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INTERVIEW

THREE LIGHTS DOWN KINGS

2015.02.09UPDATE

2015年02月号掲載

THREE LIGHTS DOWN KINGS

Member:Glielmo Ko-ichi (Vo) u-ya (Screaming/Gt/Prog)

Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

-去年7月にリリースした『ALL or NOTHING』から半年ほど経ちましたが、今振り返ってみて自分たちにとってどういった意味を持った作品でしたか?

Ko-ichi:前作の『ALL or NOTHING』は夏フェスに向けて書いたミニ・アルバムでもあったんですけど、フェスでもライヴでも実際にかなり盛り上がったので、結果としていいアルバムになったと思いますし、自分たちにとってもいいライヴ感を感じることができるアルバムになったと思います。

-2014年はサンエル史上最高にヘヴィな「KillStream」や最高にキャッチーな「ONE」が収録された『ALL or NOTHING』をリリースしたり、リリース後のツアーではミソッカス、RAM RIDER、sfprをゲストに招いたりと振り幅を広げていった、拡散を強く意識した時期でもあったと思いますが。

Ko-ichi:新しい僕たちを常に出していくという意味では、「ONE」だったり「KillStream」の幅は、サンエルのできることをもっともっと追及していこうという思いがあった結果だったと思いますね。対バンについては幅を広げるという意味で、今までの自分たちにはなかったものを得ることができたかなと思いますね。

-ミソッカスやRAM RIDER、sfprから触発されたことはありますか?

Ko-ichi:これまでラウド系の括りでずっとやってきていて、自分たちのライヴ感だったり音楽性を広げるのは結構難しいと思っていました。特にミソッカスは一緒にやるのは今回初めてだったんですけど、シーンは違えど同じ名古屋でやっていて、共鳴したなと思える部分がいくつもあったり、聴いてくれている層は違っていたかもしれないけど面白いなと思いました。この間は逆にミソッカスに呼ばれて一緒に回ったりしました。こういうのをもっともっと広げていけたらな、と思いましたね。

-共鳴したというのは?

Ko-ichi:ただただ踊れるだけじゃなくて、プラス・アルファの何かがある、っていうのが魅力というところですね。サンエルだともちろん踊れて楽しいのはあるんですけど、心を突き刺すメッセージ性があったり心が動く瞬間があって......ミソッカスは踊れるだけじゃなくてちょっとおバカで笑える、とか、そういったプラス・アルファの部分の違いが良く出ていて、でも芯となる"躍らせたい"っていう部分は一緒で、いろいろ勉強になりました。

-なるほど。そして2015年最初のリリースとなる「NEVER SAY NEVER」ですが、まず第一印象が、めちゃくちゃキャッチーですね。完成してみていかがですか?

Ko-ichi:"デュラララ!!×2 承"というアニメのエンディングということで、今まで以上にサンエルの新しいところを出したいというのが僕の中ではありました。歌詞の中での日本語詞の量とか含めて、底抜けにキャッチーで底抜けに分かりやすい曲があってもいいんじゃないかと。今までになかったチャンスでもありましたし、思い切って広げてみて何かぐっと来るものがあればな、ということで歌詞の世界観も含めて広げてみました。

-「NEVER SAY NEVER」はタイアップが決まってから作った楽曲ですか?

u-ya:制作に入って曲を作っていく中で「NEVER SAY NEVER」ができて、レコーディングが進んでいる最中にタイアップが決まりました。受け入れられやすくて、新しいことにチャレンジした曲がアニメの制作の方にも気に入ってもらえて採用してもらえたのは嬉しかったですね。初めて聴く人にもわかりやすい曲だったのも良かったんだと思います。

-歌詞はそこまでアニメの世界観を意識した印象ではなかったのですが、実際いかがですか?

Ko-ichi:アニメに出てくるワードを直接そのまま使ったりはしていないですね。ただ、僕自身、アニメを見ていたので、登場人物の心境とか、わかる人にはわかる部分はあると思います。

u-ya:僕はもともと見ていたわけではないんですが、決まってから見ましたね。ベースのJUNE Mはもともと好きで見ていたので、決まったときにはメチャクチャ喜んでいましたね。

Ko-ichi:第1期は5年前で、今回が久しぶりの2期ということで、ファンとしては待望のアニメなので嬉しいですね。

-「ONE」もキャッチーでしたが、J-POPフィールドに近い聴かせる楽曲だったので、こういったあくまでもサンエルの主戦場であるラウドロックを軸とした楽曲でキャッチーに振り切れた曲を個人的には待っていましたよ。

u-ya:自分たちの今までやってきた曲のいいとこ取りというか、真ん中というイメージです。まさにその通りですね。