INTERVIEW
BRIDEAR
2017.03.13UPDATE
2017年03月号掲載
Member:KIMI(Vo) 美弦(Gt) Misa(Gt) 晴琉(Ba) KAI(Dr)
Interviewer:米沢 彰
海外ツアーも経験し、一気に成長を遂げた福岡出身のガールズ・メタル・バンド、BRIDEAR。女性のみのバンドだからとナメてかかるといきなり丸呑みにされるかのような、エッジの効いたパワフルなサウンドを繰り広げる彼女たちに、新作のこと、ツアーのことなどを訊いてみた。
-1stフル・アルバム『BARYTE』(2016年3月)のリリースの際にインタビューをさせていただいて以降、今に至るまでの活動を簡単に教えていただけますか?
KIMI:フル・アルバムを昨年3月にリリースしてから主要都市を回って、5月にヨーロッパに行って、6月からは全国ツアーをして、7月にワンマン・ツアーを行なって。そのあとから制作期間に入って、今年1月に発表する配信のシングルを練ってたという感じですね。
-前作をリリースしてから各地をライヴで回ったということですが、そのなかで手応えなどは感じられましたか?
Misa:初めて東北とか北海道とか、あとは国を跨いでヨーロッパにも行ったんですけど、行ったことのないところでも私たちのことを知っててくれたり、ライヴでも一緒に歌ってくれたり、ノッてくれたりしてあたたかかったり。だんだん浸透していってるなっていう実感がありました。
-特に印象に残った会場や地域とかはありますか?
美弦:仙台がすごく"待ってました!"的な歓迎モードで、印象に残ってます。
晴琉:やっぱり、海外の反応は日本と違うなって思いました。あとは、行ったことのない県にもCDを聴いて来てくれた方がたくさんいたので、待っててくれたのかなと思って、すごく嬉しかったです。
-前回のツアーが初の全国ツアーだったのでしょうか?
KIMI:そうですね。今までは行っても東名阪と福岡だったので、今回はそこを飛び越えて長野、仙台、新潟まで行って、北海道も初めて行ったので、かなり広がりましたね。
-そんななか、5月には初の海外ツアーとしてヨーロッパを回られていましたが、相当過酷そうなスケジュールでしたね。回ってみていかがでしたか?
KIMI:そうですね。始まる前に、私たちもスケジュールを見てびっくりしてたくらいですから。"これホントにやるの!?"って(笑)。行ったら行ったで、すごいなと思いながらもやってたんですけど......最初、10日連続でライヴだったんですね。もう6日目くらいからよくわからない感じになって(笑)。
一同:(笑)
KIMI:"今、何日目なんだろう?"みたいな(笑)。でも楽しかったですし、今までやったことのない、1時間のステージを毎日っていうスケジュールだったので。そのあとのツアーは、今までよりもかなり、体力的な面とかで配分とかがわかってきたなっていうのはありましたね。
-なんか修行みたいですね(笑)。
Misa:ホントに(笑)。
KIMI:ライヴだけじゃなく、生活面も日本と比べると修行みたいでした(笑)。
-10日連続公演で、そのあとも1日しか空きの日がなくて。
美弦:それもその日は9時間移動で、さらに、着いたらホテルにエレベーターもなくて、みんなで荷物とか機材を4階まで運んで......大変でした。
KAI:休みがあるようでないような感じでしたね。
-このスケジュールだと移動ばっかりになりますよね。
Misa:移動、ご飯、ライヴ、みたいな(笑)。
一同:(笑)
-すごいですね。スケジュールを見てると、なぜかドイツ、ドイツ、ドイツ、フランス、ドイツ、オランダ、フランス、ドイツと、どこに行ってもドイツに戻ってくる日程みたいになってるんですが......(笑)。
晴琉:ツアー・マネージャーの人がドイツ人だったので(笑)。それでそうなったのかな?
-最初からこんなすごいスケジュールだって聞いてました?
KIMI:聞いてないですよ!
Misa:正直、"もうちょっと休みが欲しいな"って言ったりもしました(笑)。"2、3日お願い"って言ったら1日もらえました(笑)。
一同:(笑)
KIMI:洗濯も何回かさせてくれって言ったら、"2、3回はできるよ"って言われたけど、結局1回しかできなくて(笑)。
KAI:あとは全部手洗い。
美弦:絞るのが大変で、手が痛くなって。
KIMI:そのへんも含めて修行でしたね(笑)。
Misa:最後の方はちょっと慣れましたけどね。
KAI:どんな環境でも寝れるな、とか。
-とても2016年の話とは思えないんですが......昭和かってくらい(笑)。
一同:(笑)