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INTERVIEW

PassCode

2016.10.25UPDATE

2016年10月号掲載

PassCode

メンバー:南 菜生 高嶋 楓 今田 夢菜 大上 陽奈子

インタビュアー:吉羽 さおり

-前回は2ndアルバム『VIRTUAL』(2016年5月リリース)のときにインタビューをしました。同アルバムを引っ提げたワンマン・ツアー"PassCode VIRTUAL TOUR 2016"の8月8日ファイナル公演、Zepp DiverCity TOKYOでは初のバンド・セットでのライヴを行い、PassCode自体が変化をしていくところだったのかなと思います。バンド・セットでの新しいライヴの経験はどんな感じでしたか。

南:今まで音源を流す形でライヴをやってきて、まだバンド・セットに慣れてないっていうのもあったので、自分たちとしては満足してない、悔しさが残るライヴになったんです。バンド・セットでライヴをやったのはまだ数回なんですけど。これからもっと回を重ねていって、バンド・セットも含めて"PassCodeっていいな"と思ってもらえるようになれたらなと思ってます。

-やはり、バンド・セットでのライヴはステージ上で体感する音のダイナミズムも違いますか。

高嶋:サポート・バンドのアンプの音圧がすごくて。演奏に呑まれへんように頑張ろうっていう感じです。

南:Zepp DiverCity TOKYOでのバンド・セットでは初めてイヤモニをつけたんですけど、いつもとは全然違って、不思議な感じでした。

大上:イヤモニをつけていると、お客さんの声が聞こえないときもあったので、ちょっと外して確かめてみたりしていました(笑)。

-今田さんはシャウト・パートですが、バンド・セットで歌ったときに何か影響はありましたか。

今田:音源とバンド・セットでは曲の速さが違うんですよ。そのぶん、シャウトでの息の量が必要になって大変でした。

-鍛えられましたね。

高嶋:リハのとき、苦戦してたもんな。"(声が)聞こえへーん"って。

今田:やっぱり生のバンド・サウンドだと声の混ざり方が全然違うので。

-そしてそのツアー・ファイナルのZepp DiverCity TOKYOのステージでメジャー・デビューを発表しました。自分たちがデビューするということを改めてファンの目の前で発表して、返ってきた声はどういうものでしたか。

南:今は、アイドルもバンドもメジャー・デビューするのはそこまで難しいことではなくなってきて。ファンの方もそれはわかっているだろうし、嬉しいというよりは不安な感じが伝わってきたんです。喜んでくれてはいるんやろうけど、それ以上に不安が大きいんやろうなっていう。メンバーも不安はあるし、それと同じくらいファンの方も考えてくれているんやろうなと思いました。でも、やるからには何にも負けないし。"メジャーに行った意味がなかった"なんて言わせへんっていうことだけは、ちゃんと伝えられたらなと思って。

-そのお客さんが感じる不安というのは、メジャーに行くことでPassCodeが手の届かない存在になってしまうのでは、何かが変わってしまうのではという不安ですか?

南:ファンの方からしたら、手が届かなくなるとかはあると思うんですけど、私たちにとってのメジャー・デビューは、もっと身近に感じてもらえるような存在になるためのものなので。今までどおりPassCodeはPassCodeらしく、全力でやっていきたいと思っています。そういうことは心配せんとついてきてほしいなと思います。

-そして、10月26日にリリースされるメジャー・デビュー・シングルの表題曲が「MISS UNLIMITED」(Track.1)。タイトルからして、"何もセーブせずに突き進んでいくんだ"という宣誓のような曲ですね。

今田:今までも何もセーブしてないしな(笑)。

南:はい、今までどおりだと思います。

-とはいえ、かなり激しい曲がデビュー曲になりましたよね。

高嶋:そうですね、すごくかっこいい曲で。

大上:今までのPassCodeの進化版みたいな重みがあります。

南:前まではリズム隊も打ち込みやったんですけど、今回はドラム、ベースなども生音でレコーディングしているので、音源としてもそこらへんでサウンドの違いが出ていて、いいなと思います。

-そのほか、レコーディング方法で変化はありましたか。

今田:スタジオが立派になりました(笑)。

大上:マイクとかも、いいもので。

南:いろんな方がレコーディングで使ってるスタジオでやらせてもらって、設備もいつもとは全然違いました。

高嶋:なので、緊張しましたね。

-レコーディングで苦労したことや難しかったところはありましたか。

今田:今回、"レコーディング時間はひとり3時間ずつ"って言われていたんです。私のシャウト・パート録りが最初で、3時間で終わらせる予定だったんですけど、今回はシャウトが多くて。

-たしかに、かなりの割合を占めていますね。

今田:そうなんです。しかも英語詞でのシャウトも多くて、結果的に4時間半かかってしまって。もうみんなの時間が迫ってきているし、申し訳ないなと。サウンド・プロデューサーの平地(孝次)さんが、ガラス越しに頭抱えているのも見えるんですよ(笑)。何回頭抱えさすんやろうとか、メンバーもみんな待たせてるし、"どうしよう、どうしよう"っていう。

大上:私は(今田)夢菜ちゃんのレコーディングをちょっと見ていたんですけど、自分から結構、"これは違うから、もう1回やりたいです"と言っていたんです。シャウトに対する気持ちが熱くて(笑)。

今田:息の吐き方や声の量によって、シャウトの感じがひとつひとつ違うなっていうのがだんだんとわかってきて。これは声の質が軽いなとか考え始めたんです。だから、しつこいくらい何回もやってたな。

南:みんなそれぞれ頑張りましたね。私も"それは違う"、"私はこう思う"とか、めっちゃ平地さんに反抗したりして(笑)。

今田:曲が増えるごとに、ひとりひとりが自分のこだわりや歌い方を掴んできて。納得がいかなければ、自分たちから"これはもう1回やりたい"と言えるようになってきたんです。

-大上さん、高嶋さんはどうですか。

大上:今回はカップリング曲も、いつもに比べてキーが高いんです。

今田:だんだん高くなってきたよな(笑)。

大上:高いキーで攻めている感じが出るとは思うんですけど、でもそのぶん、声をコントロールするのも難しくて。そこは苦労しましたね。

高嶋:カップリングの「TRACE」(初回限定盤Track.2)と「Cry Out」(通常盤Track.2)で、ラップ・パートを多く与えられたんです。ラップは正直、苦手で。マイナス思考だから、歌を録るときにいつも嘆くんです(笑)。"もうやり方がわからへん......"とか言ってたら、平地さんが、"もっとイキって(調子に乗って)"とかずっと言っていて。なので、イキった顔して録ってました。