MENU s

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

ALL OFF

2015.11.04UPDATE

2015年11月号掲載

ALL OFF

メンバー:so-hey(Vo)

インタビュアー:山口 智男

-メジャー・レーベルからの第1弾シングルとなる『One More Chance!!』には結成から11年目にして、いよいよメジャー・デビューするにあたり、改めての所信表明が表れていると感じました。

やっていることは変わらないし、心がけていることは昔と同じなんですけど、一気に人目に触れる機会が増えるということは感じています。今までは僕らのようなジャンルの音楽を好きな人たちに対してしか露出していなかったと思うんですけど、今回、アニメのタイアップということで、僕らのような音楽に興味がなかった人たちに知ってもらえるということと、それによってアニメのタイアップをされているバンドさんや声優さん......つまりすべてのアーティストがライバルになるんだと思うと、今まで以上にプロ意識を持ってやらなきゃっていう身の引き締まる思いはあります。

-あらゆるアーティストと同じ土俵に立ち、これからはそこで勝負するわけですね。もちろん、勝てる自信はあると思うんですけど。

自信がある部分はありますが、ない部分もやっぱりありますね。僕ら、自分たちを客観視することが得意というか、昔からそうやってきたんです。なのでここはまだ足りていないというところと、ここは勝てるっしょってところがあるから、長所は伸ばしつつ、足りない部分は克服していかなきゃっていう日々ですね。そこはやっぱり少しずつ積み重ねていくしかないですよね。

-勝てる部分って例えば?

ライヴですね。僕らライヴ・バンドだと自負してるので。ライヴに来てもらえたら、どんなメジャー・アーティストと対バンしようが、僕らの世界に引き込む自信はあります。そこは勝負できると思うんですけど、例えば歌唱力だったり、演奏力だったり、アーティストとして必要不可欠な部分に関して言うと上は無限にいるので、そこはどんどん磨いていきたいと思ってます。

-今回、シングルをリリースするにあたっては、どんなことをまず考えたんですか?

"ヘヴィーオブジェクト"というTVアニメ作品のオープニング・テーマをぜひやってくださいと依頼されてから書き下ろした曲なので、まず原作の小説を全部買ってきて、読み込んで、作品のファンになりました。そこからファンとしてはこういうのが欲しいに違いないというものを自分なりに思い描いて、それを具体的に形にしていきました。だから、メジャー・デビューだから、"まず俺らのこれを見せつけようぜ"みたいな思いはまったくなくて。まずは作品のファンがこれを聴いたとき、どれだけテンションを上げてくれるか考えつつ、最後に自分たちの要素を入れるっていう気持ちで作りました。

-作品のファンが欲しがるものって例えばどんなことだったんですか?

哲学的な部分よりもむしろ、爽快感やボーイ・ミーツ・ガール感、ストレートな感じだったり、そういうキーワードが感じられるものにしようと思いました。重すぎる歌詞やヘンテコリンな展開の曲にしちゃうと違うかなと思ったので、そういうキーワードがどうやったらストレートに伝わるかを考えました。僕は個人的に、好きな映画やアニメ、ゲーム......何でもいいんですけど、ひとりのファンとして、作品に付随する音楽が"この曲なの? 合ってなくね?"っていう経験を結構してきてるんですよ。だから、そういうふうにはしたくなかった。それにはやっぱりひとりのファンとしての視点が大きいと思うんですよね。

-そういう作り方はいつもとは違うんですよね?

いつもは思いつつくまま、原案を僕が作って、メンバーと一緒に作り上げるんです。こんな曲やりたいんだけどっていうその雑食な感じが出ているんで、ALL OFFの曲は結構ムチャクチャなんです(笑)。何でも好きだから、最終的にいい曲だったら何でもいいじゃんっていうのがうちのスタンスなんで、書き下ろしのとき以外は自由に作ってますね。

-聴かせてもらって、とてもALL OFFらしいというか、ALL OFFらしさをストレートに表現したというふうに感じました。それはメジャーからの第1弾シングルということを意識したからだと思ったんですけど、今のお話からするとそういうわけではないんですね?

ただ、この曲に辿りつくために、まず20曲ぐらい書いたんですよ。その中からスタッフとメンバーとで選んだんですけど、最初の方に作った曲は、"考えすぎじゃない?"って言われて。ストレートな曲ではあったんですけど、"ちょっと頭でっかちじゃない?"みたいな話になったので、じゃあ開き直って、どストレートにやってやろうと思って、最後に作ったのが今回の「One More Chance!!」(Track.1)だったんですよ。最初は踏ん切りがついてなかったというか、考えすぎてたところがあったんですけど、おっしゃっていただいたみたいにもっとALL OFFらしさを出して欲しいと言われたので、考えすぎずにバッとやろうと思いました。それまでにこねくり回した過程があって生まれたみたいなところはありますね