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INTERVIEW

妖精帝國

2017.06.02UPDATE

2017年06月号掲載

妖精帝國

メンバー:ゆい(Vo) 橘 尭葉(Gt) Nanami(Ba) 紫煉(Gt) Gight(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

今年結成20周年を迎える妖精帝國が、19thシングル『flamma idola』をリリース! 今作はクワイア・コーラスやストリングスの壮大さ、ゴシック・テイストの妖しさもありながら、さらに磨き抜かれたバンド・アンサンブルを融合させ、唯一無二のメタル・サウンドを作り上げている。メンバーは特に20周年という節目を意識していないようだが、このバンドの個性や武器を改めて見返し、そこに新しいエッセンスを加えることで、進化を遂げた妖精帝國サウンドを生み出している。海外の臣民(ファン)も想定して制作に挑んだという今作について、メンバー5人に話を訊いた。

-今年は結成20周年を迎えますね。これまでを振り返っていかがですか?

ゆい:20年前......最初はユニットから始まったので、今とは形が全然違うからな。その時々で自分たちのやりたいことを模索しつつ、一番いい方法を取った結果、ギターがふたりになり、よりヘヴィで重々しくなったのだが。今回のシングルはその意味では最近のヘヴィ且つ重々しい感じよりも、ちょっと前に戻ったというか......中期あたりかな。中期がいつぐらいかわからないが(笑)。私は少し前に戻った雰囲気を持っているんだが、どうだろう?

橘:戻ったのもあるけど、その雰囲気もありつつ、新しいこともやってますからね。我々の音楽としては、また新しいステージに進んだなと。今意識しているのは進化や変化ですからね。それを聴く人にも楽しんでもらおうと。

-常に挑戦し続けたいと?

橘:そうですね。いままでもいろんなことにトライしてきたし、我々は最初に比べると、激しく変化してますからね。

-紫煉さんは?

紫煉:自分が加入してからまだ4年ですけど、そこからでも変化を感じます。『SHADOW CORPS[e]』(2015年リリースの6thアルバム)でバンド・アンサンブルを突き詰めて、そのもうひとつ先で今回のサウンドができたのかなと。今まで妖精帝國がやってきたゴシックな面と、俺とGight軍曹が入ってから追求してきたアンサンブル、その両方を自分たちのものにできました。今回はそれらを自然に使って作った曲たちですね。

-なるほど。Nanamiさんは?

Nanami:20周年だからこうしたという気持ちはないけど......使ってる楽器も含め、2013年ごろの作品(4thアルバム『PAX VESANIA』)寄りになってますからね。妖精帝國のその時期の曲は、クワイア・コーラスやストリングスを絡めた楽曲が多くて。前作『SHADOW CORPS[e]』以降はその傾向が減っていたので、今までの色も取り入れつつ、新しいことができたんじゃないかと。

Gight:今回の曲は集大成のような面も感じてます。自分が加入した当時のリズムの使い方......裏打ちだったりドコドコだったりふんだんに曲に盛り込んでたり。それでいて民族的なメロディとかで新しいテイストも取り込んだりで、妖精帝國でありながらまた新たな一面が見いだせた作品になったと思います。

-20周年はそこまで意識してなかったけど、結果的に過去の色合いを汲んだ作風になったと。

ゆい:20周年だからアルバムを作りたい気持ちもあったが、今回はシングルなので、今できる最高に面白い曲を作ろうと。


今後はもっと海外でやっていきたいという野望が
今作には表れている


-妖精帝國の個性や武器を改めて見返したときに、過去の色合いも浮上してきたというニュアンスですか?

橘:そうですね。

ゆい:メタルの良さと過去にあったファンタジックな要素、妖しい雰囲気、その融合ができたんじゃないかと。

橘:今回は海外展開も視野に入れているというか。

-あっ、そうなんですか。それは知らなかったです。

ゆい:それはどこにも書いてない。我々が勝手に思っていることだ(笑)。日本人はもちろん、海外のみんなが聴いてもかっこいいと思う曲を意識した。

橘:だから、我々のわかりやすい個性を出せるようにと最初に考えました。

ゆい:今はありがたいことに毎年海外でも歌うことがあるのだが、海外の臣民(ファン)たちにも楽しんでもらえる曲を作ろうと。

-それを意識したのは今作が初めて?

ゆい:そうだな。過去作で我々の曲が海外でよく聴かれているということはあったが、あえて念頭に置いて作った曲はおそらく初めてかもしれない。特に「flamma idola」(Track.1)はそうだな。

紫煉:その曲がMVにもなるので、YouTubeにフルでアップされたら、世界中の人に観てもらえますからね。