MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

a crowd of rebellion

2014.07.09UPDATE

2014年07月号掲載

a crowd of rebellion

Member:宮田 大作 (Vo) 小林 亮輔 (Gt/Vo) 丸山 漠 (Gt) 高井 佑典 (Ba) 近藤 岳 (Dr)

Interviewer:小林 詩央里

-なるほど。そしてコミカルさもあるTrack.3から一転してシリアスな「-My Name Is Error-」へと続きます。泣いている子供の目線から、両親であろう夫婦が口論する様子が描かれていますね。言い方が悪いかも知れないですが、聴く人が嫌悪感を抱きかねない、怒声や叫び声も入るこの演出を入れた意味を教えてください。

宮田:Track.5「aquarium」の歌詞を考える前に、まずこれを思いついたんです。意味のあるインタールードを入れたいと思って。何気なく観たテレビのニュースで、子供がマンションに閉じ込められて、親が帰ってこなくて餓死したとか、そういうニュースを見て"ふざけんなよ"って思ったんです。それを言いたいなって思って、若い夫婦がケンカしている演出を入れてみました。最初は英語詞にしようと思ったんですけど、さっき(小林)亮輔が言ったように、日本語で思いっきりケンカしてるのが1番人の心をエグるなって思って。俺たちは幸せな家庭で育ってるんでそういう子供の気持ちになることはできないですけど、少しでも聴いてくれた人につらい環境の子供の気持ちを考えられるような曲を作りたくて。

-「aquarium」にもTrack.4のタイトルである"My Name Is Error"という歌詞が入っていますが、これはまさにこの2曲を通して伝えたいことなんですよね?

宮田:ナイスキャッチ。その通りです。

-「-My Name Is Error-」の終盤のすすり泣きから続く「aquarium」のギターのイントロを聴いてゾクリとしました。まさに聴いた人の心をエグる演出になっていると思います。

宮田:苦情は受け付けません。あの頃の記憶がよみがえって......。

高井:"どうしてくれるんだぁーーー"ってなってもね。賛否両論はあると思います。

宮田:"叩かれようぜ!"って感じでいきました。いい子ちゃんなバンドなんで、俺ら。皆に気に入られようとしているバンドなんで。最初大人の方たちに"入れないほうがいいよ"って言われるかなって思ったんですけど、賛同してくれて。

-賛否両論というのは、どんな形であれ聴く人の心に届いているということだと思うので、私もすごくいいと思います。

一同:ありがとうございます。

-そしてTrack.6の「SATISFIED?」ですが、中盤のハモリは小林さんと宮田さんですか?

小林:そうです。

宮田:俺が主線歌うのって初めてで。

-そうですよね? 宮田さんのクリーン・パートの綺麗さにびっくりしてしまったのですが。

小林:歌めちゃめちゃうまいんですよ、実は。

宮田:コイツ(小林)が持ってきたその部分の歌詞がすごく良かったんです。で、自然と"歌いてえな"って思って。

小林:"歌うよ?"って言われました(笑)。

宮田:そこも上手く今までのリベリオンと違う感じを出せたのかな、と。

小林:今だから言えるんですけど、昔2人でアコースティックやってて、地元のライヴハウスにも出たりしてたんです。でもなんかそれだけで終わっちゃうのもアレなんで......。

宮田:そうそう、リベリオンに生かさないと。

-私もおっしゃる通り新しさを感じて、リベリオンのすごい武器だな、と思ったんですよね。2人のハモリや、宮田さんのクリーンを取り入れたら今後さらに表現の幅が広がるかなって。

宮田:そうですね。俺が歌えるところはガンガン歌っていきたいと思ってるし、お前(小林)は......叫ばないほうがいいけど。

小林:(笑)すぐポキッてなっちゃうから。

宮田:って感じですね。俺は歌うのも普通に好きで、中学校3年生くらいのときから駅で弾き語りしてたくらいなんで。

高井:酔っ払いから1万円もらったりね。

宮田:ライヴではいつもギャーギャー叫んでますけど心はピースフルなんですよ。"叫んで伝えたい!"ってところと"優しく諭す"みたいなところをこれからやりたいな......。

高井:せやな。

宮田:ちなみにコイツ(丸山)とかもすごい高い声が出るんですよ。B'z(の稲葉浩志さん)みたいな。"ギリギリッ!"って(※「ギリギリchop」のサビ)。

丸山:あんま使えないんですよね。

宮田:歌心がちょっとないんですよね。コイツ(小林)並みの高い声が出るのに、歌心皆無。

一同:(笑)

小林:逆に珍しいですね。

高井:ロボットみたいだよね。