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INTERVIEW

ギルガメッシュ×ALL OFF

2015.03.06UPDATE

ギルガメッシュ×ALL OFF

Member:ギルガメッシュ:愁(Ba) ALL OFF:Yukio(Gt)

Interviewer:TETU★KID

-すごい模範解答ですね!(笑)

愁&Yukio:爆笑

Yukio:自分のルーツみたいなのはあるので、それを提示できたらいいなとは思いますけど、場が盛り上がらない可能性もあるじゃないですか。だから選曲は相当大事だなと思ってます。自分が聴いてきた音楽をただ披露するっていうだけじゃなくて、今の若い子にもちゃんと届くような楽曲をかけたいなと。

-それってDJの醍醐味ですよね。先ほど、愁さんもおっしゃっていたのですが、ちょうど新木場公演の1週間前ということもあって、いわばツアー中ですね。ツアー・ファイナルとなる新木場公演への意気込みをお聞きしたいと思います。

愁:新木場のワンマンは5年振りくらいですかね。新しいところが見えたというか、当時僕らがいたポジションみたいな居心地のいい場所にいられれば楽っちゃ楽なんですけど、そうじゃなくていろんな世界を見たいって飛び出して、いろんなバンドとも関われて、いろんな世界が見られて、いろんな流儀に触れて、いいも悪いも見られて。それによって自分の中の線引きもできた。スタッフも一新して最少人数で回ったツアーでもあって、みんなで協力してゼロからもう1回頑張っていこうって11周年目に向けて頑張ってきたので、その第一歩になるために。このツアーで、バンドのライヴ・パフォーマンスの底上げにはなりました。その第一歩が見せられて、ここからまた新しいチーム作り、新しいギルガメッシュっていうファンも含めてのチーム作りができていければいいなっていう1日になるかなという予想をしてて。僕らにもそれなりの意気込みはあるし、パーティー感も出してこうと思うし、盛り上げていこうと思ってます。

-ギルガメッシュはもともとメンバーの他にPA、コンサート制作、マネージャー2人にメイク等という大人数の体制で動いていたのに、今回のツアーでメンバーとマネジャー1人だけで動くバンドになったそうですね。実際不便なことはありましたか?

愁:甘えてたし、責任を押しつけてたというところがあった。俺らがしっかりして、そのうえで少しずつチームを作っていかないと、みんなが責任の擦りつけ合いで......なんのために......なんかちょっと、驕り高ぶっていたというか、そういう気持ちがあったのかもしれないし。"全部機材のメンテナンスもやっとけよ"みたいなときもあったし、それなのにライヴで何かあれば、すぐにいちゃもんつけるし(笑)。でもそれは違うなと思えて。今は自分で弦変えて、自分でセッティングして、自分自身をわかったうえで誰かをつける。また違う感覚になると思うので。そのときはわかんないまま、どんどん大人が入ってきて、"これやってくれるんだ。じゃあやっとけやっとけ"っていう。(以前は)完全にセッティングがある、リハでちょっとチェックして終わり、メイクもしてもらえる、ライヴやってすぐホテルに帰れるっていう生活だったんで。

-スタッフを最少にしたことで改めて気づかされたことがあったということですね。

愁:そういう状態じゃなきゃバンドできないっていうバンドもいると思うんです。でも俺らはバンドが好きだし、音楽が好きだし、一度解散しかけてから、今一度ギルガメッシュをやっていくっていうなら1回全部裸になってそこからもう1回やっていこうよって。ちょうど10周年っていう切り目で、11周年目になるわけだから。そういう覚悟の1発目なんで。まあ覚悟といってもそんな重苦しくもなく、僕らも楽しむ前提でいくので、ファンのみんなも楽しんでもらえたらなと思っています。5年前の新木場とは違いますね。裸一貫(笑)。全身で"音楽好き"っていうライヴを演出できたらいいなと思っています。