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INTERVIEW

KEMURI

2014.10.07UPDATE

2014年10月号掲載

KEMURI

メンバー:伊藤 ふみお (Vo) 津田 紀昭 (Ba) コバヤシケン (Sax) 平谷 庄至 (Dr) 田中“T”幸彦 (Gt)

インタビュアー:吉羽 さおり

-再結成後は、アルバム『ALL FOR THIS!』(2013年)や初のカバー・アルバム『KEMURIFIED』(2014)のリリースがあり、そして今回通算10作目となるニュー・アルバム『RAMPANT』が完成と、かなりハイペースな活動が続いていますね。

伊藤:テーマは勤勉、勤労ですから(笑)。

-『RAMPANT』は幅広い内容になりましたが、作品作りで掲げたテーマはありましたか。

コバヤシ:テーマはタイトルの"RAMPANT(自由奔放)"ですね、タイトルはあとから決まったんですけどね。

伊藤:今回は作曲のために今年の1月から2月の頭くらいまで結構、がっつり休んだんですよね。その間に各自、作曲をして。

-作曲期間をしっかり作っての制作ということではやりやすさもありましたか。

津田:時間もあって、余裕ができるのでよかったです。まあ、それでも最後の方はバタバタだったんですけどね。

伊藤:やっぱりまだ『ALL FOR THIS!』での流れの中でのアルバムだし、石の上にも3年じゃないけど、再結成してから本格的に始動して1年なので。いよいよ本格的にアルバム作ってKEMURIまたやるぞっていったときにブラッド(※津田)と話をしたのは、音楽的に激しさを絶対になくさないように、演奏はアグレッシヴさをなくさないように。そして気持ちや言葉の部分としては、より今の自分たちの年代に忠実になった、僕なりの肯定的精神姿勢を貫き通したいということで始まったんですよね。たぶん、ブラッドもT(※田中)もその線上で曲を作ってると思うんですけど。でもなんか速いよね、曲が。

-そうですね、かなりスピーディな曲が多いと思います。

伊藤:再結成してから結構、速いです。

平谷:速いっすね(笑)。

津田:昔の方が、速い曲はあまりなかったんですよね。

伊藤:とくに後期はね。

津田:1stアルバム『Little Playmate』(1997)や2ndアルバム『77Days』(1998)の頃はとくに、Hi-STANDARDがいたりメロコア全盛期で速いのが主流という感じで。やっぱり、僕たちはメロコアじゃないかなっていうのがあったりしつつ、結構ああいった速いリズムはなかったりするんですよね。

-では今こうしてスピーディな曲ができてきているのは、なぜなんでしょうね?

津田:作る人それぞれで曲にもよるんですけど、俺なんかは結構速い曲ができてしまうんですよね、とくに再結成後は。ちょっと意識をしているのかもしれないですけどね。でもT君とかはもっと幅広いというか、メロディアスな曲も速い曲もあるし。

田中:僕はそうですね。前作『ALL FOR THIS!』の時はそんなに速い曲を意識していなかったので、今回は意識しようかなというのもあったり。前作との対比というか、ちょっと違いを出したいなと思って。

伊藤:でも僕が聴いていると、ブラッドはリアルタイムでDischargeのようなハードコアを子どものときに経験していて。Tは、わりと最近のメロコアとかそういう感じだと思うから、速い曲でも結構歌ってみると違うっていうね。速いといってもメロディがあって、それにまたホーンが絡まってきたりとかで、複雑なんですよ。今までのスカ・パンクやハードコア、所謂メロコアとは別ベクトルの音楽になっていってるのかなって感じですね。それがKEMURIとしての、メンバーである人間の内から滲みでてくるものだと思うから。僕も、所謂メロコアのヴォーカリストとも違うから、そこで色は出てくるし、歌ってる内容も違うし。なんか、これからKEMURIはどうなっていくんだろうなっていう(笑)。前向きな意味で楽しみになったレコーディングでしたね。