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INTERVIEW

GOOD4NOTHING

2015.05.18UPDATE

2015年05月号掲載

GOOD4NOTHING

Member:U-tan (Vo/Gt) TANNY (Vo/Gt) MAKKIN (Ba/Cho) SUNE (Dr)

Interviewer:荒金 良介

-今回はシングル&ライヴDVD同時リリースという形になりますね。

U-tan:ちょうど前作から1年半くらい経っていて、ツアー・ファイナルの映像も撮ってはいたんですが、どんな形で発表するかとか全然決めてなくて、どうせなら何か音源も一緒に出したいなってのがあって、今回はシングルとのカップリング・リリースになりました。

MAKKIN:シングルを出す話をしていて前のツアーの映像も撮っていたので"出してまうか?"みたいな感じです。ノリで決定しました(笑)。

SUNE:オフショットも含め、前回のツアーの映像が残ってたので同じタイミングで出しました。

-では、ニュー・シングルの話から聞きたいのですが、シングルというフォーマットでは前作『RIGHT NOW』以来なので約3年ぶりですね。今回の内容に関してはどんなものにしたいと思ってましたか?

U-tan:シングルやけど飽きのこない1枚にしました。曲数が少ない分、何回聴いてもまた聴きたいって思ってもらえるような、パンチのある内容になれば良いなって。結果的にカバー曲も、"マッキン&来来!キョンシーズ(※GOOD4NOTHINGがBBQ CHICKENSの企画で共演する際に、ベースのマッキンをヴォーカルとし編成する別名義バンド)"とのコラボ作品も(笑)、いい感じで作品のパンチになっています。

SUNE:アルバムにいい感じで繋ぐことができるようなシングルにしたかったです。

-これまで曲名をそのままシングルの表題にしていたケースが多かったですが、今回はわざわざ別の表題をつけてますよね。この"Raise Your Hope"にはどんな思いが?

U-tan:今年はいろんな意味で節目にあって、僕たち的にもSUNEが入ってから丸5年が過ぎたり......なんかそういう今僕らが生きてる時代、世代の中でもそういう節目があって、その中に生きていて"こんな今やからこそ、希望を掲げてそれを掴もう"って思いでつけました。カバー以外の3曲の共通点でもあったので、掲げるだけじゃなくてちゃんとそれを掴もうってメッセージを込めています。

TANNY:タイトルの"Raise Your Hope"は読んで字の如くです。ジャケットにもその想いは入ってますね。

-4曲入りの音源なので1曲ずつうかがいます。冒頭曲「IN THIS LIFE」はGOOD4NOTHINGらしいパンキッシュな疾走ナンバーですね。この曲をトップに持ってきた理由は?

U-tan:この曲は特にメロディの流れが気に入っていて。最近はメロディの構成やら、曲の構成やらいろんなところで引き出しが増えたというか、"マッキン&来来キョンシーズ"やったり、今までにないことに挑戦できたおかげで作曲するのが楽しくて、暇さえあれば曲作ってますね。そんな中でできたG4N節炸裂の泣きメロ疾走チューンに仕上がったと思います。

TANNY:U-tanがデモ持って来たときに全員がピンときて"これ!"ってなりました。

MAKKIN:シングルにどんな曲を入れるかメンバーとミーティングしていて、U-tanのいっぱいある曲ストックの中から全員一致でこの曲に決まりました。個人的にこのメロディがすごく良いと感じていて、コーラスを考えるときにメインのメロディを活かすような感じで作りました。

SUNE:1番GOOD4NOTHINGらしさが出ていたからです。

-曲名の中に"LIFE"という言葉があり、"この人生の中で 今日を生きてる"という歌詞もありますが、この"LIFE"にはどんな思いを?

U-tan:ライヴでもよく言うんですが、今年で17年目に突入しました。数々の出会いがあったし、別れも経験しました。もう同じステージに立てなくなった人も見て来たし、また新しい形で戻ってくる仲間いる。いろいろ見て感じて、やっぱり俺たちはこの瞬間この1秒を生きてて、それがほんまに大事なことやって思って。明日の朝、目が覚めへんかっても、後悔せえへん今を生きたいなって。そういう気持ちで歌ってます。

TANNY:LIFEの感じはそいつそいつの生きざまやと思います。僕らのテーマでもあります。

-次の「LIAR」は、"feat. マッキン&来来キョンシーズ"というクレジットになっています。これはBBQ CHICKENS監修のコンプセト・オムニバス盤『Japanese Katana Soundtrack』にも参加したプロジェクトです。バンドとしてもこうしたアプローチは15年以上のキャリアがありながらも、初の試みですよね?

U-tan:そもそもBBQ CHICKENSがこういうチャンスというか無茶ぶりをくれて(笑)、メンバー満場一致でオムニバス盤にも参加させてもらいました。そのときもオムニバスに収録してない曲が2、3曲あって、バンド単位でも曲作りの面でスゴく楽しくて、今回もシングル選曲のときに17曲くらいあって、その選曲してるときにふとこの企画を思いついて、せっかくのタイミングやし、自分的にもやりたかったのでメンバーに大至急作るわって言って急遽作りました。いい仕上がりになってますね!! 来来部分のキックとスネアの音には圧巻です(笑)。

TANNY:個人的にメタルやハードコアも良く聴いてまして、PANTERAのライヴ盤は今でも十八番です。

MAKKIN:もともとはBBQ CHICKENSのツアーに誘ってもらったときに"普通にG4Nで出ても面白くないんじゃないの?"って、PIZZA OF DEATH側から提案があったんです。それで、そのときのノリでバンド名も考えて(笑)、実際やってみるとすごく新鮮で楽しくていい経験なりました。僕がヴォーカルするのも19年ぶりなのでめっちゃ緊張しました。

SUNE:BBQ CHICKENSの企画で誕生した"マッキン&来来キョンシーズ"がすごく新鮮だったので、単発ではなくシーンのカンフル剤としても続けて行きたいと思ったので!

-曲調的にはMAKKINのテイストを織り込んだハードコア・パートも入ってますが、曲作りはどういうふうに進めたのですか? 歌詞も普段よりもクダけた言い回しの中にメッセージ性も込められてるように思いますが、いかがですか?

U-tan:そうですね、まさにG4NとM&RRK(※マッキン&来来キョンシーズ)の持ち味がうまく共存してますね。歌詞やメッセージのところもいい意味でストレートに書けたし、M&RRKのパートはマッキンの歌のギリギリ感が妙に好きです。ギリギリ感というか、ギリギリやったんですが(笑)。

-「STAND UP ALL MY DUDES」は「LIAR」同様、激しく畳み掛けるナンバーで有無を言わせない迫力がありますね。

U-tan:リフからのキャッチーなメロディですね。STOP&GOな感じもメリハリがついててテンション上がる仕上がりになってます!! 疾走感溢れるメロディック・チューンになりました!!

TANNY:他の曲にも言えるんですがライヴ感ですね、この曲は特に勢いがあるし、より掻き立てられるものがあります。