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INTERVIEW

IN HEARTS WAKE

2015.05.11UPDATE

2015年05月号掲載

IN HEARTS WAKE

Member:Ben Nairne (Gt)

Interviewer:米沢 彰

-はじめまして!初のインタビューになりますのでまずは自己紹介をお願いできますか?

俺はIN HEARTS WAKEでギターを弾いてるBen Nairneだよ。

-2006年に結成ということで、今年で活動10年目になりますね。節目となる今年、遠く離れた日本でのデビューが決まったというのはなかなかドラマティックだと感じます。ご自身では日本でデビューすることについてどのように感じていますか?

俺たちのCDが日本でリリースされるなんて未だに信じられないよ。特に10年前に始めたころの自分たちは、こうなるなんて思ってもみなかったね。

-これまで長期に渡ってそのスタンスを崩さずに続けてこれたのはどういった要因によるのでしょうか?

俺たちは一緒にバンドを始める前からずっと親友だったから、それはバンドを続けるうえですごくプラスになっていると思う。でも本当の意味で俺たちをひとつにしているのは音楽に対する情熱で、これから先もずっとこんな環境が続くことを願っているよ。

-MVなどでも端的に表れていますが、"自然をテーマにしたメタルコア"というコンセプトを随所に色濃く表現されています。どういったきっかけや考えで、自然をテーマに据えたのでしょうか?

俺たちはとても美しい自然に囲まれた環境で育ってきたから、それを守りたいという気持ちは強いよ。最近になって俺たちもいろいろな場所を旅することが増えたけど、大都市になればなるほど、地球が酷く汚染されているのを目の当たりにしてきた。俺たちは地球のために少しでも自分たちにできることをしたいと思っているよ。

-NORTHLANE、ERRA、TESSERACTなどあなた方と同じようにヘヴィで難解でエモーショナルなサウンドを身上とするバンドがジワジワと増えてきているように感じます。ご自身では同じような実感はありますか?

ここ数年の間にたしかにこのシーンは大きくなってるよ。こういうヘヴィな音楽の発展の背景にはラジオによるプロモーションが増えたことが大きいんだ。この手のジャンルを一般層に広げることに大きく貢献しているよ。ヘヴィな音楽は従来、怒りやネガティヴなことを叫んでいることが多かったんだけど、最近ではもっと伝えるべき大切なメッセージが他にもたくさんあることに気がついたバンドが多くなって、それがメイン・ストリームで受け入れられるようになった要因だと思うな。

-近い音楽性のバンドの中で、意識していたり、影響を受けたようなアーティストはいますか?

俺たちはずっとAS I LAY DYINGの大ファンで、バンドを始めたころにはカバーもしていたぐらいなんだ。でも残念ながら2度と一緒にできることはないけどね......。個人的にはLINKIN PARKと一緒にライヴしてみたいな。特に数年前の"Soundwave Festival"で彼らのライヴを観てからその気持ちは強くなったよ。

-日本デビュー作となる今作『Skydancer』は前作『Earthwalker』と対になるアルバムのようですが、前作との連続性や関連性について詳しく教えていただけますでしょうか?

実はこの2枚のアルバムは同時にレコーディングしたんだ。『Earthwalker』は女性の一面を表現していて、『Skydancer』は男性を象徴している。この2枚のアルバムは歌詞の内容も音楽も対になっている。『Skydancer』はより暗い側の一面を表現しているアルバムなんだ。