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INTERVIEW

ROA

2017.04.11UPDATE

2017年04月号掲載

ROA

メンバー:Masatomo(Vo) SHU(Gt) TONO(Gt) Miyo-C(Ba) AKABA(Dr) Moroboshimann(津軽三味線)

インタビュアー:山口 智男

1stミニ・アルバム『KALACREATION』のリリースから1年半。その間、フランスで開催された"JAPAN EXPO 2016"出演やシングル3ヶ月連続リリースと活動をさらに加速させてきたROAが、現時点での集大成と言える1stフル・アルバム『OOPARTS』をついに完成させた。"out-of-place artifacts"=時代錯誤遺物を意味するタイトルからは、洋楽の影響が色濃いロックに津軽三味線を加えた自分たちのサウンドの独自性に対する自信が窺える。今回のインタビューでは、バンドのバックグラウンドにまで遡って、メンバー全員に話を訊いた。

-『OOPARTS』を聴くかぎり、和洋折衷をコンセプトとして掲げる現在のROAのサウンドは成り行きでそうなったというよりは、あらかじめこういうバンドをやろうというコンセプトありきで作り上げていったんじゃないかと感じたのですが、実際、ROAはどんなふうに始まったんでしょうか?

AKABA:もともと、和楽器を入れたバンドをやりたかったんです。このバンドは僕が全曲作っているんですけど、日本の文化も、西洋の文化もどちらもリスペクトしているし、日本だけに留まらず、海外にも発信していけるバンドをやりたいと思って作りました。

-和楽器を入れたバンドということは、最初は三味線に限っていなかった?

Masatomo:三味線が入ったのは結果なんです(笑)。

AKABA:最初は琴を入れてみたんですよ。

Masatomo:そうだ。最初のイメージは琴でしたよね。

AKABA:チューニングも複雑で音量もかなり小さいので、琴ってすっごく難しいんですよ(笑)。三味線ももちろん難しいんですけど。和楽器と言っても、和太鼓、三味線、琴といろいろあって、普段目に触れる機会はあっても、それがどんな楽器なのか細かいところまではわかっていなかった。それで、和楽器のことをもっと詳しく知りたいと思ったとき、友人が面白い三味線弾きがいるよって言うから、じゃあ和楽器のことを聞きにいってみようって行ってみたら、Moroboshimannだったんです。そのとき、僕が作った曲を聴かせて、"これを形にしたい。どうやったらできると思う?"って聞いたら、"これは俺にしか絶対できないからやらせてくれ"って言ったので、そのままメンバーになってもらいました(笑)。

-そのときには他のメンバーは揃っていたんでしょうか?

SHU:僕はMoroboshimannと同じぐらいでした。本当に前日に起きたばかりの前のバンドの愚痴を聴いてもらおうと思って、翌日TONOを呼び出したら、"じゃあ、うちのバンド入っちゃう?"って誘われて。その場にリーダーのAKABAさんも来てくれたんですけど、"やります"って答えたら、"あ、三味線が入るの決まったから"って言われました(笑)。 

Masatomo:最初は、この4人(AKABA、TONO、Miyo-C、Masatomo)で月一ぐらいでスタジオに入っていたんですよ。

AKABA:僕とMasatomoは地元の先輩後輩で、お互いにもともとやっていたバンドはなくなったけど、音楽はやめたくない。一緒に何かやろうって感じで始めたんです。最初、Masatomoは"ガツガツやるのではなくて、ゆるっとやりたいんですよ"って言ってましたけど、曲を作りながら、ずっとやりたかった和洋折衷をここに取り込んでみたらどうなるんだろうと思いながらやっていくうちにMoroboshimann、SHUが加わって、気づいたらものすごい速度で動いていたって感じなんです。

Masatomo:AKABAさんとはもともとジャンルが違うんですよ。バンドが少ない田舎だったから対バンしてきましたけど、普通だったらたぶん出会っていない。

AKABA:僕はもともと、パンク・バンドが多かったですね。Masatomoは歌モノのロック/ポップス・バンドというか。

Masatomo:やんわりしたミクスチャーみたいなところにいましたね。

AKABA:そういう意味では、メンバーそれぞれにやっていたバンドは全然違うんですよ。

-じゃあ、それぞれにもともといたジャンルとかバックボーンになっている音楽とかを教えてもらってもいいですか?

Moroboshimann:僕は音楽に目覚めたのはハイスタ(Hi-STANDARD)です。

Masatomo:ギターをやってたらしいです。でも弾けなくて、弦を減らして三味線に(笑)。

Moroboshimann:芸歴は三味線の方が長いですからね! みんなそうだと思うんですけど、楽器の少なさも含め、ハイスタは衝撃だったんで。だからパンクとかイギリスのデジタル系の音楽とか、僕、第2の師匠はSQUAREPUSHERなんです。それと演歌です(笑)。

-演歌って例えば?

Moroboshimann:仕事で細川たかしさんとか長山洋子さんとかとやらせてもらっているんです。10代の後半から20代の前半、その現場で育ててもらったんです。

-三味線はいつから?

Moroboshimann:小学校を卒業するかしないかぐらいからです。きっかけは表向きとしてかっこいいことを言うと、今の師匠の演奏を聴いたことです。でも、本当の理由はなんとなく(笑)。楽器の形が好きなんです。正直、人が持っていないときが一番好きなんです(笑)。三味線って60種類ぐらいあるんですけど、僕がやっている津軽三味線が一番フォルムがかっこいいんですよ。

-じゃあ、ロックに和楽器を入れることには全然抵抗がなかったわけですね?

Moroboshimann:そうですね。この歳になってやっとやる場所が見つかりました。

-Miyo-Cさんは?

Miyo-C:もともとはJ-POPが大好きで、自分がやっていたバンドはミクスチャーだったんですけど、それは高校時代、バンドを組んだときに出会いました。そこでMasatomoと出会ったんです。Masatomoとは結構一緒にやったりしていて。

AKABA:この3人は地元が福岡なんですよ。

-ミクスチャーでは、どんなバンドが好きだったんですか?

Miyo-C:宇頭巻(※現UZMK)とか、山嵐とか、それこそDragon Ashとか。