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INTERVIEW

PRAISE

2017.03.17UPDATE

2017年03月号掲載

PRAISE

メンバー:Yuta Kobayashi(Vo) Aori(Gt) jorge(Dr)

インタビュアー:山口 智男

-いろいろな意見をもらいたいという意味では、今の音楽シーンを批判しているようにも聴こえる「Who Caused?」は、物議を醸しそうですね?

Yuta:そうなったら、おっしゃ! って(笑)。今、26歳の僕が中学生のころってテレビのランキング番組に、まだロック・バンドがいっぱいいたんです。それが今は、なんじゃこりゃみたいな。それもその人たちの表現だからいいんですけど、だからって"あいつらはあいつらだから、俺らは俺らだから"ってライヴハウスでやり続けてればいいのか? いや、俺は納得できない。我慢できない。じゃあ、もう言っちゃえ。こんなことを言う奴もいるんだぞ。ボケッとしてんなよって気持ちもあるんです。

-ヘヴィなリフだけで押し通すだけではないバンドのアンサンブルも聴きどころではないかと思うんですけど、どんなこだわりがあるんでしょうか?

Aori:激しい音楽だけじゃなくて、僕は静かな音楽も好きなんですよ。だから、ずっと歪んだ音で押し通すロックもあると思うんですけど、曲の流れ的に激しい嵐が起きたとしても嵐のあとには絶対、青空がある。その差を曲中で表現したくて、例えばクリーンの音は本当に......激しいのからクランチ気味って展開はよくあると思うんですけど、僕は本当に極端に静かにしたかったんですよ。静かにすればするほど、Yutaのリリックにもストーリーが生まれるんじゃないかと考えて、静と動のコントラストを追求しました。今回の『NEXTAGE』は、そういうところを多めに作っていますね。

-2本のギターのコンビネーションも聴きどころですね。

Aori:tatsuya(Gt)の良さはエモーショナルなフレーズにあると思うので、僕がバッキングに徹して、tatsuyaには存分にリードを弾いてもらっています。それがPRAISEのスタイルだと思うんですけど、「NO PLAN DAY」はその役割分担がしっかりできた曲だと思います。

-その他にギター的な聴きどころは?

Aori:「Who Caused?」のリフの力強さとサビのコード進行は、新しいものができたという実感があります。そこにみんなのアレンジが加わって、かなり面白い曲になりましたね。「カセギテーゼ feat. SHABACO」(Track.7)のリフの気持ち悪さも聴きどころです(笑)。でも、聴けば聴くほどハマると思います。

Yuta:シンセっぽいギターのフレーズも含め、いかに気持ち悪くできるか研究したもんね。

-ドラムはいかがですか?

jorge:とりあえず曲がめんどくさいうえにドラム泣かせの曲が多い(笑)。おかげでどの曲も、これはなかなか真似できないぞってドラムになりましたね。全曲、アプローチが違うんですよ。「DK」(Track.3)はすごくハネているし、「ACID」はかなりエモさを意識しましたし、「カセギテーゼ feat. SHABACO」はヒップホップっぽいというか、トラックっぽいビートだし。でも、「NO PLAN DAY」がフィーリング的には一番難しかったかな。ロック・バンドがやるアプローチじゃないから、そのギャップをどう聴かせるかが自分の中では挑戦でした。ライヴでやるのは難しいけど、ハマッたらめちゃめちゃ楽しいと思います。

-「カセギテーゼ feat. SHABACO」にはSHABACOさんのラップがフィーチャリングされています。

Yuta:僕がラップしていたころ、一緒にクラブに出ていた実の弟なんですよ。ぽーんとぶん投げて、"ここの間(のラップを)書いてきて"って言って、書いてきたものをほとんどそのまま使っているんです。今後、フィーチャリングっていろいろやりたいと思っているんですけど、その一発目ってことで、自分の思っていることをまっすぐに書いた曲だったんで、小さいころから一緒にいる弟なら説明しなくても、奴なりに消化して、ばーんと持ってくると思いました。身内だから恥ずかしいんですけどね(笑)。でも、アーティスト同士って感覚で関わりを持てるのは、それはそれで面白いのかなと思いました。

-4月14日の渋谷THE GAME公演から全10ヶ所を回るリリース・ツアーの意気込みを最後に聞かせてください。

Yuta:前回は自主リリースだったから、自分たちでブッキングもして、CDも手売りしたんですけど、今回は流通もかけるしってことで、メンバー以外の人たちに支えられながらツアーを回るんで、自己中なことはせずにしっかりと自分たちらしさを届けたいです。"東京東京"って言ったら、"なんだよ"って思う人もいるかもしれないけど、そこは自信を持ってレペゼンして、東京にもこういう泥臭い奴らがいるんだってハッとしてほしい。地方には東京とは違う空気感があると思うので、それを感じながらのライヴは、自分たちにとって新鮮な体験になると思うんですけど、東京に戻ってきたとき、改めてぐちゃぐちゃしている東京の街が理解できるかもしれないですね。そういう意味では、自分たち自身はもちろんですけど、音楽が本当に持っている力を見つめ直すツアーになったらいいと思います。30分のステージでどれだけのものを残せるのか、その可能性を感じたいですね。