MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

Zephyren代表GEN氏×MY FIRST STORY

2017.04.10UPDATE

2017年04月号掲載

Zephyren代表GEN氏×MY FIRST STORY

MY FIRST STORY:Hiro(Vo) Teru(Gt)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by umihayato

-こういうときにちゃんと内省的に自分の中に要因を見つけて、次に繋げようとする姿勢って大事ですよね。これまでにそういうことを繰り返してきたから、大きくなってきたのかなって感じました。

Hiro:もし全部うまくいったら面白くないですし、失敗して、なんで失敗したかを考えるのが成長に繋がると思うので。全部成功してたら、ただのポテンシャルだけの人間でしかない気がするんですよ。たまたま全部成功しただけだと、それはイコール成長ではない。成長のない生き物ほど美しくないものはないと思ってるんです。それこそ1stアルバムのころからそうですけど、成長過程が見られるっていうのは、一番いいことだなって。

-このGENさんとの対談シリーズで、GENさんと親交が深く、関係も長いROTTENGRAFFTYNOBUYAさんは、前回の対談で"日本武道館を経たMY FIRST STORYがどういうステージを見せるか楽しみ"とおっしゃっていましたね。

Hiro:おおお! 頑張ろう!

Teru:頑張ろう!

GEN:すごい評価してくれてて、2回言ってましたよ(笑)。

-なので今回は、お客さんに観られているだけじゃなくて、いろんなバンドマンからもすごく観られてるっていうことになるかと思います。

Hiro:それも、やっとそこまで来たかなって感じがします。僕たちは、良くも悪くも、そういう付き合いをしてこなかったので。それでもやっぱり、この5、6年で自分たちなりに考えてやってきた結果が、みんなが気にしてくれるまでに到達したっていうことかな、と。それが一番の実績というか、それこそが結果だと思ってるんです。たぶん、1、2年目ぐらいには、気にもされてなかったと思うんですよ。それを気にしてもらえるっていうことは、やっぱり嬉しい。無関心っていうのが、一番良くないことだと思うんです。

-僕らの目線でも、イベントやフェスのステージ袖で誰が観てるかって、実は結構気になって見てますね。

Hiro:あぁ! ありますよね。舞台袖に何人いるかで、そのバンドの注目度が見えるっていう(笑)。

-それこそ、外タレも入ってるようなイベントだと、外タレまで観に来るかどうか、とか。観てるとなんとなく気になるんですよね(笑)。逆に、今回のA.V.E.S.T project vol.10で楽しみなことや気になる共演者などいたら教えてください。

Hiro:やっぱり、自分たちのことがすべてですね。僕は結構、自分たちのことを客観的に見てるので。ライヴやってる間は、完全に主観で"自分たちが世界で一番カッコいい"って思いながらやってるんですけど(笑)。それ以外はクソだと思ってるんで。だから、武道館を経て何本かライヴもやって、自分的にも思い入れのあるこのイベントで、自分たちがどんだけやれるのか。それがまぁ、一番楽しみですね。

GEN:俺も楽しみだけどね。いろんなライヴを一緒に観るからね。その中でMY FIRST STORYはどうなんだって、たぶん一番緊張するし。最近は忙しくて観れてないので。

-GENさんがご覧になるのも久しぶりなんですね。

GEN:うん、久しぶりだね。

-Teruさんはどうですか?

Teru:そうですね。個人的になっちゃうんですけど、般若さんとかすごく楽しみですね。

Hiro:"フリースタイルダンジョン"でしょ?

Teru:そうです、そうです。

GEN:結構好きなの?

Teru:結構見てます。当日は、お酒とか飲みながら観たいですね。

GEN:紹介したい。怖そうですが優しくて素晴らしい人ですよ(笑)。

-初対面になるんですね。

GEN:たぶん初だよね。

-撮影で会ってるのかなって勝手に思ってたんですけど。

GEN:会ったことないよね。

Hiro:そうですね、怖いです(笑)。

GEN:(笑)仲良くなってくれたら俺的には嬉しいけどね。思ってることは、みんな一緒ですからね。さっきHiroが言ってたみたいに、誰だって誰とでも心を開く感じでもないところとか。でも上に行くようなアーティストってほとんどそういうところはあるなって思うし、その中での役割っていうか、引き合わせるためにこういうイベントとかやってるし。そういう立場だから俺はいろんな人に会うようにしてるけど、それでまた通じ合えるものがあればいいんじゃないかなって。

-今回は、特に"ロックとヒップホップを繋げていきたい"っていうテーマもありますからね。

GEN:うん。だから、マイファスも観てもらいたいしね。

-ヒップホップの人たちも観に来るでしょうね。

GEN:来ると思うよ。やっぱり、武道館って話はよく出るからね。

-さっきの"縛りが出ちゃう"っていうような話がある一方で、そういう絡みができると、今までになかったような共演も生まれたり、面白いこともあるんじゃないかと思います。そういうGENさんらしさという意味でも、異ジャンルの輪が実際に広がったらいいなって思いますね。怖いかもしれないですけど(笑)。

Hiro:それって般若さんの話じゃないですか(笑)。