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INTERVIEW

Ailiph Doepa

2017.04.13UPDATE

2017年04月号掲載

Ailiph Doepa

メンバー:アイガーゴイル(Vo) レッドジブラ(Ba) パプリカ パプリコ(Gt) ドナルディー ケチャップ(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

今年、結成7周年を迎えたAiliph Doepa(読み:アイリフドーパ)がニュー・シングル『BONUS』を発表。表題を見て、"?"が頭に浮かんだ人も多いだろう。そう、今作は2曲+ボーナス・トラック3曲の全5曲というボリュームだから、"お得感満載のボーナスですよ!"という意を含んでいる。その中でもボーナス扱いの「Shimokitazawa」はJ-Rock化計画というプロジェクトを立ち上げ、ドラマ仕立てのMVまで作り上げる力の入れようだ。人を食ったアプローチも本気で取り込む姿勢は彼ららしく、ほかの楽曲においてもヘヴィ且つコミカル、さらにキュートなミクスチャー・サウンドを炸裂させている。ますます我が道を突っ走るメンバー4人に直撃!

-今作は7周年記念シングルになりますね。少しリリース間隔が空いた気もしますが。

アイガーゴイル:そうっすね。自分たち的には頑張ったつもりで(笑)、わりとスパン短めの感覚だったんですけど。今回はシングルだけど、2曲にプラスして、ボーナス・トラックが3曲あるし、"ボーナスの方が多いやんけ!"って形態です。内容が盛りだくさんだから、"BONUS"というタイトルを付けました。

-前作『MARS』(2016年リリースの2ndシングル)以降のバンドの状況はいかがですか?

アイガーゴイル:(収録曲の)「Let it Die~Requiem of my Soul~」が、こないだ本格的に配信されたんですよ。そしたら海外のリスナーがちょこちょこ増え始めました。ただ、僕らはこの曲のMVを作ってないので、なぜか「Mashed Potatoes」のMVを海外の人が見て、コメントを書いてくれるようになったんですよ。

レッドジブラ:ウチらの曲の中で「Mashed Potatoes」は取り上げられることが多いよね?

アイガーゴイル:俺は「MARS」の方が力を入れて頑張ったんですけどね(笑)。で、それから自分たちでプロジェクトを企てて活動しているんですけど、コンプリート・アルバム(2016年リリースの『Ailiph Doepa』)のときはプロジェクト・フェニックスという企画を立ち上げたんですよ。で、次のプロジェクトはどうしようかと思ったときに、「Shimokitazawa」(Track.3)という曲を思いついて、これはJ-Rockっぽいなと。じゃあ、あえてJ-Rockに脱線するのもありかなと思って、曲ありきで、J-Rock化計画というプロジェクトをやろうと考えたんです。「Shimokitazawa」のMVを最終ゴールにして、それを前提にドラマを作ろうと。

-それで今作を発表する前に、J-Rock化計画PART1~3の映像を公開したんですね?

アイガーゴイル:そうですね。ドラマから始まるMVとかあるじゃないですか。そのドラマ部分がクソ長いバージョンというイメージですね。

パプリカ:これだけ力を入れて「Shimokitazawa」を作ったけど、シングルの中ではボートラ扱いですからね。推し曲でも何でもないという(笑)。

アイガーゴイル:売り出したい曲じゃなかったからね。

レッドジブラ:ドラマをやりたかったんだよね?

アイガーゴイル:うん、ドラマ用の曲ですね。

レッドジブラ:一度脱線して、お客さんの反応を見たくて。僕らはフザケ半分だったけど、お客さんは本当に"J-Rockバンドになっちゃうの?"と思う人もいたから。自分たち的にはかなりの変化球だけど、意外とみんなポジティヴに受け入れてくれて、いい意見の方が多いんですよ。「Mashed Potatoes」が結構ディスられたんで、もっとディスられると思っていたんですけど、そうでもなくて。バンドと聴いた人の感覚が違うのも面白いなと。

-バンド的には「Shimokitazawa」で、ザワザワさせたかった?

レッドジブラ:そうでもないんですけどね(笑)。

アイガーゴイル:曲に無理矢理、映像を肉づけした、壮大なノリツッコミみたいな曲ですからね。J-Rockをやってるけど、こんなサビじゃダメだって曲の中で言ってますし。これをドーパ(Ailiph Doepa)一押しの代表曲とは認知されたくなくて(笑)。まぁ、予想外にウケが良かったんで、複雑な心境ではあるんですけど。J-Rock化計画を立ち上げたときはザワザワしていたのに、いざJ-Rockっぽいことをやったら、ウキウキ喜んでるじゃねぇかって。サビは四つ打ちが好きなんか! って。ただ、こういう曲を量産するわけではないし、ドーパを聴いてもらうための入り口を増やしたかっただけなんですよ。にわかから入って、中枢に入ってくれたらいいなと。

-ドーパというバンドに触れるきっかけになる曲を作ろうと。

レッドジブラ:曲ができちゃったという感覚の方が強いんですけどね。下北沢は別にディスりたかったわけでもなく、ドラマがあったうえで歌詞がそうなっただけですから。そこは誤解してほしくなくて......下北沢は嫌いなわけでもなく、むしろ憧れの街ですからね(笑)。

-曲だけ抜いて聴くと、あからさまな下北沢ディスですからね(笑)。

レッドジブラ:その前のドラマありきの曲なので、セットで聴いてもらえたらなと。

パプリカ:今回はビックリするぐらい、5曲とも違いますからね。こいつ(アイガーゴイル)が飽き性なので。

アイガーゴイル:それはある。違うことをやらないと、7年も続けられないですよね。「Shimokitazawa」は自分で自分を試すというか、新しいことにチャレンジしたくて。脱線することで、原点に戻ってきたときの気持ちよさがわかるだろうし。それなら、一度遠いところに行ってみようと。

-なるほど。

アイガーゴイル:昔の「The Cat Man」(Track.5/2012年リリースのレア・シングル表題曲)も今回はリアレンジして入れたんですよ。それなら、姉妹曲として「Doggy Man」(Track.4)を作ろうと。短期間で作ったけど、個人的に大好きになっちゃって。STATIC-Xみたいなニューメタルに仕上がりました。