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INTERVIEW

Aldious

2014.06.12UPDATE

2014年06月号掲載

Aldious

Member:Re:NO (Vo) Yoshi (Gt) トキ (Gt) サワ (Ba)

Interviewer:米沢 彰

-ニュー・アルバム『Dazed and Delight』のリリースおめでとうございます。激ロックでは昨年5月リリースの前アルバム『District Zero』以来のインタビューとなりますね。ちょうど約1年となりますが、この1年間はいかがでしたか?

Yoshi:去年5月に3rdアルバムをリリースして、ツアーがとにかく多かったですね。夏のアルバム・ツアーが終わって、その次は秋にシングル・ツアーがあって、すぐに今回の『Dazed and Delight』のアルバム制作に取り掛かって、と本当に激動の1年でした。止まることのなかった1年でしたね。

Re:NO:そうですね。この1年を振り返って、プレッシャーというよりは本当に楽しめた1年で......。もちろん必要なプレッシャーはありましたけど、前の年よりは楽しみながら、"やりたいからやる!"みたいな無理のない1年でした。

サワ:たくさんライヴをしたなという印象がありますね。今までそこまでいろんな地方を回ることがなかったので、行けなかったところも初めて行けて、お客さんたちもあたたかく待っていてくれたんで嬉しかったです。

トキ:1年を振り返ったら本当にいろんなことがあったんですけど、今まで自分が生きてきた中で1番濃い1年間だったなっていうのはすごい思っていて、ツアーですごいたくさんの地方を回らせてもらって、今までなかなか行けなかった地域に行けたのが1番印象的なんですけど、地域によっては盛り上がり方とかも違ったり、そういうところが見れたのも楽しかったです。

-制作面ではいかがでしたか?

トキ:去年の10月には『Dominator / I Don't Like Me』っていう両A面シングルを出して、このPVを2本同時に撮ったので30時間ぶっ続けで撮影だったんですよ。この先、生きてても体験できないことかなって(笑)。すごい楽しかったんですけど、苦しかった記憶がありますね(笑)。でも、こうしてバンドに関われてばっかりの1年ですごく幸せですね。

-ツアーについてですが、印象に残っている地域はありますか?

Yoshi:個人的には福岡と新潟は何度行ってもお客さんがアツいなぁと思いますね。"オイオイ!"の掛け声のテンポが他の地方会場と比べて倍なんですよね。なかなか遠い地域でお客さんも東京のライヴに来れないっていうのもあると思うので。そうゆう部分のアツさは感じましたね。

Re:NO:アツいといったら、ステージの真ん中で歌ってて1番"ドーン"っと感じるのは大阪ですね。あと違う意味でのアツいのは新潟。ライヴ中にブーツが壊れちゃって、みんながMCしてる最中に楽屋に戻ったんですよ。その楽屋は全部鏡張りだったんですけど、その鏡が全部曇ってるんです。そのくらいステージもお客さんのほうも酸素がない状態っていう......。"何これスゴッ!"って(笑)。新潟では本当びっくりしました。凄く嬉しかったです!

トキ:各地方本当にすごかったんですけど、1番お客さんがめっちゃくちゃ暴れまくってアツかったのは名古屋ですね。それがすごい印象に残っていて、お客さんの熱気で本当にこっちが汗みどろみたいな。1回お風呂に入った後ぐらい発汗するライヴができたので、すごい名古屋はアツかったなぁって印象が残ってます。あとは、名古屋のお客さんはみんな最初から暴れてくれるんですごい楽しかったですね。

サワ:私は香川ですね。正直、行くまでお客さんが来てくれるのかずっと不安だったんですけど、あたたかかったですね。

-前作『District Zero』ではオリコン・デイリー・チャートで4位を記録、今年2月にリリースしたライヴDVD『District Zero Tour ~Live at Shibuya O-EAST~ 』はオリコン音楽DVD部門で2位を記録するなど、セールス面での成功を収めた後の制作となりましたが、不安やプレッシャーなどはありませんでしたか?

Yoshi:実際レコーディングしだしたのが1月だったし、特にランキングへの意識は自分の中ではなくなってきていて、自分たちが納得できるものができれば良いなっていうのがありましたね。今回も"売れるために売れ線の曲を作ろう"っていうのは全然なかったですし、本当にやりたいことをやった感じですね。1度もオリコンのランキング上げようっていう話なんて出ずに、自分たちが納得いく曲を出して、"今回はこれを入れよう"とか、"これは合わないから次回にしよう"とか、"もう少しアレンジしよう"と話し合って作っていきましたね。

Re:NO:アルバムに関しては、「Red strings」ってすごいポップな曲なんですけど、ガールズ・メタル・バンドって言っているバンドにこんなにもポップな曲が入っちゃっていいのかなって不安が最初はありました。前回の"Dominator Tour 2013"でライヴだけでやってたんですよ。"みんな曲を知らないかもしれないけど、一緒に手拍子してくれたら嬉しいです"ってイントロで言いながらやってたんですけど、Yoshiが"ええんちゃう!?"ってやりたいって言って......。シングルの曲に関しては、トキの曲が1曲目で2、3曲目が自分の作曲の曲なんで、2曲も入れちゃっていいのかなっていう不安はありました。なんか、他のメンバーの曲入れようよって意見も言いましたし。

トキ:今までずっとYoshiの曲がシングルになってきて、"これがAldious"っていう曲をYoshiが書いてきたんですけど、今回初めて私の曲がシングルに採用されて......。やっぱりちょっとYoshiの作る曲とはカラーが違うと思うんですよ。それで、今までのお客さんが受け入れてくれるかなっていう不安とかプレッシャーはありましたね。「Other World」は大好きな曲なんですけど、好きだからこそ、不安になったりとかプレッシャーになったりしましたね。

サワ:不安というよりも、まあさすがに4枚目なのでマンネリ化しないように......。新しいことに挑戦していかなければいけないし、レベルも上げていかなければいけない、というのは毎回思いますね。