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INTERVIEW

OUTRAGE

2017.04.13UPDATE

2017年04月号掲載

OUTRAGE

メンバー:橋本 直樹(Vo) 阿部 洋介(Gt) 安井 義博(Ba) 丹下 眞也(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

LOUDNESSとOUTRAGEの共同ライヴ・イベント"LOUD∞OUT FEST"が、今年も開催されることになった。今回はスペシャル・ゲストにGALNERYUSを迎え、壮絶なる"メタル三つ巴合戦"を期待せずにはいられない! さらに今回は初めて東京、大阪の2公演開催に踏み切り、より多くの人たちにこのイベントの醍醐味を味わってもらえることだろう。奇しくもLOUDNESSは名盤6thアルバム『LIGHTNING STRIKES』(日本盤タイトル"SHADOWS OF WAR")30周年イヤー、OUTRAGEはデビュー30周年を迎えることもあり、盛大なパーティーが繰り広げられそうだ。主催バンドのひとつであるOUTRAGEのメンバー4人に話を訊いた。

-今回は"LOUD∞OUT FEST"を中心に話を聞きたいと思います。それでまず今日はメンバー4人全員が揃っていることも珍しいので、丹下さんにはOUTRAGEの30周年について振り返ってもらったんですけど(※2017年2月号掲載)、ほかのメンバー3人の感想を聞いてもいいですか?

安井:俺的にはそんなに気にしてなくて。気づいたら30年という感じで、まだ15年ぐらいの感覚なんですよね。また気づいたら、40年を迎えるんだろうなという感じです。こんな言い方もあれだけど、何の感慨もなくて(笑)。

-安井さんがリード・ヴォーカルを務めていた3人時代のOUTRAGEを振り返って思うことは?

安井:それもただ橋本さんがいなかっただけで、それで話が終わっちゃうんだけど。

丹下:ははははは。

安井:でもそのおかげで、自分のヴォーカルは上手くなりました。あの3人時代を経て、30周年を迎えることができたし......"LOUD PARK"だろうが、小さいライヴハウスだろうが、どっちも同じ気持ちでやれる自信はつきましたね。

橋本:リユニオン以降、あるときからがんがんコーラスを取り入れるようになったんですよ。ハーモニーにしても長いフレーズを歌えるし、リユニオン以降のOUTRAGEは、そういうこともできるようになりましたからね。

-なるほど。阿部さんはどうですか?

阿部:誕生日が来ると、なんだか嬉しい気持ちになるし。乾杯の言い訳ができるというか、そういう意味では30周年を楽しんでます。バンドで積み重ねてきた......という感覚もなくて、日々を生きるのに精一杯でしたからね。振り返れば、橋本が戻って来たときはドラマチックだったなと。

-再び元の形に戻れたという感覚ですか?

阿部:最初はゲストという感じだったから。それが終わったら、また3人に戻ると思っていたし。気づいたら、今の状態になっていたという。

安井:まぁ、新しい刺激ができたからね。

-というのは?

安井:(橋本が)やめるという刺激があり、3人でやるという刺激もあり、また戻ったという刺激があったから。

-橋本さんはどうですか?

橋本:僕も何も考えてなかったんだけど、30周年をきっかけにいろんなインタビューを受けるたびに思うことがあって......自分のプライベートや心の動きが歌にも影響を与えるんだなと。バンドが良くても、自分が問題を抱えていたら、同じことをやっても......後ろに引いてるように映るのかなって。30年を振り返ると、良いこと悪いことが表裏一体でしたね。自分の脱退前後のことを考えると、当時は目の前の点をただ踏み潰していくだけで、そこに意味を見いだせなかったし、ネガティヴな感情もありましたからね。それを経て、脱退したことを含め、OUTRAGEは今こうして30年続いてますからね。当時はやめざるを得なかったというか、もちろん僕とバンドの関係がギクシャクした時期もあったし、それからリユニオンを経て、30年があるわけだから。悪い時期があったからこそ、ほかのメンバーとの関わり方も考えるようになったし、周りのことも考えられるようになりましたね。

-えぇ。

橋本:脱退以前はまったく周りのことを考えなかったし、自分がやりたいことを力いっぱいやるだけだったから。自己中と言われたらそれまでだけど......それでうまくいくわけがなくて。当時はOUTRAGEが自分のすべてだったけど、やめるしかなかった。で、フルタイムの仕事に就こうと思ったんだけど、それまでの常識が染みついちゃってるものだから、全然就職できなくて。履歴書も、面接もよくわからなくて。会社の上司に対して、タメ口をきいてたからね(笑)。

-あぁ、そうなんですね。

橋本:その時点でダメでしょ(笑)? 仕事にも就けなくて、そこでいろいろ学びました。人として最低限の社会性を身につけなきゃいけないなと。あまりにもバカすぎて、社会の中で生きるためには協調性が大事だなと。で、ちょうどいいタイミングで、"20周年のライヴをやらない?"という声が掛かったから。人って変われないと思っていたけど、変われるものだなと。当時、最悪だと思っていたことでも、今後を見据える意味でもOUTRAGEというバンド、俺というひとりの人間にとっては必要な時間でした。

-話は急に変わりますけど、30周年記念ボックス『XXX BOX』(2017年2月リリース)に伊藤政則さんが見つけてきた秘蔵映像も入ってますよね。メンバーみなさん若いんですけど、特にジャージ姿でひょいひょい歩いてる橋本さんの姿がインパクトあって(笑)。あれは20歳ぐらいですよね?

橋本:そう。あっちが普段の姿で、ステージ上は戦闘モードになるからね。

安井:今回のアーティスト写真も20歳のころだからね。

-橋本さんがMOTÖRHEADのTシャツを着ていた写真ですよね?

橋本:あれは丹ちゃん(丹下)から借りたんだけどね。革ジャンもそうなんだけど。

-そうでしたか! 当時の映像を見返して思うことはありました?

阿部:う~ん、わりと観れたかな。自分で観るのは好きじゃないけど、あれは面白かった。

橋本:今よりハジけてたし、ペラペラ喋ってるからね。昔の自分を見て、ちょっと社交的な感じがした(笑)。

安井:若いなぁ、と思いました。