていって......なんていうか、プリプロどおりにはやらないので。そのときの、録るときのノリで"あ、こっちの方がいいんじゃないかな"っていうのをやっていったら、150回超えちゃって(笑)。

$EIGO:まぁでも、正直ざらだよね。

おかっち:僕らは、そのまんまではやらないので、テイク数がちょっと多いんですよね。

Tack朗:いざ、ヴォーカル録りのときに、ベースが全然コードを弾いてなくて、困っちゃうこともあります(笑)。

-ギター的にはどうでした?

$EIGO:ギターはですね......とりあえず1回録って、1回全部なしにしました。

-それはどうして?

$EIGO:単純に、なんかすごく気に食わなかったんです。"よし終わった!"と思って、全部聴いてみて、心の中では"ほんとはダメなのにな"って思いつつ、流して録っちゃった節があったので、"やっぱりだめだ!"と思って、今まで録ったやつを全部デリートして。そうやって、もうあとに戻れない状況にして、そっから......156回くらいやったかな(笑)。

一同:(笑)

$EIGO:でもおかげさまで、歌入りの前のノリ感というか、ちょっと速くてモタッとみたいな感じなんで。あれってライヴで再現するの難しいし、普通にやるのも難しいんですけど、バンドマンならちょっとわかるかなっていう"お!? ええやん!"みたいな。そういうノリを出せたのでよかったなぁって思います。

とも:珍しく$EIGOから電話がかかってきて、"いや~、ギターむずいわぁ~"って(笑)。

一同:(笑)

とも:"やっぱ7弦むずいの?"って聞いたら、"いや、「Head Bang!」が......"って(笑)。

Tack朗:やっぱりグルーヴを出すのが、「Head Bang!」が一番難しかったんで。しかも、あまり歪んでないし、なおさら変な感じというか。でも、あれはライヴ映えすると思いますよ。

とも:最初は頑なに"この曲いらない!"ってずっと言ってたのに。

一同:(笑)

おかっち:何だかんだで、「Head Bang!」はドラムが一番カッコいいんですよね。あのビートをライヴでもずっとキープしてください(笑)。

-ドラム・パート、実際どうでした?

やっち:何も考えてないんですよ(笑)。ただ、もともとおかっちがベースありきで作ったので、ノリだとかフレーズの入るタイミングだとか、そういうところにキックを入れるのかスネアを入れるのかとか考えましたけど、録るときには勢いだけで何も考えずに5テイクくらい録りました。

-シングルだと入れるの難しいですけど、ミニ・アルバムだと入れられるという感じの音楽性ですよね。

とも:しかも、4曲目っていうのがまたいいところに。

-そうなんですよね。すごくいいアクセントになってるなって。

おかっち:ライヴでもすごくいいところに持ってこれそうな。

とも:早くライヴでやりたいね。

-ライヴ全体の流れの中でのテンポ・チェンジってあるじゃないですか。そういう要の部分に置けそうな曲ですよね。

とも:そうですね。

-そしてさらっと"BLACK LAGOON"を忍ばせてくるのも面白いなと思って。サブカル方面の守備範囲広いですよね。

おかっち:連載再開!

とも:うちのディレクターもメンバーも好きだし。歌詞のテーマ的にも、ちょうどよかったから"BLACK LAGOON"って入れとこう! みたいな。......なんか、言っといたらタイアップとかもらえないかなって(笑)。

一同:(笑)

-そういうところの守備範囲の広さも面白いなって、いつも思って聴いてます。で、"ぬるぬる"は飛ばして(笑)。

とも:飛ばすんだ(笑)。

-(笑)「ブルーバード」はSNSのアレですよね?

おかっち:鳥さん。

とも:青い鳥さんですね。

一同:(笑)