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INTERVIEW

Zephyren×BACK LIFT×POT×ENTH×EVERLONG

2017.02.10UPDATE

2017年02月号掲載

Zephyren×BACK LIFT×POT×ENTH×EVERLONG

BACK LIFT:小林'KICHIKU'辰也(Vo/Ba)
POT:よっぴー(Vo/Ba)
ENTH:daipon(Vo/Ba)
EVERLONG:Mitsuhiro(Vo/Ba)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 木場 ヨシヒト

-今日、接してみてどうですか?

Mitsuhiro:めちゃめちゃフランクで。こんなに喋りやすい方なんだって。見た目の圧とはギャップがありますよね(笑)。でも、こういう界隈の人って、そういう人多いですよね。なので、SNSで見たりする印象から、そんなマジで怖い、厳しい人とは思ってなかったですけど。なんかお酒好きそうで、すごいパーティーしてるイメージがあったので、なんとなくそういう楽しみを共有できそうだなとは思ってました。

GEN:飲めないと、ついてくるのは大変かもしれないけど。

よっぴー:ちなみに、僕らがここに来たときにはすでにテキーラ飲んでたんですか?

GEN:いや、今日はスケボーやろうと思ってたから。

よっぴー:シラフのGENさんって初めて見ましたよ。

GEN:シラフだと俺は真面目な人に戻ります。

一同:(笑)

GEN:今日は、みんな若いんだよね。でも、シーンには俺ら世代の先輩たちもいるわけで、そういう先輩たちを超えていかなきゃいけないわけでしょ。例えば、10-FEETとかホルモン(マキシマム ザ ホルモン)とか、そういう先輩たちって現役バリバリですごいじゃん。そういうところはどう思ってるの?

KICHIKU:まぁ、でも、先輩は超えなきゃいけないって、たぶん先輩たちもそう思ってると思うので。

GEN:俺が若い子を応援したいのは、昔から"若くして勝つ"ってすごい重要だなって思ってて。俺は24のときに起業してブランドを始めて、こうやって今でも前線でやらしてもらってるけど、俺の世代ってみんな今も前線でやってるじゃん。そういうのって、"うざいな"とか思ったりしない(笑)?

よっぴー:そういう先輩がまだ前線でやれるうちに、一緒にやれてるのは嬉しいんです。好きなバンドが終わっちゃう瞬間って、栄光のままというか勝ち抜けみたいな気もしていて。今前線にいるバンドはまだ一緒にやれる瞬間があるので、そのときに、いろんなものをもらうつもりではいます。いつか追い抜きたい気持ちはあるんですけど、まずは盗んでいってそれを自分なりにアレンジしながら。先輩がまだ走ってるときに僕らが追いつく瞬間の方がヤバいと思うので。それがどのタイミングか見定めながら、ライヴには臨んでるつもりです。それが先輩にも伝わって、ちょっとずつ、A.V.E.S.Tもそうですけど、いいイベントに呼ばれだすきっかけになるんじゃないかと。

GEN:今年は、そういう先輩たちももちろんいるし、ヒップホップもいっぱい呼ぶし、面白いことになると思うよ。

よっぴー:長く続けてる先輩たちって、ピュアな人が多いですよね。

Mitsuhiro:もう妖精だよね。

GEN:俺もこんな顔してるけど妖精かもしれん(笑)。

一同:(笑)

-今年のA.V.E.S.Tは昨年と比べても規模も大きくなって、アーティストの幅も広がりますね。

GEN:俺の中で、今年のA.V.E.S.Tのテーマは、"ロックとヒップホップの融合"っていうのを考えていて。前回は会場を別にしちゃったことをすごい後悔してて、今回は会場も交ぜようと思っていて。やっぱりお客さんにはいろいろ見てもらいたいし、全体の一体感っていうか、いろんな人と絡んでもらいたいなって。俺は、そういう役目を担ってると思っている。俺は酒の力を借りて、誰とでも本音で話して付き合っていて、その中からA.V.E.S.T projectが生まれている。売れている、売れていないとかも関係なくて、本当に好きな人に出演してもらっていて。打ち上げでも、合間でもいいんだけど、いろんな人と交流してもらいたい。俺がやってきたことって、"この人が好きだから"ってだけで付き合ってきた人が、みんな売れちゃって、もちろん有名な人が出てるから"A.V.E.S.Tっていいイベントだ"って言われるのかもしれないけど、そんなことは俺は求めてなくて。自分の目で、いろんなものを確かめて、人間性とかを確かめてもらって、そういう人たちと交流してもらいたい。ここまで這いつくばってやってきた仲間だから、その中でも若いんだから、上の連中を飲み込むぐらいの勢いが欲しいし、俺も若いころはそういうマインドでやってきたので。俺は、さっき言った"若くして勝つ"っていうのを求めてやってたんだけど、俺は若くしては勝てなかった。勝ったのはやっぱり、かなり歳もいって人間性ができてから。人間性を作るうえでも、いい人とかいっぱいいるので、交流していってもらいたいなって思っていますね。

daipon:そういう人たちと若いうちから接するために、若いうちに成功しないとってことですか?

GEN:勝つっていうのは成功というよりも揺るぎない自信を持つことだと思っている。そうすると人は集まってくるよね。あとは、売れても変わらないことかもしれないね。自分に自信があれば誰とでも普通に話ができるし、そうしないと本音が聞けなくなるし。バカやるときにはバカやって、そうすることによって、話しやすくなる。こんな見た目だから、それだけはいつも気にしながら話してるよね(笑)。年上というだけで本音が聞けなくなると、新しいアイディアも生まれなくなるし、それは大切なことを失ったことになるからね。

よっぴー:僕らも、先輩と一緒にやらしてもらうこととか、バンドマンじゃなくてもGENさんみたいに頑張ってる方たちとお会いする機会が増えてきたんです。それは、僕たちが歳を重ねてきたのと、環境が良くなってきたから、そういう人と出会う機会も増えたっていうのもあって。そういう人たちって自分のことがすごくわかってるなって思います。自分の立場がわかってるからこそ、下のことも見れるのかなって。それこそ10-FEETとかずっと一線で頑張ってる先輩たちと喋ったときも、会話が同じなんですよ。絶対合わせてくれてるし、それはすごいあたたかいことやなって。

GEN:でも、同世代は大変だよ(笑)。若い奴は動きがキレッキレだから、写真撮るとき本当に思う。

一同:(笑)

よっぴー:(先輩でも)すごい動いてる人もいますけどね。

GEN:たしかに。でもそれは無理していると思う(笑)。若い子のキレッキレの動きはすごいよね。ライヴ写真とかチェックするの好きだもん。

daipon:うちのバンドは、動きのキレ、自信ありますよ。

GEN:いいね! 俺がカメラマンなら、キレッキレの動きじゃないと撮りたくない(笑)。

一同:(笑)