－まず、熊本地震について、いち早く支援活動をしていただきまして、ありがとうございます。これまで2回の来日経験があるNIGHTSHADEですが、日本のファンとの交流もあったのでしょうか？

こちらこそありがとう。熊本地震への支援は当たり前だし、僕たちができることをしたんだ。日本は僕たちにとって、とても重要な場所だし、熊本が地震で多くの被害に遭ったことを知ったからね。僕たちができることをするのが目標だよ。もちろん、2014年にTHE BLACK DAHLIA MURDERとFLESHGOD APOCALYPSEとのツアーで初めて来日した際も日本のみんなと交流したし、2015年の来日では名古屋のON THE WHOLE UGLYと、とても仲良くできたんだ。日本のみんなとの交流は本当に嬉しいし、本当に素晴らしいよ！

－2度の来日で、特に思い出深いことは何ですか？

僕たちが日本にいるということを理解した瞬間だね！ 僕たちが日本でライヴをやってその空間をオーディエンスと共有できて、夢が叶ったこと。そしてそれを（ブッキング担当の）RNR（Romantic Nobita Records）チームと共有できたことかな、彼らは本当に家族なんだ。あと、大阪で日本のかわいい女の子が"暗殺教室"の主人公"殺せんせー"のキーホルダーをプレゼントしてくれたこと！ それらは本当に思い出深いね！

－また、Twitterで日本語を使った投稿もされてましたよね？ 日本語は勉強されているんですか？

勉強しているよ、でも本当に難しいね（笑）！ Twitterの日本語は、僕が東京に10ヶ月住んでいたときにBaptiste Quinquisという日本語が話せる素晴らしい友人と知り合って、彼が手伝ってくれてるんだ！

－さらに、"北斗の拳"や"ポケットモンスター"をモチーフとしたバンドTシャツも作っているようですが、日本のカルチャーのどんなところに魅力を感じていますか？ また、X JAPANのHIDEの命日に追悼のツイートをしていますが、NIGHTSHADEの楽曲には、X JAPANからの影響もあるのでしょうか？

はは！ 僕は日本の漫画もゲームもアニメも映画も愛しているよ！ 一番大好きな日本の映画は"バトル・ロワイヤル"だね！ 日本のバンドではX JAPANが大好きなんだ。僕のハートは日本人なんだ！ X JAPANのHIDEから一番影響を受けているし、彼の影響でギターを始めてバンドを結成したんだ。

－アメリカやイギリスのレーベルと契約していたり、本国フランスだけでなく日本やカナダでも一定の支持を得ていたりと、ワールドワイドな活動をしていますが、バンドの今後の活動拠点はどこになっていくのでしょうか？

もちろん世界中だよ！ すでに僕たちは日本、中国、オーストリア、アメリカ、カナダにヨーロッパ・ツアーまで行っているしね。

－フランスの現在の音楽シーンについてはどう考えていますか？

フランスには大きな音楽シーンが存在していないんだ。でも、GOJIRA、DAGOBA、SMASH HIT COMBO、CHUNK! NO, CAPTAIN CHUNK!、SHOOT THE GIRL FIRSTみたいに、世界で活躍する素晴らしいバンドがいるよ。

－NIGHTSHADEと同じく"GO WITH ME RECORDS"から日本盤をリリースしているフランスのラップコア・バンド SMASH HIT COMBOも、日本のカルチャーの影響を受けているバンドですが、彼らとの交流はありますか？

SMASH HIT COMBOの新しいアルバムは本当に素晴らしいね！ それをレーベルメイトとして喜びを共有できることはとても嬉しいよ。僕は普段、フランス語で歌って、叫んでるバンドの音楽は聴かないんだけど、SMASH HIT COMBOのアルバムは、僕が若いころに毎日のようにスケートやゲームをしていたことを思い出させてくれるんだ！

－1stアルバム『The Beginning Of Eradication』（2008年リリース）の楽曲は、今よりブルータルでヘヴィな印象を受けましたが、シンセやメロディアスな要素を入れるようになったのはいつごろからですか？

最初のアルバムをリリースしたあとに、僕たちは友人のFabien Letrenと一緒にシンセの音を入れ始めたんだ。彼は、最初はセッション・ギタリストだったんだけど、親しくなって一緒に作業をするようになったんだ。