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INTERVIEW

OUTRAGE

2013.06.06UPDATE

OUTRAGE

メンバー:丹下眞也(Dr)

インタビュアー:ムラオカ

-まずいきなり本題ですがニュー・アルバム『OUTRAGED』完成おめでとうございます。完成して今ひと段落といったところでしょうか?

有難う御座います。来週から久し振りのツアーが始まるので、今はスタジオに入り新曲の確認をしたり曲順を考えたりと慌ただしくなっています。またツアーに出られると思うとワクワクする気持ちが強いです。

-今作がユニバーサル・ミュージック移籍第1弾となりましたが、今回のタイミングで移籍することになった経緯を教えてください。

ビクター時代の担当者さんがユニバーサルに移るという話を聞き、今回のアルバムもその担当者さんに手掛けてほしいという気持ちがあり移籍を決めました。CDは商品でありますが、洗剤などの一般の商品とは全く違うと思います。やはりアーティストが気持ちを込めて作った作品を世に広めていくのには、担当者さんの熱意や情熱が大切だと思っています。そのような意味で、とても良い関係だったビクター時代の担当者さんと、ユニバーサルで再度仕事ができたことは良かったと思っています。

-橋本氏復帰後初作品である『OUTRAGE』リリースから、久方ぶりの作品となりましたね。正直なところ、勢い良く短期間でリリースするのではないかと思ったのですが、リリースまでに4年かかりました。このリリース・スパンは計画通りだったのでしょうか?

一般的な正しいリリースのスパンというものは存在するでしょうが、デビューから25年も経ているバンドのスパンはやはり良い曲ができた時かなと思います。OUTRAGEは、作品ごとに少しずつサウンドに変化をつけながらここまでやってきました。過去と同じような音にならないよう気をつけなくてはならないのと同時に、その変化の中にもしっかりとOUTRAGEの刻印が刻み込んでなければなりません。そうなるとソングライティングにも時間が掛かってきます。振り返れば結果として4年近く経ってしまいましたが、それはこのアルバムにとって必要な時間だったのだと思います。

-ちなみに今作の制作はいつ頃から始めたのでしょうか?

2011年の秋に阿部がひとりで曲を作り始めました。11年の冬には阿部、丹下の共同作曲作業も開始しました。今回安井は少し遅れて作曲し始めています。2011年はずっと作曲していました。このアルバムに収録しなかった曲もいくつかあります。

-また制作方法は前作と比較してみていただきたいのですがいかがでしょうか?

前回は、準備した曲をスウェーデンでプロデューサーとアレンジしながらレコーディングしましたが、今回は準備した曲をそのままの形でレコーディングしていきました。その他のスウェーデンでの作業は前回とほとんど同じです。今回1番の違いはヴォーカルのレコーディングを名古屋でやったことです。そして歌のプロデュースもバンドでやっています。これはバンドのレコーディング史上初めての試みになりました。橋本にとって、自分のペースで歌えたことが良い結果に繋がったと思います。

-前作のタイトルが『OUTRAGE』、そして今作が『OUTRAGED』ですね。このタイトルを見ただけでも2枚のアルバムがリンクしているのは明らかに思えるのですが、実際のところいかがでしょうか?

OUTRAGEは、アルバム制作に対してコンセプトを定めたことがありません。あえて言えば「Blind to Reality」では複雑な曲を作ろうという思いがあったかもしれませんが、その他のアルバムは良い曲を作ろうという漠然としたテーマと、前作とは違う作品を作ろうという流れだけが毎回ありました。メンバーがその時に良いと思う曲を作り上げるというのがバンドのスタンスです。今回も全く同じような気持ちで作曲に入りました。前作から時間が経った分だけ、曲の雰囲気も違うでしょうし、また逆に言えば時間が経った分しか変化がないのです。だからこそ前作と今作がリンクして聴こえてくるのではないでしょうか。

-前作は橋本氏復帰後初の作品ということで、空白の10年を埋める作業をしつつのレコーディングでしたので手探りだった部分もだいぶあると思うのですが、今作はどういった心境の中での制作でしたでしょうか?

前作は作曲の段階から91年から95年あたりの自分たちのサウンドを無意識のうちに“意識”していました。ですから手さぐりというよりは、かつてあった姿に戻っていくにはどうしたら良いのかを考えるのがプロセスだったと思います。今回は現役ミュージシャン、現役バンドとして何ができるのか、何をするべきなのかをまず考えました。それは橋本が脱退する前のアルバムの作り方と同じだったと思います。過去を過剰に振り返ることなく、また無理に未来を見据えることもなく、今どのような音を出したいのかを自然に探し出すことが大切かなと思いながらの作曲作業になりました。

-前作に続きFredrik Nordstromをプロデューサーに起用と、再び彼とタッグを組みましたね。彼を再度起用した理由を教えてください。

勿論、前作の手ごたえがFredrikと再度組んだ理由です。曲作りの段階から明らかに前回と手ごたえの違う曲「HEY! I’VE GOT A FEELING」をFredrikの音で作り上げたらどうなるのかという、新しい可能性への期待もありました。