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INTERVIEW

SLIPKNOT (Shawn "Clown" Crahan)

2012.07.22UPDATE

2012年07月号掲載

SLIPKNOT (Shawn "Clown" Crahan)

メンバー:(#6) Shawn "Clown" Crahan (Custom Percussion, Backing Vocals)

-今までファンにもらった中で一番奇妙なプレゼントは?

M. Shawn "Clown" Crahan(以下C):たぶん牛の心臓を俺の顔に叩き付けられた時じゃないかな。

-あなたの"まじかよ、こんなのをステージから見ているなんて信じられないよ!"という瞬間は何ですか?

C:ノルウェーのフェスティバルで、ステージ上でセックスしているやつを見た時かな。その後THE DILLINGER ESCAPE PLANが演奏していたんだけど、俺たちはただステージに座ってそのヒッピーたちがヤッてるのを見ていた。2人がバンドのテンポに合わせようとしていて、ちょっと俺にはトゥーマッチな感じだったよ。

-SLIPKNOTのファンが聞いて驚きそうなあなたの秘密は?

C:猫を飼ってることかな(笑)。

-もう新譜に向けて制作を始めましたか?SLIPKNOTファンは13年に新曲を聴く機会がありますか?

C:何年にみんなが聴けるのかは分からないけど、もう制作は始まったよ。今は違ったメンバーでこれまでと違ったステージにいて、みんながそれぞれ自分のやることをやってるんだ。そして終わったものをみんなに持ってくる。そのうちいくつは使われるし、残りは使われない。でも全てのジェントルマン達が愛を注ぎ込むまで、SLIPKNOTにはならないからね。みんなが毎日痛みや愛を蓄えながら曲を書いて、未来に向けて準備しているんだ。

-KNOTFESTについて教えてください。この背景にあるアイデアは何ですか?これは定期的なイベントになるんですか?

C:これはずっと実現したかった俺たちの夢なんだ。俺たちの持っているフェスティバルのアイデアで、ヨーロッパの雰囲気をより多く取り入れ、いっぱい楽しみながら俺たちの思考過程と文化を共有したかったんだ。ツアーに出ていなければそれについての話し合いが進んでいるはずだよ。でも今は最優先事項ではないんだ。それに、次のアルバムを発表する時期についての話し合いもあって、もしかしたらKNOTFESTと一緒に始めるかもしれない。でも、現時点では少ない方が良い。最初のショウはアイオワでやる。次はウイスコンシンのサマーセット。少しずつやって、様子を見ようと思う。良くも悪くも、俺たちの持っていた夢が実現するわけだ。ずっと達成したかったことで、それをやっているんだよ。

-地獄から来たサーカスになるように聞こえますね。

C:サーカスはゾウやタイガーロープ、ネット、輪を持ったリーダーや、30人のピエロが乗ったピエロ・カーがある。サーカスというよりは、カーニバルと言いたいな。この地球上にはゾウのいないサーカスなんて存在しないから。サーカスではゾウを見る必要があるんだよ。

-MAYHEM FESTIVALでSLIPKNOTがヘッドラインを務めるのは2度目ですね。08年の自分たちをどのように超えますか?オリジナルのユニフォームやマスクを着けますか?あるいは今年の始めにオーストラリアでやったのと同じ、とんでもないプロダクションでやるつもりでしょうか?

C:俺たちが何を着るかは言えないよ、プロダクションのこともね(笑)。でも俺たちは、190%のパワーでやるよ。自身を超えるということについては、俺たちの脳内ではそんな考えは存在すらしないな。なぜなら、それぞれのショウが終わると同時に自分自身を殺すからね。どのショウだって人生最後のショウになるかもしれないんだ。もう俺の子供たちには言い聞かせてあって、彼らが俺のために何かしたいと思ったら、俺の願いはステージ上で死ぬことだけなんだ。なぜならステージこそが、俺の教会で、俺の祭壇なんだ。そこが俺たちの説教を説く場なんだ。そこで信徒に話すんだ。俺たちとファンの間に存在するカルチャーなんだ。俺たちを超えることなんてしなくていい。俺たちは俺たちで、190%の力を全てのショウに注ぐしかないんだ!

-ステージにいることで、癒されると感じますか?

