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INTERVIEW

AIRFLIP

2016.06.07UPDATE

2016年06月号掲載

AIRFLIP

メンバー:Satoshi(Gt/Vo) GUCCI(Gt/Cho) Fujimon(Ba/Cho) Ritsuya(Dr/Cho)

インタビュアー:山口 智男

-初の全国流通盤をリリースする現在の気持ちから教えてください。

Satoshi:ここに辿り着くまで長かったんですよ。このバンド、メンバーが総入れ替えになっていて、オリジナル・メンバーはひとりもいないんです。最初、ヴォーカルが抜けて、僕が入って、その1年後にFujimonが入って、それからまた1年後にドラムが抜けて、今とは別のドラムが入って、そのドラムも1年ぐらいで抜けちゃって、Ritsuyaが入って、その1年後にギターが抜けて、去年ようやくGUCCIが入ったんです。僕が入ってからもう6年経っているんで、ホント、やっとという気持ちなんです。ワクワクしてます。

-"2012年新規結成"とバイオグラフィには書いてありますね。

Fujimon:それは前のドラムが入ったときですね。そこで音楽性もガラッと変わったんですよ。

Satoshi:それまではもっとメロコア色の濃い曲をやっていて、それを新しい曲に切り替えたタイミングが2012年だったんです。

Fujimon:だから、僕らにバンド名の由来を聞かれてもわからないんですよ(笑)。

-オリジナル・メンバーがいなくなった段階で"バンド名を変えよう"とは思わなかったんですか?

Satoshi:ああ。それよく言われるんですけど、ひとりずつ抜けていったんで、タイミングを逃しちゃったんです。最初にヴォーカルが替わったときに変えればよかったんですけどね。僕が入ってからこのメンバーになるまで5年かかっているんで、"AIRFLIP"って名前も定着している。だからもう今さら変えづらくて。

GUCCI:俺、オリジナル・メンバーに会ったことないもんな(笑)。

-現在の4人はどういうきっかけで知り合ったんですか?

Fujimon:バラバラですね。

Satoshi:僕がAIRFLIPに加わったきっかけは、"メンバー募集サイト"だったんです。そのときは大学を卒業して、普通に仕事をしてたんですけど、趣味でバンドをやりたいという気持ちで、"英語で歌を歌えます。ギターが弾けます"というプロフィールをサイトに載せたら、ちょうどヴォーカルが抜けたタイミングでAIRFLIPのギターとベースから同時にメールが来て。僕はそこがスタートだったんですけど、そのあとベースが抜けて......。

Fujimon:その前に......。

Satoshi:そうそう。

Fujimon:SatoshiがAIRFLIPに入る前にメンバー募集サイトを通じて――僕も前のバンドが解散して、一緒にバンドをやってくれるメンバーを募集していて、一度Satoshiとスタジオに入ったことがあったんですよ。そのとき、幼稚園、小学校、中学校が一緒だったことを知って(笑)。歳はSatoshiの方が僕よりひとつ上なんですけど、それでテンションがアガりました。ただ、そのときはバンドを組まなかったんですよね。

Satoshi:それでAIRFLIPからベースが抜けるとき、誰かいないかってことになって、"あのとき一緒にスタジオに入った藤森君(Fujimon)が、もしかしたらまだバンドを探しているかもしれない"と思って連絡してみたんですよ。そしたら就職しかけてたんだよね?

Fujimon:そう。もうバンド辞めようかなって迷ってたんですけど、誘ってもらったし、やりたい気持ちもあったから入ろうと思いました。

-次に入ったのが――

Satoshi:Ritsuyaです。そのとき前のドラムが抜けるって決まってたんですけど、すでにライヴが何本か入っていたので、前のドラムがいるうちから新しいドラムを血眼になって探してたんです。そのころ、高松で対バンしたバンドのドラマーがメチャメチャ上手かったんですよ。パフォーマンスもすごいし、コーラスもすごかったから、彼に"いいドラムいませんか?"って話をしたら紹介してくれたのがRitsuyaだったんです。

-そして最後にGUCCIさんが加わった。

GUCCI:僕はもともと、10年ぐらい前にバンドでドラムをやっていて、そのバンドが自然消滅してから7年ぐらい普通に仕事してたんですけど、何かのきっかけで、またバンドがやりたいなって思ったんですよ。それで、いいバンドいないかなって探してたら、AIRFLIPが募集していて。

Fujimon:Ritsuyaが入る前に。

GUCCI:音源を聴いたら、ヴォーカルの声がずば抜けてたんで。

Satoshi:いやいやいやいや(笑)。

Fujimon:いちゃいちゃすんなよ(笑)。

GUCCI:なので、"バンドに賭けるるならここかな"と思って、ドラマーとして応募したら、結局、Ritsuyaとどっちにしようかってことになって、Ritsuyaに決まったんです。けど、そのあとも普通にライヴを観に行ったり、バンドへのアドバイスをしてるうちにギターが抜けることになって。実はギターも中学生のころから軽くやってたんで、練習したらいけるんじゃないかなってことで、何本かAIRFLIPのサポートとしてライヴに出演していたんです。そしたら"メンバーとして入ってくれないか"って言われて、一度は断ったんですけど、後に入ることになりました。

-ところで、4人の共通ジャンルはポップ・パンクということでいいんですか?

GUCCI:それもいろいろなんです。

Fujimon:ややこしいバンドやなぁ(笑)。

Satoshi:こんな感じにまとまってはいるんですけど、ルーツはバラバラで。

GUCCI:SatoshiとFujimonはポップ・パンクがど真ん中なんですけど。

Satoshi:いや、僕ももともとはメロコア寄りで、最初はただのELLEGARDENキッズだったんですよ。細美(武士/the HIATUS / MONOEYES)さんって英語でも歌ってたじゃないですか。あと、僕自身もアメリカのロサンゼルスに留学してたこともあり、そこから海外のバンドもどんどん聴くようになっていきました。

Fujimon:僕は高校生のとき、BLINK-182が大流行りしてたころからポップ・パンクを聴き始めて、そこからNEW FOUND GLORY、ZEBRAHEAD、FALL OUT BOYとかが一気に好きになって。TSUTAYAに行くたび、新しいバンドおらんかなって3時間ぐらい試聴しまくってました。その前はメロコアが好きで、ずっとメロコアをやってたんですけど、高校生のときにポップ・パンク系のコピバンをやったらどハマりしてしまって、そこからずっと好きですね。

Satoshi:Ritsuyaは完全メロコアだよね?

Ritsuya:メロコアですね。ずっとメロコア。

GUCCI:僕はホント、オール・ジャンルで。もちろんメロコアも好きなんですけど、何に一番ハマッていたかと言うと、ハードコア。

Satoshi:ハードコアの繋がりも太いもんな。

Fujimon:むっちゃ怖そうな先輩に殴られてたもんな(笑)。

GUCCI:TERRORとかHASTE THE DAYとか、海外のバンドも日本のバンドも好きで、自分でもバンドを組んでハードコアをやってたんですけど、今は全然違う感じですね(笑)。ただ、NEW FOUND GLORY、FALL OUT BOYももちろん聴いてきてはいるんで、全然受けつけないってことはなかったです。