－今回の『No Fixed Address』ツアーではLED ZEPPELIN、EAGLES、METALLICA、BON JOVI、Bryan Adams、FOO FIGHTERSのカバーもやっているようですね。これまでカバーってやってました？ カバーを交えるのはなぜ？

これまでは前ほどはやっていなかったような気がするな。今回入れてみたのは、オーディエンスが俺たちの曲以外にも一緒に歌えるのがあったらいいと思ってね。今のところ反応がいいよ。特にEAGLES。日本でどれだけ人気があるかは分からないけど、アメリカではとにかく大人気なんだ。

－日本でも人気がありますよ。

あ、そうなんだ？ じゃあ日本でもやろうかな（笑）。

－いいですね（笑）。少なくとも「Hotel California」はみんな知っていますよ。

そうだね。

－選曲はどんなふうに？

とにかく1番知られている曲を選ぶようにしているよ。1番知っている人が多い曲はどれかを予想するんだ。今のところうまくいっているよ。「Hotel California」は当然、最高に反応がいいね。

－カバー曲は実際に若いころ聴いてきた曲なのでしょうか。

そうだね、もちろん。

－オリジナル曲とどう馴染むかも考えたりしますか。

何らかの関連性は必要だね。これらの曲の影響は必ずしも俺たちの音楽にあからさまに表れている訳じゃないけど、確実に存在するんだ。

－実際、あなた方が演奏している姿が想像できる曲たちですよね。オリジナル曲との切り替えもスムーズなのではないかと思います。

そうだね。例えば「Hotel California」の場合は「Rockstar」にスムーズに移行できる。そういうところがクールだと思うよ。

－来日公演でもカバーってやりますか？

......かも知れないね。いつも自然の流れでやっているから、現時点ではやるかどうかは分からないな。日本に着いてから決めることになると思う。やるかも知れないし、やらないかも知れない。今は分からないよ。

－今回、会場となっている東京体育館は前回の日本武道館と同じぐらいのキャパなんですけど、それでもNICKELBACKを観られる"1番小さい"会場なんでしょうね。そこは日本のファンにとっては嬉しいところですが、逆に演奏するみなさんにとって、いつもより小さい会場でやる楽しさって？

NICKELBACKファンで埋まってさえくれれば、会場の大きさは関係ないよ。ファンが楽しんでさえくれればね。10万人いようと千人だろうとそれは変わらない。いつだって楽しいよ。

－これまで新作からは4曲披露しているようですが、新作からの曲が増える可能性はありますか？ "これだけは準備しておいたほうがいい"ということがあったらぜひ教えてください。

シングルとしてリリースされた曲はセットリストに取り入れようと思ってるよ。オーストラリアでは「Satellite」を入れてみようと思ってるんだ。日本でも入れるつもりでいるよ。俺たちのショーに来てくれたことのある人なら、シンガロングのロック・ショーだって分かっていると思うんだ。誰もが楽しい時間を過ごすことができる。俺たちも最高の時間を過ごせるんだ！ 大きなパーティみたいなものだね。みんなのためにプレイして、一緒に楽しむ、ただそれだけさ。

－最後に来日を楽しみにしている日本のファンにメッセージをお願いします。

俺たちNICKELBACKは日本に早く行って、またみんなのためにプレイしたいとワクワクしているんだ。日本ではいつも最高の時間を過ごさせて貰っている。今回もぜひそんな時間にしたいね！ 心から楽しみにしているよ！