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INTERVIEW

Earthists.

2017.03.08UPDATE

2017年03月号掲載

Earthists.

メンバー:Yui(Vo) Yuta(Gt) Yuto(Gt) Shugo(Ba)

インタビュアー:今谷 重治

カナダのDjent系テクニカル・バンド THE AFTERIMAGEのSam Jacobs(Gt)をフィーチャーした楽曲「FLUX」をリリースして話題を呼んだ、東京を拠点に活動するDjent/プログレ・メタルコア・バンドの新鋭"Earthists."。2016年3月にはALESANAやA SKYLIT DRIVE、ERRAなどを輩出したアメリカの名門レーベル"Tragic Hero Records"と契約を果たした彼らが、このたびデビュー・アルバム『DREAMSCAPE』をリリース! 活動初期から海外を見据えた展開をしていたという彼らに、結成から海外契約までの流れや、世界基準を提示したハイクオリティなデビュー作の魅力などをメール・インタビューで訊いた。このシーンにおいて今後重要な地位にのし上がっていくであろう彼らに、ぜひ注目してほしい。

-激ロック初インタビューになるので、まずは結成の経緯からお聞かせください。

Yui:発足当時はYuta、kumao(※2016年12月脱退)、そして僕の3人でした。Yutaが仙台に住んでいたときはまだお互い別々にバンドをやっていたのですが、もともと仲の良かったこの3人で何か面白いことをしようとYutaが言い出したのが始まりでした。Yutaとは、Earthists.を結成する2年前にVEIL OF MAYAのコピバンを一緒にやったのがきっかけで仲良くなって、その当時から漠然とですが"バンド一緒にやりたいね"って話はお互いしていました。ベースのShugoはもともと僕の飲み友達でその当時、テクニカル・デスメタル・バンドを脱退してフリーになっていたので誘ったら二つ返事で参加してくれました。こうしてEarthists.は2014年の秋、地下活動を始めました。

-メンバーのみなさんが影響を受けたバンドやアーティストをそれぞれ教えていただけますか。

Yui:僕は国内だとPay money To my PainとCrossfaith、国外だとIN HEARTS WAKE、 NORTHLANE、CAPSIZEです。

Yuta:Bill Evansや上原ひろみのピアノ、曲構成に関してはPERIPHERYに強く影響を受けています。

Yuto:プログレッシヴ・ロックやジャズ/フュージョンにかなり影響を受けています。Steven Wilson、Guthrie Govan、David Sylvian、THE JEFF LORBER FUSIONなど。あとはPLINIなどのいわゆるDIY系ギタリスト。国内だときのこ帝国とかodolのようなUK.PROJECT勢も大好きです(笑)。

Shugo:L'Arc~en~Ciel、MUCC、DIR EN GREYは僕の中で別格です。ベース・プレイに関して言えばMR.BIG、DREAM THEATER、LIGHTNING BOLTなどに影響を受けています。

-2015年1月にはデビュー・シングルとして「FLUX」(Track.5)をリリースしてます。この曲にはカナダのテクニカル・バンド THE AFTERIMAGEのギタリストであるSam Jacobsがソロで参加していますが、デビュー作にして海外バンドのメンバーが参加するというのはなかなか珍しく、シーンに強烈なインパクトを与えるものとなりました。この曲の制作はどのように行われていったのでしょうか?

Yuta:楽曲の制作はメンバーを集めた2014年の秋から、僕がひとりで進めていました。2ヶ月ほどで曲を作ったあとにゲスト・ギター・ソロを提供してもらおうとTHE AFTERIMAGEのSamにメールしたところ、快諾してもらいデビュー・シングルが完成しました。

-国内でのライヴ活動も行いながら2016年の3月には、そのTHE AFTERIMAGEを始め、ERRA、INVENT, ANIMATE、SAVE US FROM THE ARCHONなどの若手テクニカル・バンドや、ALESANA、A SKYLIT DRIVEなども所属するアメリカの名門"Tragic Hero Records"との契約を発表しました。国内レーベルとの契約を待たずに海外レーベルと契約するというのは、まさに狙っていたことでもあるのでしょうか? 音楽的な面で言ってもTragic Heroとの契約は深く納得できますし、個人的にもとても嬉しく思います。

Yuta:ありがとうございます(笑)。ゲスト・ギター・ソロにTHE AFTERIMAGEのSamを招いたのはもちろん、海外のプロモーターを介してYouTubeに音源を上げるなど活動初期から海外に狙いを絞っていました。実はTragic Hero Recordsとの契約は活動前から個人的に目標としていたことのひとつだったので、狙いどおりと言えば狙いどおりでしたが、オファーが来たときは驚きました(笑)。今後は海外でのライヴ活動も視野に入れて動いていくつもりです。

-ライヴではYuiさんのヴォーカル・パフォーマンスがとにかく安定していて、心に響くスクリームだと思いましたが、レーベル契約と同時に発表された「Winterfell」(Track.12)はクリーン・ヴォーカルが印象的な激しくも美しい楽曲に仕上がっています。ここでクリーンをはっきりと導入したのはなぜですか?

Yui:もともと「FLUX」でもサビでクリーンをガッツリと入れる案はあったのですが、いかんせんYutaの曲はサビでかなり印象的なリード・ギターが鳴るので、クリーンを乗せるのが難しく断念をしました(笑)。あと、当時はまだスクリーム・ヴォーカルしかやったことがなかった僕が、クリーンを歌い上げる実力がなかったというのがあります。「FLUX」をリリースして約1年、自分の中でもメロディの引き出しが増えてきて、Tragic Heroでのデビュー・シングルということでインパクトも欲しかったし、何よりYutaの楽曲に自分の納得のいくメロディがつけられたので満を持して導入しました。

-その「FLUX」同様ピアノの音色にインパクトがありますが、そこに対するこだわりもあるのでしょうか?

Yuta:もともと僕がBill Evansや上原ひろみなどのピアノ・ジャズや"ファイナルファンタジー"などのゲーム音楽が好きで、そういった要素を現行のプログレッシヴ・メタルコアに取り入れたら面白いんじゃないかと思い、今のピアノ・サウンドを作りました。常に新しいことにチャレンジしたいと思っているので、2ndアルバムではまたピアノ以外の違った要素を取り入れるかもしれません。