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INTERVIEW

KNOCK OUT MONKEY

2014.08.18UPDATE

2014年08月号掲載

KNOCK OUT MONKEY

メンバー:w-shun (Vo) dEnkA (Gt) 亜太 (Ba) ナオミチ (Dr)

インタビュアー:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

-METROCK 2014に出演してましたね。19時と遅い時間帯でしたがいかがでしたか?

w-shun:野外フェスの夜の時間帯での出演は初めてだったんですよ。いつも昼間の時間帯だったんで気持ちよかったですね、少し肌寒かったですけど。

亜太:ライヴやるまではね。

w-shun:そう。最初肌寒かったけど、やったらめっちゃ暑くて湯気が出てた(笑)。どちらかというと、ラウドロックという枠組み以外の邦楽のアーティストさんがいっぱい出てて、たぶん僕らが1番やかましいサウンドだったんで、いつもの自分たちのライヴをしても大丈夫かなって少し不安だったんですけど、逆にそういうアーティストと同じ日だったからこそ、やかましいロックで楽しみたいお客さんが集まってくれたのかなって思いますね。出演できて良かったです。いい経験になったし自信が付きましたね。

-OZZFESTからMETROCKまで出演できる幅の広さを持ってるバンドってなかなかいないんじゃないかなって思いますね。

w-shun:OZZFESTのラインナップの中では逆に俺らそんなに重たくない方になりますよね(笑)。それはそれで心配だったんですよ(笑)。"俺ら大丈夫なんかな?"って。昨日は昨日で"METROCK、俺ら大丈夫なんかな?"って(笑)。

-振り幅はKOMの強みの1つですよね。

w-shun:OZZFESTも昨日もそうなんですけど、"あっ、反応してくれる人もいっぱいいるんや!"ってそういう経験ができたからこそ自信に繋がりましたね。その景色を観れたことは先々にすごく繋がるんじゃないかなと思います。

-なるほど。そしてフル・アルバム"INPUT ∝ OUTPUT"のワンマン・ツアーですがいかがですか?

w-shun:ワンマンなんで、打ち上げがさびしいですね。

亜太:ライヴの話をしろや(笑)。

w-shun:やっぱり刺激になったり、勉強になる部分はすごく多いです。それプラス、今までやってきたことの楽しさも再確認できますね。昔は酒を飲みに来てるのかライヴをしに来てるのか分からなかったこともあったけど(苦笑)、でも今思えばあの感じもあの感じで楽しかったなと。ライヴの内容でいえばセットリストもそうですし、30分のライヴでは出せないようなユルいところを出してみてもいいんじゃないかって、各会場で違うことを試みているんですけど、寛容に受け入れてもらってて、ウチのお客さん懐深いなって感じてます(笑)。

-対バン式のライヴとは違って時間に縛られることなく、やりたいことができますもんね。そのユルさというのが自由さってことなんでしょうね。

w-shun:そうですね、ライヴでの遊び方というか。そのユルさを経験することによって30分という制限されたライヴの組み方や内容も洗練されていくんじゃないかと思いますね。MCにしろ、表現にしろもっと追求していこうって感覚になってます。"これぐらいユルくてもお客さんは受け入れてくれるんだ"ってことが分かってるのと分かってないのでは全然違うので、そういう部分では今回のツアーで今までにない経験ができていますね。

-地方でのワンマンも初めてですよね?

ナオミチ:そうですね。ワンマンだと1時間半とか1時間45分ぐらいの長さなんですけど、それぐらいの長さが当たり前な感覚になってきましたね。1時間45分ずっと集中してライヴをすることで、30分のライヴの集中力が上がったというか、今までよりも濃縮されていっているような感覚はあります。

-ソールド・アウトになってる会場も多いですよね。

w-shun:そうですね、ありがたいことに。最初は"誰が来んねん!"って思ってたんですけど(笑)。各地方のお客さんの沸点の凄さは前回のツアーではないぐらい感じてて、毎回フロアがビチャビチャになってましたね。前回のツアーでは酸欠になりかけるまではなかったんですが、今回の初のワンマンではどの場所でも限界ギリギリの状態ですね。その熱さはすごい嬉しいです。お客さんに感謝してます。

