INTERVIEW
AA=
2013.11.20UPDATE
2013年12月号掲載
Member：上田剛士 (Ba/Vo/Prog)
Interviewer：吉羽 さおり
－もともとは映画『ヘルタースケルター』のエンディング・テーマとして書かれた曲ですよね。作品ありきで書いた曲だったんですか。
そうですね、映画の映像をもらったり、トレイラーみたいなものを観てそこから自分がイメージして作った曲だったんです。
－そういったお題があったからこそできた挑戦もありますか。
そうですね。ここまで極端なものにできたのは、あの映画のもともとのテーマ性があって、あとはそこから受けるイメージがあったからできたと思いますね。あとは蜷川実花さんの作る映像の色とか、そこから受ける影響とかもあったと思いますね。
－そして、最後の曲「Endroll」です。作品の終わりでアルバムの余韻を残しつつ、希望的な匂いがするということで前作とのループ感もある曲になっています。
この曲は仮タイトルのときから「Endroll」で、最後の曲として作ってます。言葉も曲と同時に作った感じで。『♯』と『4』両方合わせたものの最後になるので、アルバムを通して最終的に自分が言いたいことがこれになっている。
－いつもと違うアプローチをしながら作った作品となりましたが、そういう過程を経て作る最後の曲、曲を作った時に沸いてきた実感はありましたか。
そうですね、これがやっぱり自分が最後に持って行きたい感じだったんだなっていうのは、自分でも“へえ”と思ったというか、納得したというか。そうだよね、と思ったのもありますね。今自分が考える今回の作品のまさにエンドロールがこれ、っていう。
－今作では一度バンドで合わせて作っているだけに、ライヴはある程度想定ができてもいますかね。
そうでもないです。こうやってテーマがはっきりと分かれて作品となって、形になったあとで、さあライヴどうしようっていう段階ですね。どうなるかは自分のなかでわからないというか。またライヴはライヴで、作品とちがう要素が多くあるので。そこがどう、『♯』『4』を表現するライヴになるのかが、自分のなかでも今から興味があって、ワクワクして、ドキドキしてるところですね。これがどう混ざるのか、全く混ざらないのか、それはそれで面白いし。そんな作品なので。
