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INTERVIEW

BLUE ENCOUNT

2015.01.22UPDATE

2015年01月号掲載

BLUE ENCOUNT

Member:田邊 駿一 (Vo/Gt) 江口 雄也 (Gt) 辻村 勇太 (Ba) 高村 佳秀 (Dr)

Interviewer:荒金 良介

-ちょっとダサいですよね(笑)。

田邊:ダサいんですよ。それがブルエンっぽいのかなと。

-今作の歌詞の話をすると、ここに登場する"君"や"あなた"はみんな闇の中にいる人たちばかりですね。

田邊:「ワナビィ」に関しては昔の僕のことを歌ってます。全然観客がいなかったときに、"あいつはすげえ売れてるな"とか思って腐っていた時期があったから。今だからこそ言える、"あのころの自分たち"を書いてます。辛かったことも今にしっかり繋げる。それもブルエンらしいかなと。

-こういう歌詞が歌えるのもバンドが強くなった証ですね。

田邊:かもしれないですね。1年前、半年前だと、この感覚は出せなかったかもしれない。最後の歌詞もポジティヴにしようか迷ったけど、最後までダメな奴で終わらせた方がいいなと。そしたら、この曲が締まりました(笑)。ダメ男で終わる感じが良かったんだなと。

-"今日も気合で自宅を警備"(「ワナビィ」)とか笑っちゃいました。

田邊:あのころの自分は野望ばかり言う口だけの男でしたから。

-今回は3曲とも聴き手の気持ちに寄り添った歌詞ですね。例えば悲しい人がいたら、明るい顔で励ますんじゃなく、同じ気持ちになって悲しむという。

田邊:俺も同じだからさって。それが1番救われる言葉になるかもしれないですからね。昔からそういう感じで生きてきたんですよ。"あっ、こいつも一緒なんだ"と思えたら、心が落ち着きますからね。今は闇を光に変えて照らせたらなと。

-そういう意味で音も歌詞も曝け出してますね。最初に観客を引っ張っていきたいと言ってましたが、自分たちなりの引っ張りかたをきっちり示した音源で。

田邊:今回のツアーでも自分を出して、かっこ悪いなってクスクス笑われた結果、カッコイイと思ってもらえたらいいなと。そういう意味でも血が通いまくった人間味を出せたと思います。まさに僕らが2015年にやりたいことが詰まってますね。

-「LIFE」にも"あなたに言いたいことがあるんだ でもね どうやって伝えればいいかわからないんだよ"という歌詞がありますよね。

田邊:そこも自分らしさが出せたと思います。

-ダメっぷりも素直に書いて。

田邊:そうですね。「LIFE」は2年以上前からあったんですよ。『HALO EFFECT』というアルバムにも入れたいと思ってたんですけど、かなり待ちましたね。

辻村:100曲ある中で"あの曲やりたいよね?"と言っても、みんな覚えてるんですよ。

田邊:早くやりたいけど、今じゃないと思ってたんですよ。

江口:しかも前すぎてデモ音源も残ってなかったけど、みんなの頭の中に残ってましたからね。

田邊:それでもう1回俺が弾き語りして、作り上げました。メロディや構成は当時のままですね。レコーディングも音作りからこだわりました。あえてバラードをやってみようと思って。「LIFE」というタイトルはなかったけど、それは高校3年のときに作った「LIFE」という曲名から持ってきました。あのときは理由もなく俺らイケると思ってたし、その衝動をそのまま曲に詰め込みたかったんですよ。

-わかりました。2015年6月12日にはZepp DiverCityワンマン公演も控えてますが、最後に抱負を?

江口:ライヴハウスの最大目標のひとつであるZepp DiverCityでワンマンをやるので、僕らとしてもこれまで以上にメンバー間の足並みを揃えなきゃいけない。それプラス、事務所、レコード会社、チーム全体でまとまらないと、その壁を越えられないと思うから。DiverCityのあとの景色を見るためにも2015年の動きが大事になるので、さらに頑張っていきたいですね。