-次に繋がりますよね。地方って初めて行った時に動員がそこまでなくても、どういうライヴを魅せるかで集客がどんどん増えていきますよね。

w-shun:ライヴでお客さんと触れ合う機会をできるだけ設けようと思ってて、よくお客さんと喋るんですけど、"絶対また来てください!次いつ来てくれるんですか?"ってよく言ってくれます。

-さて話題を変えますが今年2月末にリリースしたフル・アルバム『INPUT ∝ OUTPUT』を今あえて振り返ってみていただけますか?

dEnkA:ワンマン・ツアーをやって新しい楽曲をライヴで披露できて、ツアーも後半戦になるとやっと馴染んできた感じがありますね。

亜太:当時の自分たちの集大成として自信を持ってリリースしたものですが、自分たちに馴染んできてから改めて聴いてみると、自分たちはもう次の段階に気持ちも体も行ってるんだなって思いました。あの作品はあの作品ですごい良かったし、その時自分たちが消化しようとしたことが詰まってるんですけど、じゃあ次も同じことやりたいかって言ったらそうじゃないし、もっと広く多くの人に突き刺さるような曲をやりたいと思いましたね。

-なるほど。制作時にはライヴで盛り上がると想定していた曲が実際には思っていたほど受けなかったり、逆にそれほど盛り上がりを想定していなかった曲がライヴでめちゃくちゃ盛り上がった経験ってないですか?

w-shun:"これはお客さん盛り上がるやろうな!"って思ってたけど、想像以上に盛り上がってビックリすることは多いですね。"そんなに喜んでくれるんだ、この曲!"って。あとは引っかかるものとかアガるものがその都市によって違うのはツアーに出てみて感じてます。スタート地点は都市によって違うなとは思うんですけど、でも最終的に行き着く最高到達点はどの都市も同じかなとは思います。

-先日あるバンドに取材した際に、ツアーの前半はまだお客さんに曲が馴染んでなくて、リリースから月日が経過した後半戦になるにつれて、どんどんお客さんが曲に馴染んできて、曲がお客さんのものになっていくと言っていました。そういう感覚ってありますか?

w-shun:それは確実にありますね。お客さんが盛り上がってる景色を観ることによってメンバー各々グルーヴ感が身に付いてきて、それが曲の成長へと繋がることも多いです。ゴールに向かっているというよりは、スタートを切ったという感覚に近いのかな。ツアーが終わった後のイベントやフェスでもさらにどういうふうに曲が化けていくのか、楽しみですね。

-シングルについて伺いたいのですが、2ヶ月連続リリースというのはシングルが売れない今の時代、かなり攻めてるなと感じたのですが、そこに至った経緯を教えて下さい。

w-shun:そもそも夏にシングルを出そうという話だったんです。アルバムの発売前でしたね。

亜太:そうですね、アルバムのツアー前にレコーディング終わってましたから。

w-shun:今回の作品に関しては"夏"というイメージがまず頭にあって、自分たちの思い描くいろんな夏を鳴らしてみるという感覚で作ったんですよね。そこが今までとちょっと違うというか。自分たちの大きな引き出しからシングルに合うものを探すんじゃなくて、"夏"というテーマがまずあった上でそのテーマに向かってニュアンスの異なる夏を鳴らしてみました。デモの段階で良い曲がいくつかあったんで、どれが1番良いかって話してる時に、僕ら的には「Greed」がいいかなって思ったんですけど、まわりのスタッフから「Wonderful Life」の方がメロディがシングル向きなんじゃないかと言われて。それなら"もう両方出しちゃおうか!"って、無茶した方が夏っぽいし(笑)。1つのシングルにその2曲を入れて両A面にするより、7月、8月という真夏に連続で出して"俺らの夏です!"って宣言した方が分かりやすいかなと思って。