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INTERVIEW

ALL OFF

2013.12.09UPDATE

2013年12月号掲載

ALL OFF

メンバー:松浦 奏平 (Vo)

インタビュアー:沖 さやこ

-今年6月にミニ・アルバム『Follow Your Heart』をリリースなさって、そのツアー・ファイナルである渋谷WWW公演はソールド・アウトでした。いま振り返ってみて、この日のライヴは皆さんにとってどんなものでしたか?

実は結構長いことバンドやってるのと、キャリア初のワンマン・ライヴだったので"ようやく、やっとここまで形にできたか"と感慨深かったですね。メンバーの親族や友達も応援に来てくれてみんな感動したと言ってくれて、更にスタッフもみんな楽しそうだったのでやっとひとつ、みんなが笑い合える場所を作れたのかなと。そういう意味で小さな恩返しがひとつできたと思ってます。

-前作から僅か半年でのリリースですが、この短いスパンでのリリースはスケジュール的に大変ではなかったでしょうか?

『Follow Your Heart』リリース後はずっと、ツアーと曲作りやレコーディングを並行してやってたので死にそうでした(笑)。でもこれだけ頻繁に作品をリリース出来る機会を与えられて幸せに思ってます。それと"常に新鮮でその時のベストなものを音源にする"というのが信条なので、今作に収録してある曲は全て『Follow Your Heart』を発表した後に作った曲ばかりなんです。具体的に今作の制作が始まったのは4月頃、まさに前作を作り終えた直後でした。全くゼロの状態から曲作りを進めて7月までには20曲くらいが出揃って、そこから厳選した5曲をレコーディングしました。レコーディングは8月の半ばから9月の頭にかけてだったんですが、ツアーと作曲とレコーディング、更にワンマンの準備などが全部同時進行でした。前作でベストを尽くした後に、それを超えるものを超短期間で作るのはとても大変だったけど、あらゆる制約がある中で期待を超える結果を出すのがプロだと思ってます。作りたい時に作ってるのは趣味と変わらないですから。

-今作を作る上での全体的なテーマなどはあったのでしょうか?

あるとすれば"一切隙のない5曲"ですね。何しろ5曲しか入ってないので、全曲シングル級の曲にしたかったし、どんな年代、趣味の人が聴いても満足してもらえるような5曲にしたいと思ってました。前作で今までで最高のものが出来たと思っていたので、いきなりそれを超えるのは大変というか超えられるか半信半疑だったんですが、そこは自分に対するチャレンジでした。作り貯めておいてミニ・アルバムとEPで小出しにするのは何か卑怯だし得るものも少ないし。無難で気の抜けた5曲入りのEPになるなら出さない方がマシだし"ALL OFFの曲はやっぱ外れがないな"と絶対言わせたいといつも思ってるんです。喜んでもらいたいですから。結果的に過去最高の自信作を生み出せたので期待してほしいです。

-どの曲が表題になってもおかしくないくらい、全曲エネルギーのある濃い楽曲だと思いました。

そう言ってもらえると凄く嬉しいです。苦労した甲斐があったなあ(笑)。サウンドのテーマとしてはカラフル、多彩、というイメージですね。ただこのバンドの軸になっている骨太な感じは捨てるつもりはないので、そこは維持しつつ彩りのある手触りに、というイメージで作りました。あとメロディに関しては他のどのバンドにも負けたくないですね。これまで以上のメロディを書こうと決心して作りました。

-前作に続き日本語を取り入れていらっしゃいますが、英語と日本語の使い分けがより効果的だと感じました。

ありがとうございます。日本語での作詞はバンドが成長していく上で絶対欠かせないと思っているんですが、やればやるほど、知れば知るほど難しいと痛感してます。そして奥深い。前回はほんの1行とかだったので、今回はそうじゃなくて日本語の部分を聴いただけで曲に入っていけるような作りにしたいと思ってました。よりダイレクトにメッセージや世界観を伝えたい、というか。でも日本語での作詞はこれからも四苦八苦しながら生み出していくんだろうな、と思います。

-松浦さんにとっては英語で書く歌詞のほうが自然とのことですが、日本語によりもたらされる利点、英語がもたらす利点をそれぞれ教えて頂けますか?

僕は英語圏で育ち、洋楽ばかり聴いて育って来たので、英語で作詞をするのが自然なんです。日本語を変換するということではなく、ニュアンスも含めて英語で最初に出てくる。自分たちのやってる曲調的にも英語は非常にマッチしてると思います。ただそれをやり続けるうちに、ふと、"かっこいいけど、伝わってないな"という勿体なさも感じるようになったんですよね。僕も普段は日本語で生活をしてるので、やっぱり日本語の方が圧倒的に伝わる。ただ日本語は使い方を間違えるとすごく野暮ったくなるんです。なのでどうカッコ良く聴かせて、メッセージもしっかり伝えるかを今は常に模索してますね。響きの良さ、伝わる力、という部分で違いがあるように思います。とは言え、言葉を操るのはどちらの言語も難しいし、だからこそ詞は奥深いんだと思います。