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INTERVIEW

打首獄門同好会

2015.05.07UPDATE

2015年05月号掲載

打首獄門同好会

メンバー:大澤敦史 (Vo/Gt)

インタビュアー:荒金 良介

-このバンド名の由来はHPでもきっちり説明されてるので、今更訊くような野暮なことはしませんが。今のところ、この名前で何も支障はないんですか?

特に叩かれることはないんですけど、メディアへの露出に支障が出るケースはありますね。ここ数年の話ですけど、特にテレビやラジオは"このバンド名だと、オンエアはちょっと......"みたいな。

-ああ、そうなんですね。

音楽業界以外の方がインタビューでウチの名前を出したときにも"それはちょっと......"みたいな場合もあるようです(苦笑)。10年前はそこまで規制はなかったし、フザケて付けたバンド名なんですけど、今はそういうこともありますね。

-大澤さん的に憤りみたいなものは?

まあ、しょうがないかって感じです(笑)。

-バンドとしては去年10周年を迎えて、ベスト盤もリリースしました。これまでの10年間を振り返っていかがですか?

ウチらの活動を線グラフで示すと、急激にドン!と来ることもなくて。その代わり、落ちることもないみたいな。

-着実に人気と動員は増えてますね。

ほどほどのモチベーションが常に保たれるという意味ではいい状態だと思います。メンバーみんなのんびり屋なので、このまま行けたらいいなと。ほんとに一段一段来ましたからね。昔から知ってるライヴハウスの店長からも、ウチの場合はワン・ステップずつライヴハウスの規模が大きくなってるから、ちゃんと一段一段が見えやすいと言われますからね。

-なるほど。そもそも大澤さんの音楽的ルーツにはメタルがあるんですよね?

小学生の高学年で初めてギターを持って、当初は兄や姉に借りたB'zやX JAPANをよく聴いていました。でも当時の日本のヒット・チャートにはそれほどギターが面白そうなバンドが多くなかったので、洋楽に手を出してみたんです。それでハードロック、ヘヴィ・メタルばかり聴く中学時代を送りました。それからは洋楽バンドばかりコピーしていたので、日本のインディーズ・バンドは逆に通ってないんですよ。田舎に住んでいたから、ライヴもそんなに行く機会がないし、かなり根暗なメタル・ギター少年でした。

-洋楽はどのへんを聴いてました?

初めて手にしたのはレンタル屋で借りたVAN HALENとMR.BIGで、Paul Gilbertのギター・ソロを聴いて度肝を抜かれて。当時大澤少年は松本孝弘(B'z)が最速ギタリストだと思っていたけど、どうやら違うなと(笑)。当時ネットもないから、クラスメイトに音楽好きがいなければ、音楽雑誌を読むしかなくて。それからギタリスト向け雑誌に載ってるギタリストを聴くようになったんですよ。Paul Gilbertの他にもSteve Vaiにハマって、ソロばかり弾いてる時期もありました。あと、兄貴がたまたま持っていたSKID ROWを借りて影響で、LAメタル・バンドに手を広げてギター・リフを弾きこんだり。

-うんうん。

あとは広く浅くです。かつてX JAPANを聴いてた影響でジャーマン・メタルに魅力を感じて、HELLOWEENはよく聴いていました。メロディはキャッチーだけど、バッキングはメタル要素が強いじゃないですか。ウチのバンドもリフは激しいけど歌はキャッチーなのは、このLAメタルやジャーマン・メタルに凝ってたころの影響かなと。他には、スラッシュ・メタルにも手を出そうかなとMEGADETHもちょっとつまんだら、次はプログレ・メタルにも手を出そうとDREAM THEATERに行ったり。ベタと言えば、ベタなものばかりですね。高校まではそんな感じだったんですが、卒業後に上京して音楽学校に行ったんですよ。そこでブルース、ジャズ、フュージョンとかそれまでと全然違う未知の音楽を知ることができまして。一方でSYSTEM OF A DOWNとか激しいのも聴いてはいたんですけどね。ルーツは少年時代のハードロックとヘヴィ・メタル、それと音楽学校で出会ったもの、その2段階で作られたのかなと。今回の2曲目にもジャズの4ビートのフレーズが突然出てくるんですけどね、打首の曲にこういうアレンジが使われるのは、音楽学校で出会った側の要素ですね。

-「New Gingeration」ですね。ただ、打首獄門同好会の楽曲に速弾きのギター・ソロはあまりないですね。

ね(笑)? 過去に1、2曲あったんですけど、最終的に速弾きはやめました。

-なぜですか?

このバンドを始めるにときにヴォーカルを探していたけど、難航して面倒臭くなって、自分が歌った方が早いなと。ギター・ヴォーカルになった途端、ギター・ソロは歌を休憩できる時間になってたんですよ。ギター・ソロになるころには疲れちゃって、集中力が保たなくて。あと、3ピースというのも大きいですね。ギターがふたりいると、ひとりがソロを弾いてるときも、もうひとりがバッキングを弾いてるから、音の厚みは薄くならないじゃないですか。3ピースでソロを弾くと、途端に音像が薄くなるので勢いつけづらいんですよ。それよりも、このバンドは味のあるフレーズを弾いた方が合うなと。