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INTERVIEW

BRIDEAR

2017.03.13UPDATE

2017年03月号掲載

BRIDEAR

Member:KIMI(Vo) 美弦(Gt) Misa(Gt) 晴琉(Ba) KAI(Dr)

Interviewer:米沢 彰

-観光などは全然できなかったですか?

KIMI:車で移動してる最中に大きい教会とか有名なところがあったら、"じゃあ5分だけ写真撮って来ていいから"って言われて、車を脇に止めて、パシャパシャって写真だけ撮って......って感じです(笑)。

-写真撮りに行けるだけって......。ご飯くらいは楽しめました?

KIMI:ライヴハウスにケータリングがあって、パンとハムとフルーツと、みたいな感じです。フルーツはすごくおいしかったです。

Misa:もう群がって食べましたよ(笑)。

KIMI:"ブドウだー!"みたいな(笑)。

-今、一瞬フルーツ女子っぽい話かなと思いましたけど、全然違いましたね(笑)。

一同:(笑)

KAI:ライヴが終わってからはご飯がないので、そのときに食べておかないとって感じだったんです。

KIMI:みんなサンドイッチにして、夜ご飯に食べる用に持って帰るっていう......すごい卑しい感じで(笑)。

晴琉:時間の関係上、ライヴの1分前くらいまでご飯食べてて、"時間だよ"って言われて"へ!? 行ってきます!"みたいな時もあって(笑)。

-そのヨーロッパ・ツアーのなかで、印象に残った公演はありますか?

Misa:スロバキアかな? スロバキアってあんまり馴染みのない国だと思うんですけど、結構日本好きな人が多くて。

KIMI:びっくりしましたね。

Misa:サークル・ピットとかできたりして。

-みんな事前に知ってたって感じですか?

美弦:なんだろう、私たちが煽らなくても暴れる、みたいな感じで。みんな自由に思うがままにノってて。手を上げてる人もいれば、走ってる人もいるし。でも、みんな楽しそうでした。

KIMI:ホントに、そういうジャンルが根づいているところなので、自然にノってくれてたみたいですね。

-逆に、海外のアーティストのインタビューをしてると、よく"日本のお客さんはちゃんと曲の間に静かに待っててくれる"って言うんですけど......。

一同:(笑)

KIMI:ちゃんと待っててくれましたよ。みんなニコニコしてました。

-みんなギャーギャーうるさい、みたいなことはなかったんですね。

KAI:あ、でも名前呼んでくれたりとか。

Misa:あぁ、たしかに! 結構びっくりしましたね。

-そこまでみんな知っててくれてるってことですね。

Misa:何公演も来てくれるお客さんもいて。

KIMI:そうそう、ドイツの公演にはほとんど来てる人とかもいたりして。ドイツ国内でも結構距離はあるんですけど......。

-すごいですね。それでは今作の話になりますが、今回は4曲入りのEPでそれぞれの方向性がきれいにバラバラで、聴いてみて正直驚きました。どういった流れで4曲の制作を進めたのでしょうか?

Misa:曲は2曲ずつ、美弦と私で作ってるんですけど、ふたりとも今までの持ち曲とは違うものを作ろうという意志があって、それで作った4曲を集めたらバラバラになったという感じです。

-今までにないものを作ろうとしてこうなったんですね。

Misa:そんな感じです(笑)。

美弦:今までの曲も、被らないようにっていうのをお互いに意識して作ってきたので、3月にリリースした『BARYTE』にもいろんな雰囲気の曲が入ってるんです。

-なるほど。では、最初から4曲作ってEPとしてリリースしようとしていたのですか?

KIMI:何かしらのリリースはしようって言ってたんですけど、それがEPになるのかアルバムになるのかっていうのは決まっていない状態で、曲作りを進めてたって感じですね。

-リード・トラックの「IGNITE」(Track.1)はタイトルどおりパワフルでライヴでの盛り上がりが目に浮かぶような曲ですね。この曲はどういう意図で作ったんですか?

Misa:おっしゃるとおり、ライヴを意識して作ったんで、"オイ! オイ!"って言ったりとか、ジャンプしたりとか、みんなで一緒になれるような曲を作ろうと思って作りました。

-アルペジオを間に入れて展開を飛ばす作りが面白いと思いました。

Misa:ありがとうございます。

-サラッと聴くと1本なんですけど、よく聴くといろいろな要素が散りばめられていて、ちょっと不思議な感じが潜んでいますよね。

Misa:楽器的なパターンは、何パターンしかなくて。例えばBメロで使ってたやつがインタールードで使われてたりとか、アウトロで使われてたりとか。そうやっていろんなところで使うことによって、みんなが覚えやすいようにしたいっていうのがあって。あとは、最後に向かって徐々に展開していくというのもやりたかったので、アルペジオを足してみて、"戻ってきたな"って感じを作ってみました。

-ギターから曲を作っていくような流れですか?

Misa:はい、この曲はそうしました。

-じゃあ、曲によっては違うこともあるんですか?

Misa:最近はギターですね。前までは打ち込みで作ってたんですけど、あるときから本格的にDTMを始めて、そのときからギターはちゃんと弾いて録ろうと思ったんです。それからは、結構ギター・メインで作ってますね。