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INTERVIEW

Vexent

2017.01.12UPDATE

2017年01月号掲載

Vexent

Member:真虎(Vo) 未来(Gt) ゆいと(Ba) レビ(Dr)

Interviewer:KAORU

-最近のthe GazettEのライヴで戒さんのドラムは見ましたか?

レビ:見ました! めちゃくちゃかっこいいですよね。最近はトリガーを付けてるみたいで、音圧がさらに出ていたのでいいなぁと。叩き方もかっこいいですし。

-Vexentの曲作りの工程を教えてください。メイン・コンポーザーはどなたですか?

真虎:基本的には僕がやってます。

-デモはDTMで作っているのですか?

真虎:そうですね。DTMで、ソフトはCubaseを使っています。

-今回リリースされたシングルの表題曲「WELCOME TO THE DARKNESS」(Track.1)はデジタリックな打ち込み感が強いですが、この音も真虎さんが作ったんですか?

真虎:そうですね。まだ覚えたてなんですけど。今回は自分でやっています。

-そうなんですか! とてもセンスがいいですね。「WELCOME TO THE DARKNESS」は、これまでリリースされた曲の中でもアッパーなヘヴィ・チューンなので、ラウドロックが好きな人もハマるでしょうし、Vexentを知るきっかけとして最適なアンセム感がありますね。

真虎:そうですね。やっぱりたくさんの人に聴いてもらいたかったので、聴きやすさというのは意識しました。このシングルをリリースしたあとに大きなライヴも控えてますし、その入り口になってくれたらいいなと思って。

-歌詞のテーマについて教えてください。

真虎:悪い遊び? というか遊女のお話ですね。ある日、周りと何も変わらない普通の女の子が軽い気持ちで夜系のお仕事に飛び込んで、そこには恐怖も不安とかもなぜかなくてどんどんのめり込んでいくんだけど、ふと現実を見たときに虚無感というか本当の私は何もない空っぽの人間だったんだって気づかされちゃうというお話ですね。

未来&ゆいと&レビ:(他のメンバーとヒソヒソしながら)マジで? 知らなかった......。

ゆいと:それ言ったらいいのに(笑)。

-各パートのアレンジはどのように進めていったのですか?

真虎:「WELCOME TO THE DARKNESS」に関しては、アレンジもぜんぶ僕が作って持っていきました。ヴォーカルも"これでいこう!"となってからは、メロディも歌詞も変えてないですね。

未来:歌メロなしの状態で聴いたときは"あれ? ここもっとこうした方がいいんじゃね?"と思ったんですけど、"俺が歌うまで待てよ"って言われて(笑)、実際に歌入りのデモが上がってきたとき全員一致で"いいじゃん!"ってなりました。なので、今回はすべて真虎の意向に添いました。

-それまでの曲は未来さんがアレンジしていたんですか?

未来:例えばひとつ前の『THE FATES』(2016年7月リリースの3rdシングル)のカップリングの「care」は、もともとイントロにソロも入ってなかったんですけど、入れちゃえ! と思って結構変えちゃいました。曲によって、このギターは俺にやらせてくれよっていう場合もあるし、今まではわりとそうでしたね。

-「WELCOME TO THE DARKNESS」はベース・ソロもかっこいいですが、このフレーズはゆいとさんが作ったのですか?

ゆいと:はい、そうですね。ベース・ソロは初めてなので弾いてて楽しいです。

-ドラムのレコーディングはいかがでしたか?

レビ:『THE FATES』と『WELCOME TO THE DARKNESS』に関しては打ち込みです。っていうのも、打ち込みの方と実際に叩いてる方の両方を聴かせてもらったら、打ち込みの方が音質が良かったんですよね。

-最近はラウド/メタル系でもドラムのレコーディングは打ち込みというバンドが多いようですし、その方がクリアな音質になるそうですね。

レビ:『オメガ』(2015年リリースの1stシングル)と『ARTERY』(2016年3月リリースの2ndシングル)はスタジオで足つりながら叩いてたんですけど(笑)。僕の場合は自分で打ち込みができないんで、打ち込んでくれる人と一緒にスタジオに入るんです。デモのビートはシンプルな素材で送られてくるんですけど、ドラマーとして譲れない部分、フィルとかは自分で考えたいので、打ち込み担当の人と隣合わせになって、実際にドラムを叩きながら"右4発! コンビネーションはこれね!"っていうようなやりとりをして、隣の人と完全に一致! っていう(笑)。

-音源を打ち込むって聞くと、生で録るより簡単なのかな? と思いがちだったんですが、レビさんのお話を聞くとかなりアナログなやり方なんですね。

レビ:そうなんです。逆にめんどくさいんですけど(笑)。

-ドラムは音源が打ち込みだと特に、音源はかっこいいけどライヴを見たら良くないというケースもあったりしますけど、レビさんの場合がっかりするということは......?

レビ:ないです!

-きっぱり断言していただいてよかったです(笑)。ライヴで見れるのも楽しみにしています。カップリングの「Solitude」(Track.2)はどのようなテーマがあるのでしょうか?

真虎:「THE FATES」と同じくシリアス系ですね。「WELCOME TO THE DARKNESS」で少し雰囲気が変わってしまったけど、ちゃんとVexentらしいサウンドがあるよっていうことを示したかったので、こういう曲も入れたかったんですよ。

未来:相当暗いよね。

ゆいと:「THE FATES」より陰鬱な感じがするよね。

レビ:「THE FATES」が"重い"だったら「Solitude」は"暗い"っていう感じがする。