C:いや。俺のセラピーは、ステージ上に歩く時さ。俺自身を殺すために、救済を得るために必要な、自分自身の中にある全てのものをくれる瞬間だ。そうすることで、俺の人生の中でいつか平和が訪れる。そのエネルギーや思考過程、愛や憎しみがファンのみんなに伝わる。それが俺を癒すものさ。彼らのためにやるんじゃない。自分のためにやるんだ。でも俺が自分の為にやってるからこそ、みんなが返してくれるんだ。
自分のためにやられていることからは、自分にとって必要なものが取り出せる。俺たちはみんな同じなんだ。俺がステージから降りてマスクをとったとき、190%の力を出したことを皆に分かってもらうために、自分に必要なものを自分から取り出す必要があるんだ。真のポテンシャルを出すことを自分に許し、俺たちのカルチャーに対して貢献できることを想像し得る限りすべてやった。だから、信頼できない世界でも彼らはやっていけるんだ。

-Paulが亡くなってから、SLIPKNOTの未来が懸念されたことはありますか?そして、新しいフルタイムのベーシストを探しますか?

C:新しいベーシストのことは話さなくていいんだ。俺たちはいつも9人だから。Paulは9人のうちの2番目だった。彼はこれからもずっとそこにいる。彼はこれからもずっと、丸いテーブルに、俺たちの選んだ1杯のワインと、食事と共にそこに座るんだ。俺たちの残りのキャリアで出す全てのアルバムに彼は関わり続けるんだ。彼はこれからもずっとステージにいる。彼は、ずっと俺たちの思考過程の一部であり続けるんだ。
新しいベーシストのことは、考えなくて良い。それについて考えなきゃいけないときは遅からずやってくる。なるべきようになるんだ。そのことについて考えること自体気にしたことがない。だって、考える理由がないから。未来のことは分からないよ。俺は予言者じゃないからね。

-何かつけ加えたいことは?

C:実は言いたいことがあるんだ。いつも言いたいことだよ。俺たちの忠実なファンたちに感謝の気持ちを。俺たちの"マゴット(Maggot)"、文化、大切な人々。手紙やフェイスブックの投稿、空や地面へのエネルギー、ビブラート、何と呼べばいいのか分からないけど。君たちの好きなバンドになれてとても誇りに思っているよ。
君がいて俺たちはとても恵まれている。俺たちが精神的に助けが必要な時、どれだけ役に立ったか誰にも想像できない。俺は自分以外の誰かの代表として話してるつもりは一切ないけれど、でもこれはバンドの他のメンバーみんなに言えることだ。俺たちはそれぞれの、全てのファンを本当に愛している。感謝しきれないよ。君たちは俺らの世界だ。未来のために準備するんだ。だって、その未来はヘヴィだからね。

-あなたはライヴ・パフォーマンス中に、ステージでクレイジーなスタントをやって物理的な危険に自分をよく晒しますね。年を取るごとに、回復にかかる時間が長くなったと感じますか?

C:そうだな......俺はいつも自分を傷つけているな。俺がカルトなのかアホなのか。分からない。ちょうど最近膝の大きな手術を受けたんだ。オーストラリアに行って、帰って来たら左の足が動かなくなった。完治するまでには、MAYHEM FESTIVALの初日にちょうど被ってしまうようだ。別に自分のことは心配していないけどね。俺はClownのことが心配だよ。Clownは俺に、弱みと戦えと言うんだ。そしてClownはショウの後には消えてしまう。でも俺はダメージと共に取り残されるんだ。でも他に方法はないんだよ。
俺は全てのショウがまるで最後のショウかのように扱う。一番最初から、全てのショウは俺たちのラスト・ショウになりかねないと言いながらやってきたんだ。俺の子供たちは、もし俺がステージ上で死んでも、それが俺の行くべき場所だったと分かっているよ。そうしたい訳ではないけどね。俺は長いこと生きたいんだ。気分よくリタイアしたいよ。SLIPKNOTが終わった時には、帰って来ないよ。妻と一緒にタヒチにいて、彼女がトップレスで歩き回る横で、コロナを片手にアホみたいなブリーフを履いてビーチにいるんだ。

-Paul Greyの死はその展望に影響を与えましたか?

C:俺は他の誰の考えについても話せない。それは許してくれ。俺は俺自身のことしか話さないし、それにしか責任は持てないよ。いろんな人々が俺に、"Paulはあなたに続けて欲しいと思っているでしょう"と言うんだ。でも俺の返事は決まっている。"俺は彼なしでは続けたくないかもな"。そしてそれは真実だ。俺は目指したいゴールがいくつかあるけれど、それは彼なしでは達成できないものなんだ。
俺たちは一緒にバンドを始めた。俺は彼と一緒に住んでいた。彼に食事を作って、彼にお金をあげたりもしていた。彼と彼の弟は、俺のバーで週末に働いていて、大暴れしたりもした。彼は俺のアートを愛していたし、俺は彼の音楽を愛していた。

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