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INTERVIEW

MUCC

2014.06.18UPDATE

2014年06月号掲載

MUCC

メンバー:逹瑯 (Vo) ミヤ (Gt) YUKKE (Ba) SATOち (Dr)

インタビュアー:KAORU

-先日の激ロックDJパーティーで「ENDER ENDER」をかけたのですが、とても反応が良かったですよ!さて、前回の『ENDER ENDER』インタビューから1ヶ月ほど経ちましたが、現在は"Episode 3.「Thanatos & Thanatos」"ツアーを終えたばかりですね。

ミヤ(以下M):"「Thanatos & Thanatos」"が終わって、ツアーとツアーの間が1週間近く空いているのが今まで1度もなかったので、ここで一区切りっていう感じですね。

逹瑯(以下T):ここでメンテナンスをやらなきゃいけないんですよね。身体も心もリフレッシュして、次のツアーに臨まないと。

-メンバーさんそれぞれのリフレッシュ方法を教えてください。

T:鍼に行ったり、お風呂とかサウナに入ってゆっくりする感じですね。

YUKKE(以下Y):俺もお風呂とかサウナが好きなんですけど、このツアー中はそんなに行ってないんですよね。

M:俺は映画を観るとか、ドラマのDVDを一気に12時間くらい観たりしますね。最近は"ソプラノズ"っていうアメリカのマフィアのドラマが面白かったです。

SATOち(以下S):俺は岩盤浴ですね。

-それでは本題に入らせていただきます。最新作『THE END OF THE WORLD』は、MUCCにとって約1年7ヵ月ぶりのアルバムになりますね。

M:なんかそんな感じがしないんですよね。制作は去年から始まっていたので、期間が長いんですよ。1年7ヶ月ぶりって言われても、本当にそんな感じがしないんです。ライヴをしながらの制作だったので、ちょこちょこ作っていた感じです。

-アルバム・タイトルであり、リード・トラックのタイトルでもある『THE END OF THE WORLD』という言葉に込められた意図について詳しく聞かせてください。

M:元々ツアー・タイトルが先行で決まっていて、年明けくらいに発表してたのですが、まだアルバムの曲が出揃ってなかったんですよ。イメージはあったんですけど、1曲目の「THE END OF THE WORLD」については、何かワン・フックがあって始まった方がいいなと。アクの強い1曲目があってから、コンセプトに走っていく感じにしたいなと思ったんです。なかなかできなかったんですけど、やっとできた!っていう時に、ツアー・タイトルにぴったりはまりました。歌詞の内容も、曲も。うるさくなる前に、国を変えたかったんですよ。「ENDER ENDER」はアメリカンな曲だけど、そういう曲から入りたくなかったんです。フォークっていうキーワードがあったのですが、アメリカン・フォークとなると、俺の中ではカントリーとかになっちゃうから、それはちょっと違うなと。もうちょっと、UK寄りのイメージが1曲目に欲しかったんですよね。それから派生したタイトルであり、アルバム全体のコンセプトになったというか。元々コンセプトはなかったんですけど、結果的にはコンセプト・アルバムみたいになりましたね。

-結果的にだったんですね。

M:「World's End」がすべての始まりですね。そこから"End"というキーワードを意識するようになって、曲を作るごとに意識が強くなっていきました。

-歌詞も読ませていただいたのですが、Track.1「THE END OF THE WORLD」では初老の男が死んで、ラストの「死んでほしい人」では、子どもが死ぬんですよね。すごくストーリー性を感じました。

M:気付いてなかったです(笑)。基本的に、打ち合わせとかあんまりしないんです。流れてきたものが感覚と嗅覚で乗っていくという感じなので。
T:うちの曲ではいろんなものがよく死にますからね(笑)。

-Track.2「ENDER ENDER」は、アルバム・エディットとなっていますね。

M:これはシャウトのヴァージョンがちょっと違うくらいで、ほとんど一緒なんですけど、マスタリングでアルバム・ヴァージョンの方がより重厚な響きになってますね。

-Track.3「Ms.Fear」は、「Mr.Liar」と語感が似ていますが、関連性はありますか?

M:そう、「Mr.Liar」とは逆の曲を作ろうと思いました。ミスターがいるなら、ミスもいるだろうと(笑)。fearっていう言葉にミスもミスターもないんですけど、なんか面白いなと思って。

-この曲もとてもヘヴィですよね。すぐに好きになりました。

M:これは「ENDER ENDER」の前からあったんですよ。どっちかというと、もうちょっとリフでは往年のヘヴィメタル的なリフものを意識して作りました。

-Track.4「HALO」から雰囲気が開けてくる感じですね。シンセががっつり入っていますが、これは誰が手がけているのですか?

M:田中義人さんという、アレンジャー兼ギタリストの方と作っています。

-この曲の中には"Hallo How Low~"という歌詞が入っていますが、NIRVANAの「Smells Like Teen Spirit」の歌詞と関連はありますか?

M:あります。気付く人は気付くんですけど、『THE END OF THE WORLD』の中には、歌詞だったり音だったり、小ネタがいろんなところに散りばめられています。往年のロックの名盤を彷彿させるものが、全部で5個くらい。最初の3つ目くらいまでは、結果的にそうなってただけだと思うんですけど。後付けでやったのは「Hallelujah」で、GUNS N' ROSESの「Welcome To The Jungle」と1音だけ違うけど、ほぼ同じだったり。他の小ネタも見つけてくれたら面白いと思います。

-Track.5「Tell Me」は 逹瑯さんの作詞作曲ですが、和のテイストで、せつない趣の曲ですね。

T:わかりやすい曲を作りたいと思ってはいたんですけど、いつもの俺の感じでいくと、そのままサビの疾走感のある感じにいっちゃうところをちょっと抑えて、サビに行く前に1回落としたいというのがあって。で、曲がわかりやすくなってるから、歌詞はちょっといろんな比喩を使ったりしましたね。色々想像してもらえる感じというか。

-「Tell Me」はカッティング・ギターとか、音の空間がすごくかっこいいと思いました。そして、Track.6「999-21 Century World-」。この曲はYUKKEさんの作詞作曲ですね。ライヴの場面を想像する件もありますが、どんなことを意識して作りましたか?

Y:ギター・リフで進んでいく曲ですね。結局はライヴも意識することになりました。1000人くらいのお客さんの声をそのまま録音して使ったので、聴いたらお客さんも気付くだろうし、ライヴですごく楽しめるアレンジになってると思います。

-999という言葉は"銀河鉄道999"から取ったのですか?他の意味もありますよね。エンジェル・ワードとか。

Y:999とか666とか、そういう数字を見る機会は多いですけど、実際に意味はよく知らなくて。サビから歌詞の世界をガラッと広げたかったんですよ。作業中にポンと浮かんで。

-Track.7「369-ミロク-」は、弥勒菩薩に関係があるのですか?

T:そうです。"終わり"というコンセプトがあったので、逆に、続いていくもの、未来や希望、夢を見ているわけでもなく、淡々と変わらないものがずっと続いていっちゃうっていう。世の中と自分の終わりが続いていくっていう選択肢を辿っていって、その中での"明日"を自分なりにちゃんと考えてみたいと思って書きました。その未来を司る神様の象徴としての弥勒菩薩です。"369"っていうのは魔法陣とかにもあって、結界を張るんですよ。その"369"という文字が由来で弥勒菩薩っていう名前が付いているらしくて。ミルクとも読めるし、いろんな楽しみがありますね。