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INTERVIEW

dustbox

2016.02.09UPDATE

2016年02月号掲載

dustbox

Member:JOJI(Ba/Vo) SUGA(Vo/Gt) YU-KI(Dr)

Interviewer:荒金 良介

-今作はdustboxらしい2ビートもありつつ、YU-KIさんのビート感やフレーズも盛り込まれてますね。

YU-KI:2ビートは大変でしたね(笑)。

JOJI:そこに関してはすごく言いましたね。

SUGA:2ビートは奥が深いんだよね?

JOJI:そう、オンタイムで叩かれるのが俺は嫌いで。ちょっとモタってるけど、スピード感があるみたいな、そこはこだわってYU-KIに要求しました。そこがdustboxのカラーですからね。その飲み込みは早かった。

SUGA:ウチはちょっとしたドラムの位置で、ものすごく歌いづらくなるんですよ。それにもともと人間味のあるドラムが好きですし。

JOJI:前からある曲はYU-KIにちゃんと教えました。ここだけは金物を割れるぐらい叩け!とか(笑)。

YU-KI:そういうふうに言ってくれるから楽でしたね。勝手なイメージで、dustboxは上手い印象があったから、ミスったら怒られるのかなと思っていたけど。ミスっても楽しくやろうよって雰囲気だから、気は楽でした。

-なるほど。Track.1「Rise Above」のヘヴィなリフからポップに切り替わるギャップ感はdustboxらしいですね。その一方で「Here Comes A Miracle」(2015年1月リリースの2nd DVD収録)にも入ってましたが、ウォーウォーのコーラスはdustbox的にはわりと珍しいアプローチですよね?

JOJI:それはライヴのイメージが強いんじゃないかな。すでにライヴでもやってるんですけど、みんな歌ってくれるんですよ。こういうアプローチもやってみたくて。

SUGA:ライヴで絶対楽しめるだろうなと。小難しさよりも、爆発感を狙った曲ですね。

-そして、Track.4「Reflection」はヴォーカルにエフェクトをかけてるところが新鮮でした。

SUGA:俺の中ではUNDERWORLDとか、あのあたりのクラブ・ミュージックっぽいアレンジにしたくて。ドラムのフレーズはYU-KIに相談しました。これもドラム打ち込みでデモを作ったんですが、四つ打ちっぽいところは、シンバルでもっといい感じに表現できない?って。

-新生dustboxの色が出てますね。

SUGA:それで、途中から爽快に2ビートになるという(笑)。

JOJI:YU-KIはもともとああいうドラムは得意なんですよ。俺は全然弾いたことがないタイプのベース・ラインだったから、楽しかったですね。最初こんなオシャレなベース弾けねえよって思ったけど(笑)。

-YU-KIさんは得意なパターンなんですね。

YU-KI:わりと(笑)。ドラムで遊べる曲ですからね。でもやりすぎてもよくないから、バランスは取りました。

-あと、個人的にはラスト曲「Someday & Somewhere」(Track.5)も大好きで、これはめちゃくちゃメロディがいいですねえ。

JOJI:ウチらっぽいですね。でもライヴではちゃんと表現しないと伝わらない曲だから、ピリッとします。

SUGA:これはメロディがよかったんで、思うがままにアレンジすればいい曲になるだろうなと。でもリズムは変えたんだっけ? YU-KI:ああ、そうですね。いろいろやりましたね。シンプルだけど、リズムはデモからいろいろ変えましたね。

-歌詞についてですが、「Rise Above」はここからまた行くぞという決意、Track.2「Carry On」は続けていくことの大切さ、「Reflection」は絶対に諦めない気持ちを綴ってたりと、まさにdustboxらしい歌詞ばかりですね。

SUGA:そうですね(笑)。「Reflection」は今のメンバーでまだまだ諦めないぞという気持ちを込めてますからね。そういう意味でも『triangle』と通じているんですよ。心から体験したことを歌詞にする方がリアルですからね。最近はどんどんそうなってると思います。

-わかりました。最後にこのアルバム名にはどんな思いを込めて?

SUGA:"打ち上げ花火"という意味だけど、"狼煙"だったり、"上昇する"みたいな意味もあるみたいで。"狼煙"という意味でまたここからやってやるぞ!って。まさに今回のイメージにピッタリだなと。