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INTERVIEW

Zephyren代表GEN氏

2016.08.11UPDATE

2016年08月号掲載

Zephyren代表GEN氏

Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰

-なるほど。ここまでのZephyrenを振り返って、率直な感想をうかがえますでしょうか?

派手に見えるのは、性格的に小さい動きはできないっていうのがもともとあって、やっぱり大掛かりな感じでやらないと世の中動かないのがわかっているからですかね。あと、昔の規模と比べられるのも嫌でした。ブランドは数を作ればいいわけじゃないってことはわかってるけど、ある程度の数は揃えないとブランドとは言えないと思っています。特にボトムスは重要ですね。もちろんはじめは、そんな大きな動きでできるほどブランド名も通ってないし、環境も悪かったし、新しく入った右も左もわからないようなスタッフを連れてスタートしてるんで、すごく無理をしましたね。はじめから昔とあまり変わらない数を作ったので。お店も手作りだったし、未だにプレスルームも完成してなくて、照明も手作りのままやってます。本当に仲間に協力してもらって、必死にみんなにしがみついて、なんとかここまで来れたかなと思っています。自分のイメージにほど遠いぐらいのことしかできてない部分もあるし、もちろんスタッフは頑張ってくれてるけど、まだまだ教えていかないといけないこともあります。だから、ほとんど自分でやってるっていうのが現状なんですよね。ただ、その手作り感が楽しいっていうのはあるかもしれません。以前は、デザインだけしていれば、ある程度はわかってくれているスタッフが多かったし、でも今は自分でひとつひとつやっていかなきゃいけない。立ち上げた当初は、昔の感覚がまだ残っていてうまくできなかったんですけど。今はもっと自分でやらなきゃいけないなって思うようになって。もちろんデザインもそうですけど、営業だったり、プレスだったり、撮影もそうで。たしかに昔から自分で重要な部分はやっていましたけど、もっと自分で動かないとね。昔はやることさえやっていれば自然に売れていく感覚があったので、今はほとんど現場にいるし、逆に自分がブランドの代表っていう感じでもないですね。ほんとにいちスタッフに交じってやってる、そういうのが楽しいし。やっぱりみんながいなかったらもたなかったし、ほんとに厳しかった。振り返ってみて、やっぱりみんなに支えられてきたなって思います。例えば、THRASHERとのコラボは、僕がある程度できるようになるのを待ってくれてたのは嬉しかったし、Zephyrenやるって決まっても、はじめは何もできない状態で、工場さんも業者さんも準備を待ってくれて。最初は無理ばっかり言ってお願いしてたから、その恩返しができるのはもうすぐかな。助けてもらったので、その借りを返す時期に来たのかなっていうのが今の心境です。

-逆に、一番大変だった時期はありますか?

単純に言っちゃうと、実弾の話とかになっちゃうからな(笑)。いろんなものが、本当にまっさらになっちゃったからね。ブランドもそうだし、服のパターンも、お店もプレスルームもなくなったし、取り返したときも何もなくなっていたからね。事務所がないときに毎日"WONDER BOWL"で作業していたので、今もこうやってインタビューを"WONDER BOWL"でやらせてもらってる。Zephyrenのデザインに番号が入ってるんだけど、ここのビルの座標だからね(笑)。

-(笑)"Google マップ"のですね。

前のブランドを立ち上げたのもこのビルだし、ここがスタートだったので。事務所もなければスタッフもいなかったけど、またここでイチからやり直したいって気持ちが強かったんだよね。やっぱり思い入れのある場所だから。

-座標を載せた時期は、取り返そうとしてた時期でしたね。

まぁ、そうだね(笑)。もともと俺が借りてたビルだったんでね。お店もそうですけど、それは取り返そうと思ってて。いろいろあったけど、まったく何もない状態で戻ってきたのは逆に気持ちよかったんですけどね。思い出の場所なので戻ってきただけでも"やってやる"ってテンションは上がりましたよ。前のブランドを立ち上げたときも、自分でフローリング貼ったりして、お店も全部手作りで。そういう時代だったから。そのときに比べれば経験があったし、あのころは仲間の数も少なかったんですよ。人に頭下げるのも好きじゃないけど、このままじゃみんなと一緒にいられないと思ったんで。本当に何もなくて、残ってるのは仲間しかいなかったから、どういうふうに言えばいいのかわからないまま、みんなにいろんなことを頼みましたね。でもみんな何か感じ取ってくれたんですよ。辞めてすぐのとき、ROTTENGRAFFTYの侑威地(Ba)とマキシマム ザ ホルモンのダイスケはん(キャーキャーうるさい方)が、駆けつけてくれたんだけど。みんな心配してくれて"大丈夫?"みたいな感じで飲みに行って、まぁそのときちょうどギャンブルで大勝ちした日だったんで、パーッと行きましたけど(笑)。180万勝ったから。

-すごい(笑)。ギャンブルですか。

株と先物で。

-株はギャンブルなんですね。

なんでもギャンブルだと思ってますね。人にBETすればそれもギャンブル。BETしないと何も始まらないですから。

-たぶん、そういうロック・アーティスト以上にロックな部分が、いろんなバンドマンにとっても嬉しいんだと思いますね(笑)。

ほんとに、"大丈夫!?"みたいな感じで、侑威地とか京都からわざわざ来てくれたんじゃないかな? それで"買ったから大丈夫だよ、大丈夫!"とか言って(笑)。そのときは、まだ何も決まってないころだったんじゃないかな? Zephyrenやるっていうのもまだ決まってないときだったと思う。とにかく楽しい夜でした(笑)。

-何も決まってなかったのにその流れだったんですね(笑)。

たぶん、気が狂ったんじゃないかと思って心配してくれたのかな(笑)。