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INTERVIEW

Raglaia

2015.11.11UPDATE

2015年11月号掲載

Raglaia

Member:RAMI(Vo) K-A-Z(Gt)

Interviewer:荒金 良介

-今年はデビュー・イヤーになりますけど、1stシングル『Breaking Dawn』(4月リリース)と2ndシングル『Promises』(8月リリース)の2枚のシングルを挟み、早くもフル・アルバム『Creation』が完成しました。畳み掛けるようなリリース攻勢ですが、これは計画通りですか?

K-A-Z:ちょっと遅れたくらいで、ほんとは1~2ヶ月前に出そうと思ってました。2ndシングルのころに今回のアルバムの話がありましたからね。

-今年は攻めモードで行こうと?

K-A-Z :シングルを2枚出して終わりというより、アルバムまで持っていきたかったんです。そのためにどうするか、レーベルと話し合いました。

RAMI:活動をストップさせたくなかったし、ずっと動いてるように見せたくて。アルバムまでは突っ走るイメージでした。

K-A-Z:普通のメタル・バンドだと、2ndシングルのタイミングでアルバムを出すかもしれないけど。もうひとつ、インパクトがあるシングルを出して、さあ次は何をやってくれるかなと、期待感を持ってくれたら嬉しいなと。

-なるほど。2枚のシングルでヘヴィなRaglaiaを印象づけました。そして、今作はバンドの新しい可能性や多様性が一気に花開いた作品ですね。

K-A-Z:シングル2枚でも楽曲のバリエーションは見せたけど、まだまだあるよって(笑)。そういった意味で今回のアルバムの楽曲選曲は、シングル2枚にはないタイプの曲を入れました。それこそ清春さん作曲の「Remember」(Track.4)にしても毛色が違いますからね。一貫した何かというより、いろんな色を見せようと。

-シングル2枚の内容をいい意味で裏切りたかった?

K-A-Z:このバンドに関しては深みを出したいなと。同じような攻めの曲をバンバン出すよりも、あえてハズした曲も入れたくて。

RAMI:自分の中で1番新しいことに挑戦したのが、清春さんが書き下ろしてくださった「Remember」なんですよ。今までメタルやバラードはずっと歌い続けていたけど清春さんの書くような曲調はなかなかなくて。あと、歌い方にもこだわったので、とても勉強になりました。

-清春さん(黒夢/sads)が書いた曲は独特な雰囲気がありますね。

RAMI:ジャンルで言うと、何になるんですかね?

K-A-Z:ジャンルで言えば、"清春"なんですよ(笑)。あの人独自の歌の譜割や歌い回しがあって、今回はそれを別の人が歌う。そこはアレンジでも悩んだところですね。男の人が作ったメロディを女の人が歌う場合は、どういうふうに聴こえるかなと。本人(RAMI)もあまり歌ってこなかった譜割だから、それを一度身体に馴染ませてからアウトプットする作業でした。実際、歌を録る前に清春さんがスタジオに来てくれて、歌い方のアドバイスをしてくれたんですよ。

RAMI:頭がパンパンになりました(笑)。

K-A-Z :そのままホテルに戻って、イヤホンしながら寝たみたいで。

RAMI:睡眠学習しました。

-(笑)

K-A-Z:僕はいつも清春さんのアレンジをやってるけど、RAMIが歌う前提でアレンジするのは新鮮でした。「Remember」のAメロはゴツイ音を前面に入れずに、隙間にアコギを入れた方が歌に立体感が出るなと。他に押しの強い曲はあるので、強さよりも優しさが出るように意識しました。

RAMI:他の楽曲と濃淡が出ましたもんね。