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INTERVIEW

waterweed

2013.10.08UPDATE

2013年10月号掲載

waterweed

Member:大賀 友皓 (Vo/Ba)

Interviewer:篠崎 祐介

-まず結成10年にして初のフル・アルバムということですが、今の気持ちを教えてください。

自信はあるんです。自信作なんですけどこれがどうみなさんに判断されるのか、未知すぎて......(笑)。

-不安もありますか?

不安はないんです。なんだろうなぁ、自信がある、にしといてください(笑)。最強のアルバムです。今のwaterweedの塊みたいな作品ですね。

-1st EP『Killing the earth means our suicide』を2007年にリリース、そして2008年にNATURE LIVINGとのスプリット『When the light goes out』をリリースしていますが、当時からのメンバーは大賀さんだけですよね?

僕だけです。最初ギターとドラムが抜けて、今PALMでギター弾いてるRyotaと2人でメンバーを探して、見つかって、さぁやろうかってタイミングでほぼ全員抜けて。抜け殻状態になってましたね。

-メンバーの脱退があり、活動ができなかったその期間、何がモチベーションを支えていたのでしょうか?

メンバーがほぼ抜けた時点で、ここで止めてしまったら、活動が止まってからの1年半ぐらいが意味が無くなってしまうと思って、意地でしたね。そういう状況でライヴハウスに行かなくなってしまったら、絶対フェード・アウトしてしまうと思ったんで、あえてそのタイミングで新神楽ってライヴハウスで働きだしたんです。で、毎日ライヴを見る環境に自分を置いて、毎日指くわえながらみんなのライヴを見て"いいなぁ"って思ってました(笑)。でもその悔しい気持ちやハングリー精神のおかげで今があるような気がしますね。またライヴハウスにいたので、仲間や先輩後輩が話を聞いてくれたのも大きかったです。周りに支えられましたね。それが2008年頃で、レーベルもその頃に始めました。

-当時メロディック・ハードコア的な要素が強かったのが、現在ではストレートで骨太なハードコアですが、サウンドの変化はメンバー・チェンジによる影響が大きいですか?

完全にメンバー・チェンジの影響ですね。新しく入ったメンバーが元々の曲を演奏できなかったというか、そういうスタイルじゃなかったんです。で、昔の曲にこだわらずに今のメンバーでやりたい曲をやろうという気持ちになって、1から曲を作りました。今思えば、このメンバーの曲で勝負したかった気持ちもあったかもしれないです。それから2年ぐらいは新しい曲だけでライヴをやっていて、昔の曲は意地でもやらなかったんですけど、どこかのタイミングで昔の曲を1回やってみたんです。まぁ盛り上がるんですよ(笑)。それでみんな楽しそうにしてるし、自分の意地でやらないのも間違ってるのかなって思って。waterweedって名前で続けてるわけだし、歌も僕なんで。で、再びやり始めました。

-結成当時はベース・ヴォーカル、メンバー・チェンジ後にピン・ヴォーカルになり、現在は再びベース・ヴォーカルですが、ヴォーカリストとして何か変化がありましたか?

めっちゃありました。いろんなことを考えてました。ピンになった時は凄い意識しましたね、ピン・ヴォーカルでかっこいい人が周りにいっぱいいたので。自分だけのピン・ヴォーカルのスタイルを常に模索しながらやってたんですけど、結局それを見つけることができないまま、ベースが抜けることになって"じゃあ俺もう1回ベース・ヴォーカルでやろうかな"ってなった時に楽な気持ちになったんです(笑)。でも凄い悩んで模索していたピン・ヴォーカル時代が今の自分に確実に活きてますね。というかベース・ヴォーカルで好きな人がSLAYERのTom Arayaぐらいしかいないんですよ。だからこういうハードコアとかパンクのベース・ヴォーカルで1等賞になりたいなと思ってその道で頑張ってます(笑)。

-ピン・ヴォーカルをまたやりたいとは思わないですか?

思わないですね。ベース・ヴォーカルが楽しいです。ピン・ヴォーカルはピン・ヴォーカルで楽しかったんですけど、自分でやるには違うって感じでした。

-現体制になったのは2011年ですよね?

2010年の年末にベースが抜けて、2011年の2月にライヴが決まって、それが今のメンバーでの初ライヴでした。で、3月にはレコーディングが決まってたので、大至急曲を作り直したりしてライヴの練習もしなきゃって怒涛な感じでした。

-今回のアルバムの曲は現体制になってから作られた曲ですか?

完全にそうですね。

-「Dead Joke」はEP『who the fuck do you think you are』にも収録されている曲ですが、今回のアルバムにこの曲のみ収録したのには何か理由がありますか?

理由かぁ...。好きだからですかね(笑)。今のメンバーで作った最初の曲で、1番思い入れがあるんです。"キタね、この感じ!"って手ごたえがあった曲なので入れました。アルバムにも制作の段階から今の4人で作った曲しか入れないと決めてたんです。前のベースがいた時の曲でLOSTとの無料スプリットの曲や、コンピの曲があったんですけど、嫌だったわけではないんですけど、今の4人以外の血が混ざるのは気持ち悪いなと思って外しました。