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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

SECRET 7 LINE

2014.03.11UPDATE

2014年03月号掲載

SECRET 7 LINE

Member:TAKESHI (Dr/Vo) SHINJI (Ba/Vo) RYO (Gt/Vo)

Interviewer:沖 さやこ

-そんなシクフェスのあとは、COMIN' KOBEや京都大作戦など多数の夏フェス出演と、SiMとHEY-SMITH、Crossfaith、TOTAL FAT、AIR SWALL、Northern19などのツアー・サポートを行いました。やはり他バンドと一緒にツアーを回るのはバンドにとって刺激になりますか?

TAKESHI:そのバンドの土俵じゃないですか。たとえばCrossfaithやSiMだとラウド寄りのお客さんが多いから、そこでメロディック・パンクがどうやってライヴをしていくか、どれだけ引き込めるかというのはありますね。実際やってみると、そんなでもなかったね。大きく言ったらみんなロック・キッズだから。

-そういうライヴのモードが制作にも自然と入っていった。

RYO:そうですね。それでいい曲、いいものを集めていって。

SHINJI:"こういうアルバムにしよう"という具体的なことは決めずに、自分たちができる幅を更に広げていきましたね。

-『LIVE HARDER』という言葉が出てきたのはいつ頃だったのでしょうか?

TAKESHI:これは全曲できてからですね。僕がタイトルとジャケ係なんで。ヒップホップ・グループのONIXの「Slam Harder」って曲がすごく好きで、"~ HARDER"ってかっこいいなと思ってたら"LIVE HARDER"という言葉が頭にパッと出てきて。字面がかっこいいし、パッと見たときに意味が――まず"強く生きよう"みたいに見えるんですけど、実は"自由に放埒に生きよう"という意味で。まったく逆なのが面白い。それに俺らはやっぱりライヴ・バンドなので"ライヴでもっと激しくやっちまおう"という意味も込めて。結果トリプル・ミーニング的な感じになりました。それで『LIVE HARDER』というタイトルにしてから曲を聴いてみたら、名前と内容とジャケがばっちり合う気がして。じゃあこれでいきましょうと。

-キャッチーでシンガロングが印象的な曲が揃っていると思いました。それはライヴの中で必要な要素だということですか?

SHINJI:そうですね......一緒にお客さんと楽しんだり、遊べるというか。そのためにはわかりやすい部分がすごく大事なんですよね。聴いていてかっこいい音楽もそれはそれでいいと思うんですけど、自分がライヴを見に行っていちばんアガるポイントは、一緒に歌ったりとかそういう部分で。そこで更にアガるような気持ちがあるから。やっぱり、一緒にライヴで遊ぶために、というのはすごく考えて作りましたね。

RYO:(お客さんが歌ってくれると)めっちゃテンション上がりますからね。お客さんとバンドの相乗効果という感じで、場があたたまります。

-Track.3「BURN TO THE GROUND」は1回聴けばすぐ歌えるくらいの曲ですものね。"バー、ババーバ"というコーラスは脳内ループしそうです。

RYO:シリアスな感じの楽曲に、ちょっとふざけてるような違和感があってインパクトのあるメロディを入れたかったんです。お店......たとえばGEKIROCK CLOTHING内で音楽がかかってたとき(笑)、かっこいいなーと思ってサラッと流れていく楽曲も勿論あるし。その中でも"あれ?なんか引っ掛かるな"というか。"バー、ババーバ"......ああ、これなんやったっけ?ああそうや!みたいな。言ってもらったような、パッと聴いて1回で頭に入る、それを狙って作りました。

-おまけにこの"バー、ババーバ"は日本メロなんですよね。メロコアでこれだけ日本メロというのもインパクトで。

RYO:僕らは(日本メロと洋メロの)中間みたいな感じなんですけど......それのヒントは実は"秘密戦隊ゴレンジャー"のエンディング・テーマなんです(笑)。"バンバラバンバンバン、バンバラバンバンバン"って、すごいインパクトなんですよ。そういうのが自分たちにあったら面白いな~と思って。

-子供が瞬時に覚えられるものはそれだけ圧倒的なものですものね。それと同時に、メロコア meets イージーコアを更に推し進めた作品にもなりました。Track.7「OUR GENERATION」のイントロはそれが顕著だと思います。

TAKESHI:これも自然と出てきた感じですね。僕らも激ロックに載ってるような(ラウド系の)バンドも好きだし、普通にCD買って聴いてるから、その影響はすごくありますね。

RYO:新しくていいなーとか、取り入れたいなと思うものは全然躊躇なく入れたいと思っています。

-裏打ちが使われたTrack.6「BREAK OUT」はもともと入る予定ではなく、急遽追加されたものなんですよね。

RYO:この曲はずっとイメージとしてはあったんですけど、それが具現化というか、曲として仕上げられてなくて。今年に入ってからでき上がりそうになったんで、もうサンプルは上がってる状態だったんですけど無理矢理もう1曲入れられないですか?と急遽入れさせてもらったんです。

TAKESHI:この曲が入るとだいぶアルバムの幅が広がりますよね。