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INTERVIEW

Phantom Excaliver

2015.07.07UPDATE

2015年07月号掲載

Phantom Excaliver

Member:Kacchang (Vo) Matsu (Gt/Vo) Die-goro (Ba) Thomas (Dr)

Interviewer:米沢 彰

-はじめてのインタビューになりますので、バンドと個人の自己紹介をお願いできますでしょうか?

Kacchang:俺たちPhantom Excaliverは2012年6月にKacchang、Matsu、Die-goroを中心に結成して以来、ヘヴィ・メタルを軸にした"メロディック・スピード・デスメタル"という独自のジャンルを追求し続け、メタルで世界に安定と平和をもたらすことを掲げているッ!! 闘う魂、貫く心、聖剣を扱いし伝説を切り開く勇者、それが俺、ヴォーカルのKacchangだッ! 見た目と年齢のギャップによく驚かれます(笑)。

Matsu:Kacchangのライヴでのソウルフルなシャウトと熱いMC、Phantom Excaliverがどんな場所でも(ジャンル的な意味で)ライヴができる"ライヴ・バンド"たらしめているのは、彼の類い稀なキャラクターあってのことでしょうね。僕はPhantom ExcaliverのリーダーMatsuです! 作曲、ギター、クリーン・ヴォーカルを担当してます。

Kacchang:Phantom Excaliverの決してぶれない音楽性はほとんど彼から量産されます。

Die-goro:見た目は力士、心はヴィジュアル系、ベースのDie-goroです!

Thomas:ドラムのThomasです! 最近加入したのですが、基本クサメロすぎて若干戸惑ってます。

-音源もバンドのキャラも本当に濃いですね。

Kacchang:まず初めに自分たちは"コミック・バンド"と名乗ったことは1回もないのですが、よくネタ・バンドと言われたりします(笑)。全然どう思われても良いのですが、楽しくやれて、笑ってもらえて、それでなお且つ自分たちがやりたいモノを思いっきりやれればそれでいいかなって。

Matsu:自分たちはウケを狙ってるつもりはないのですが、ライヴやMVは自然と笑顔になるって言われます(笑)。 ただ楽曲は決してふざけたり、ウケを狙った展開や歌詞にはせず、ヘヴィ・メタルを表すような曲を作るようにしてます。

-バンドとしての最終目標も定められているのでしょうか?

Kacchang:世間が持つメタルというイメージを俺たちが払拭し、日本のみならず海外でも第一線に立つバンド。自称"渡辺謙メタル"。

Matsu:純粋なヘヴィ・メタルバンドとして"SUMMER SONIC"、"ROCK IN JAPAN FESTIVAL"など日本の大型フェスのメイン・ステージに出たいと思ってます。ヘヴィ・メタルという枠にとらわれない、日本が誇れるバンドになりたいですね。

-バンドが持つコンセプトがもう最高すぎてぜひ私も布教活動に加わりたいぐらいです(笑)。結成当初から今のコンセプトは固まっていたのでしょうか?

Kacchang:ぜひ加わってください! アルバムを作る際に、ひたすら話し合って自分たちが目指しているモノ、何を伝えたいか、などを追及していった結果、このようなコンセプトになりました(笑)。

Matsu:この世界観をもとに映画化、ゲーム化を本気で考えてます。まずは本を出版したいですね(笑)。音楽的なコンセプトといえば、 実際自分たちがどのような方向性でやればいいのか悩んだ時期もありました。しかし、やはり自分たちが楽しい、生きがいと思うことが1番で、その結果メロディック・スピード・デスメタルを貫く姿勢が自分たちに合うことに気づいたんです。

-実際にメタルの"衰退"を感じることもありますが、なぜそのような逆風の中でPhantom Excaliverを始めたのでしょうか?

Kacchang:ゆずやコブクロしか聴いてなかった俺にメタルを教えてくれたのは中3のときに同じクラスだったMatsuで、時は経って、大学1年のときにMatsuとバンドを組むぞ!となって。そのときからメタルをやること以外、まったく考えられなかったですね。好きなモノはやりたいに決まっているでしょう? 俺たちにとってそれがメタルだっただけのこと。

Matsu:新たな時代を作りたいという意思もあるのとは裏腹に、とにかく自分たちが好きな音楽を!という想いでPhantom Excaliverをやってます。

-"メタルの復権"にはやはりハイレベルなメンバーが不可欠だと思いますし、実際に音源を聴く限り、"ハイレベル"で"濃い"メンバーが集まっていると感じました。現在のメンバーが集った経緯を教えてください。

Kacchang:小学校、中学校と同級生で、メタルを教えてくれて、俺のギター・ヒーローだったMatsuとバンドをどうしても組みたくて、そこから高校の後輩のDie-goro(※当時ギター担当)を誘ったり、 法政大学の音楽企画倶楽部というバンド・サークルでThomasとMETAL SAFARIのコピバンをやったのですが、それがきっかけで仲良くなり、バンドに誘いました! でもPhantom Excaliverにとって1番大切なのはテクニックよりもキャラクター。この4人でいかに楽しく過ごせるか、ってのを1番重要視しています(笑)。

Matsu:僕は逆にテクニックにこだわったことはありませんね(笑)。とにかく聴いてもらう人にわかりやすく、ハイレベルなテクニックではなく、すごく簡単なフレーズでも痺れるようなフレーズを作るようにしてます。そんな方向性にメンバーみんなが自分なりに対応してくれて、今に至っています。

Thomas:METAL SAFARIのコピバンをやっていた当時、Kacchangはジェイソンの覆面を常に被っていました。 そんなクレイジーな彼とPhantom Excaliverで共に音を出すことなんて、その時は1ミクロンも考えられなかったですね。