MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

Fo'xTails

2015.01.22UPDATE

2015年01月号掲載

Fo'xTails

Member:takao (Vo) 鳴風 (Gt) テラ (Gt/Prog) 坂本 尭之 (Ba) 峻洋 (Dr)

Interviewer:沖 さやこ

-まず、Fo'xTailsがどんなバンドなのかを知りたいと思います。どうやらこのバンドを結成する前に、坂本さんとテラさんと峻洋さんはバンドを組んでらっしゃったようですね。

坂本:はい。今から10年ほど前に"アニソンをやりたい!"と思ってバンドを組んだんです。

峻洋:アニソンの、まっすぐで熱い感じというか。言葉では説明しづらいんですけど"燃えろ!"みたいな音楽をメインにやっていました。

坂本:とにかく熱かったね(笑)。昔からアニメも音楽もロックも好きで、そういうものを全部含んでいるものがアニソンだと思ったので、それをやろうと。TVでやっていたアニメの曲を勝手に作ったり、アニメだけでなくドラマなど、映像に曲を充てて曲を作ったりしていて、作品の色を音で表す楽しさをそこで覚えました。そのバンドは9年やってたんですけど、メンバー間でやりたい音楽性が変わってきたこともあって解散して。そのあと(自分とテラと峻洋で)"自分たちのやりたい音楽をやれるメンバーを探そう"ということでtakaoと鳴風のふたりを誘って、Fo'xTailsを結成しました。

-まず峻洋さんの高校の後輩にあたるtakaoさんをお誘いになったそうですが、takaoさんはお誘いを受けていかがでした?

takao:俺はもともとロックロックした音楽ばっかりやってきてたし、3人の前のバンドは歌詞もストーリーの内容に寄せたものばかりだったのもあって、俺のやりたいことじゃないなと思って、むっちゃ誘いを断ってて(笑)。でも"とにかく1度話を聞いてくれ"ってファミレスに連れて行かれて。"どうにか一緒にやってくれ""好きなようにやってくれていいよ"と必死に頼まれて......そこまで言ってくれるならやってみようと熱意に負けました(笑)。

坂本:僕らのやりたい音楽がだんだん自分たちの思いを伝えたいという方向に変わってきてたんですね。(takaoは)そういうメッセージを強く持っていたし、歌いかたも独特であんまり聴いたことがないのに馴染む彼の声も魅力的でしたね。"このエッセンスをこの子はどこから持ってきたんだろう?"という驚きもありました。

-では鳴風さんは?

坂本:僕らが前にやっていたバンドが結成したくらいのころに、彼はもう雑誌とかにも出てたんですね。それで前のバンドのときに対バンをしたことがあって、そのときに"これはヤバイな! あの人かっこいいぞ!"とすごく印象深くて。それで峻洋を通して知り合って、対バンに誘ってもらえるようになって、テクニックや音楽に対するマインドもすごく尊敬してたんです。だから"いつか一緒にやりたいなー......"と思っていた10年分の気持ちをぶつけて(笑)。

鳴風:もともとやっていたバンドがあったので、僕も最初はtakaoと同じく断ってて(笑)。だけど......本当に3人の勧誘がしつこかったんです(笑)。テラちゃんなんて"加入してくれないと自分もバンドやらない"くらいのことを言ってきて......"そこまでっすか!? やめちゃだめだよ!"と思って(笑)。もともといたバンドをやめてこのバンドに加入する罪悪感もあったんですけど、このメンバーと音楽をやると自分をより活かせると思ったし、先が見えた感じもしたので加入を決めました。

坂本:僕もテラもFo'xTailsじゃなかったらもうバンドやってないなと思うんです。それだけこれだ!と思うメンバーなんですよね。

鳴風:うん。5人全員がそう思ってると思います。

-なるほど。みなさんバックグラウンドがバラバラのようですが、音楽性の指針はどう決めていったのでしょう。

鳴風:そういうものを決める作業はほとんどなかったんです。深く話し合わなくてもお互いのやりたいことがわかってるというか。

テラ:僕らの初めてのライヴはセッション・バンドとしてのライヴだったんですけど、そのときにオリジナル曲を1曲だけやったんです。その曲は今もライヴでやっていて、それが自分たちのカラーだなと言えるくらいで。だから最初からそういうことに悩むこともなく。

峻洋:出てきたものを全員が"これいいよね!"と思えて、そこからみんなで意見を出し合って、一緒にいい楽曲を目指していくというか。だからやりやすいです。

takao:そうやってまとまるのはバックグラウンドがバラバラだからなんだろうな、とこのバンドをやっていて思いますね。本当に全然違う育ちかたなので(笑)。