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INTERVIEW

YASHIRO

2017.05.09UPDATE

2017年05月号掲載

YASHIRO

インタビュアー:荒金 良介

Mary's BloodRaychellなど様々なアーティスト/バンドのサポートで活躍する女性ギタリスト、YASHIROが初のソロ・アルバム『Astraia』を発表。今作は彼女自らヴォーカルを取った曲からメロディアスな"歌心"を発揮したインストゥルメンタル曲まで、バラエティに富む楽曲が揃っている。ハード・ロック/ヘヴィ・メタル好きはもちろん、ポップスやバラード風味の曲調もあり、多くのリスナーを取り込めるであろう非常に間口の広い作風だ。とはいえ、YASHIROといういち女性ギタリストの内面を投影した優しく、柔らかく、懐の深い人間味が感じられる初ソロ作に仕上がっている。初めて作詞作曲にもトライしたという彼女にじっくり話を訊いてきた。

-YASHIROさんがギターに興味を持ち始めたきっかけは?

実は、私がギターを始めたきっかけは何となくなんです。

-何となくですか!?

ははは、そうなんです。もともとピアノはやってて、音楽は好きだったんですけどね。通っていた音楽教室にアコースティック・ギターがあって、それを男の子が弾いてる姿を見て、何となくやりたくなって。で、親に"ギターやってみたい"と言ったら、勉強の妨げになるからダメと言われたんです。でも、ダメと言われたらやりたくなるじゃないですか(笑)。何がなんでもギターをやりたいから、軽音楽部に入ったらギターをやれるかなと。それがきっかけです。

-それは高校生のころですか?

そうですね。だから、誰かに憧れて、誰かのライヴを観てという強い気持ちはなくて。自然発生的にやりたいなと思ったんです。

-ピアノとはまた違う魅力をギターに感じたんですかね?

バンドやライヴをやってみたいと思って、ライヴには強い憧れがありましたね。私は兄がふたりいるんですけど、兄がバンド大好きで、音楽系のテレビ番組を流したりしてたので、自分の中の音楽はバンド・サウンドの印象が強くて。バンドを組んで、ギターを弾いたら、ライヴができるかなって(笑)。

-お兄さんが流していた音楽とは?

L'Arc~en~Ciel、GLAY、SADSとか......バンギャみたいですね(笑)。

-YASHIROさんはバンギャではない?

違います。友達に誘われてライヴに行ったことはあるけど、自分はプレイする側に回りたくて。

-YASHIROさんの音楽的な好みというと?

自分で初めて買ったCDは相川七瀬さんで、あとは大黒摩季さんとか、ロック系のミュージシャンが好きですね。盛り上がれる曲、かっこいい曲が好きでした。ひとつのバンドに固執せず、いろんなアーティストの音楽を聴いてましたね。

-ほかにはどんなものを?

色気づいて、洋楽を聴く時期があったんですよ。そのときにTOTOにハマりました。あとはEric Clapton、EAGLESですね。

-好みが渋いですね。聴くきっかけは?

何だろう......TOTOはなんとなく聴いて、好きになりました。Eric Clapton、Steve VaiAndy Timmonsとか、ギタリストが好きな友達がいたので、いろいろ聴かせてもらいました。で、自分でもジャケがかっこよさそうなもので選んで聴いたりして......TOTOもそうかもしれない。"あっ、かわいい名前"って(笑)。TOTOはライヴも観に行きました。周りは大人だらけでしたけど。

-TOTOのどこに魅力を感じたんですか?

Bobby Kimballさん(初代ヴォーカル)よりも、Joseph Williamsさん(3代目ヴォーカル)の方が好きなんですよ。TOTOは「Africa」(1982年リリースのアルバム『Toto Ⅳ』収録曲)を聴いて、かっこいいと思って、少しずつ追っていきました。やっぱりおっとりというか、優しい曲が好きですね。

-それは今作にも通じますね。ハード・ロック/ヘヴィ・メタルはどうですか?

どハマリはしてないけど、IN FLAMESSOILWORKとか、バラバラなんです。お薦めされたら聴くけど、そこまで深追いしないので。あっ、ANGRAのKiko Loureiroさんのソロ作を聴いて、すごくかっこいいなと思いました。

-現在はMEGADETHのギタリストとしても活動してますからね。

そうですよね。ギタリストのソロ作はほかにNuno Bettencourt、Andy Timmonsは聴いてます。テクニカルなギターでガン! と押されるよりも、歌モノのギターが好きですね。日本のギタリストでも、去年拝見したB'zの松本(孝弘)さん、SIAM SHADEDAITAさんとか、おふたりともテクニックをお持ちですけど、ソロ・ライヴに行くと、ギターが歌ってるんですよね。ヴォーカルがいないだけで、ギターがヴォーカルの役割をしているみたいな。歌心のあるギタリストに惹かれますね。

-海外のギタリストはどうですか?

John Mayerが好きです。かっこいいから(笑)。あと、Joe Satrianiも好きですね。