－地元・大阪でおすすめのバンドはいますか？

一同：僕らです（笑）！

YUTA：絶対俺ら！ チェックしてください！

一同：（笑）

－また、目標としているバンドを教えてください。どういうバンドになっていきたいか、長期的な目標はありますか？

YUTA：どういうバンドになりたいかとよく聞かれるんですよ。それで言うなら"唯一無二"のバンドですね。ジャンルを訊かれたときに"Does It Escape Againやけど？"って答えられるぐらいの。それでなお且つめっちゃでかいバンドになりたいですね。かっこいいことしてる自信もありますし。あと何かを追いかけてるってのも個人的にはあんまり好きじゃないんで。結局二番煎じになってまうんちゃうかなぁって思うんです。わがままなんで二番煎じは嫌ですね。

TAKU：お客さんに"音楽は世界を救うよね。ダイヴしたら誰かが持ち上げてくれたりとか......発信し続けるバンドを応援していきたいんです"って言われて、バンドマンとしてすごく嬉しかったんですよ。僕らがこうやって活動しているのもたくさんの人たちの力を借りていると思うので、Does It Escape Againっていうバンドがどんどん大きくなっていくことが、そういう人たちへの恩返しだと思っています。応援してくれている人たちや、僕たちに関わってくれている人たちもひっくるめて、"チームDIEA"として常にネクスト・ステージを目指したいです。

SHUNYA：長期的なスパンで考えると、よく初期の方が良かったとか、このバンドは2ndが名盤とか、そういう話ってよくあると思うんです。でも僕たちは常にいい作品を出して、常に今この瞬間が1番いいと言われるバンドになるのが目標です。

DAISUKE：応援してくれる仲間や、お客さんがひとりでもいてる以上、前に突き進んでいくべきだと思っています。他のバンドには真似できない僕たち4人でしか作り上げられないモノを残してきています。僕たちの唯一無二の世界観をブレることなく、発信し続けることが目標でもあります。

－現在でも様々なジャンルの要素を取り入れていますが、さらに今後取り入れてみたい音楽や、今気になっているジャンルはありますか？

YUTA：俺にはジャンルっていう概念がないので、常に自分にとってもリスナーにとっても新しいと感じられるものは取り入れたいです。俺は今年24歳になりますが、例えば30年前の音楽って今の俺が聴いたら"こんなん流行ってたんや"とか新しく聴こえると思います。逆におかんが俺らの音楽を聴いても"こんなん流行ってんの？"とか逆も然り（笑）。 その感覚を一生持ち続けたいし、持ち続けていきます。

TAKU：そうだね。そうすることでこれからもいい意味でリスナーを裏切っていきたいよね！

DAISUKE：前作の『THE MEANINGLESS ART』（2014年リリースの会場限定EP）までは、97パーセントがシャウトということもあり、ヴォーカルのことはほとんど考えず、思うがままにドラム・フレーズを乗っけたりしていました（笑）。が、今回の作品から歌メロが増えたこともあって、ヴォーカルのことをよく考えるようになりました。これからも今作のような作風でいくと思うので、今以上に様々なジャンルの音楽を聴いて取り入れていこうと思っています。

SHUNYA：まぁそれは、"次作でのお楽しみに"、ということで楽しみにしていてください。また聴いて"おっ！"と思うことをしちゃうと思うので（笑）。

－2月のファイナルまで、リリース・ツアーが予定されていますが、その後の活動については決まっているのでしょうか？

TAKU：ホントにうちのメンバーって捻くれてると思うんですよ。

SHUNYA：俺の何を知ってるん（冷たい目）。

TAKU：いや、いい意味でね（笑）。これからも自分たちの信じることをしていきたいし、きっと自分たちも、お客さんも楽しめるようなことをしていくので、少しずつ変化していく僕たちを見ていて欲しいです。

YUTA：俺はほんまに人と同じことをするのが好きじゃなくて、例えば去年6月に初めて全国流通したEP『CODA』のときはリリース・パーティーはしたんですが、ツアーなどはしませんでした。別にルールはないはずやのにいつしかリリース→ツアー→ファイナルって流れが普通みたいな。でも今回のアルバムはそのルールが正しい気がして、自分たちがツアーしたかった。根本的にはみんなと同じことは何が何でも絶対にしたくないと思っているけど、広い視野で考えながら何でも挑戦して概念を全部崩していきたいです。特にツアー・ファイナルがワンマンってのはかなり挑戦やと思うし。

SHUNYA：具体的な活動については決まっていないのですが、立ち止まらずに前に進んでいきたいですね。

DAISUKE：今までと違った動きをしていきたいです。今回のツアーでレベルを上げつつ、ファイナルで"ファイナルする"のではなく、次に繋げていけるような活動を常にしていきたいです。

－最後に、激ロックの読者へメッセージをお願いします。

TAKU：これからもよろしくっ。

YUTA：ヴォーカルは置いといて俺だけを見ててくれれば大丈夫です。真剣に。

TAKU：なんでやねん！

YUTA：関西人ぶんなって（笑）。

SHUNYA：みんなおおきに。

TAKU：関西人ぶんなよ！

SHUNYA：だって俺関西人やもん。

TAKU：......。

DAISUKE：ドラム・スーパー・ヒーローに......俺はなるっ☆

一同：うっさいって（笑）。