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INTERVIEW

LINKIN PARK

2012.07.06UPDATE

LINKIN PARK

メンバー:Rob Bourdon (Dr) Chester Bennington (Vo&Gt)

-ニュー・アルバム『Living Things』の制作はいかがでしたか?これまでの作品と比べるとどんなところが違いましたか?

Rob Bourdon(以下R):『Living Things』は本当に作るのが楽しかったよ。実際に作っているとき、周りにたくさんのエネルギーがあふれているのを感じたんだ。予想していたよりもずいぶん早くできあがったと思う。俺たちはただ……自然にまたスタジオ入りしていて、作業を始めて、気が付いたら曲がどんどんできあがっていって、俺たちのほうもびっくりした感じだった。そのエネルギーが、なんていうか、実際にアルバムを作っていったプロセスの感覚が、音楽に表われていると思う。だから、俺たちとしてはそこがすごくエキサイティングなんだ。個人的に感じていることは、俺はすごく……こんなふうに新曲をライヴでやるのが楽しみでたまらないっていうのはこれまでなかったことで、だから……今作にはすごく期待しているというか、レコーディングを終えて、できあがった曲を聴いて、アルバム全体をひとつの作品としてとおして聴いたときに、俺は本当に自分たちがバンドとしてこれまで作り上げてきたものを誇りに思えるんだ。いろんなものをひとつにして作り上げてきて、その上でまた、さらに限界に挑んで、これまでやったことがない新しいサウンドとスタイルを一緒にしようとしたっていうところにね。

-LINKIN PARKはこれまで一度も本当に長い休みをとったことがないですよね。少なくとも私が知っている限りでは、数か月だったり、1、2年だったり……一度は2年と少し間を置いたことはありましたが。またメンバーと集まってスタジオ入りしたい、音楽を作り続けたいとあなたに思わせるものは何なのでしょうか?

Chester Bennington(以下C):ああ、それは興味深いところだね。多くの人にとって、俺たちが休みをとっているように見えるのは、アルバムを作るのにひどく時間をかける癖があるからかもしれない。それに、俺たちは長いツアーができるという幸運に恵まれてきたのもあるよね。『Hybrid Theory』と『Meteora』のとき、その2作品で4年間ツアーをやったと思う。だから初めの5年間……このバンドを始めてから最初の5、6年間は、ツアーに4年かけて、スタジオでその2枚のアルバムを作るのに2年かかっていた。だから間の時間は……俺たちが休みをとっていると思われていた時間っていうのは、実際はスタジオでアルバムを作るのに費やされていたんだ。それから『Minutes To Midnight』は作るのには1年半かかって、本当に一生懸命努力して作ったアルバムだった……それまで俺たちはすごくうまくやっていたけど、スタジオで成し遂げたいことという意味で、本当にやらなきゃいけないことがあった……俺たちはあの時点で、『Hybrid Theory』や『Meteora』でやったことからかなり大きな飛躍をしなくてはならなかったんだ。ツアーをしていないときは、アルバム作りに励んでいるんだって、なかなか理解してもらえないところもあって、人は俺たちがビーチでのんびりでもしてるんだろうと思ってる。ここ数日はやっとそうできてたけどね。とにかくただのんびりして、パーティーしたり、スーパーモデルとつるんでファッション・ショーに行ったりとか、そんな風に思われてるけど、そんなとき俺たちは本当にスタジオにこもりきりで、何時間も続けて作業をして、音楽を作ろうと苦労して前へ進んでいるんだ。だから、ここ数年で俺たちがしてきたこと……『A Thousand Suns』の後で、ツアーをしながらクリエイティヴな流れを保っていくにはどうしたらいいか、そのやり方を見つけ出したんだ。それで何が起きたかというと、『A Thousand Suns』のワールド・ツアーを10月に終えたとき、俺たちはすぐにスタジオに戻って、すぐに作業を始めて、そこからどんどん雪だるま式に大きくなっていって、そして今こうしてここにいるんだよ。7か月後にアルバムができあがって、リリースされるのを待っているっていう。なんていうか、本当にどうかしてるよね。ここ数年、クリエイティヴな意味で多くのことを成し遂げてきたと思うけど、それと同時に、ツアー中ずっと幸せな気分でいて、家にいても幸せでいて、そしてクリエイティヴな意味でもハッピーな状態でい続けることができるようになって、その結果、信じられないほど生産的になって、これまで以上に速く質の高い音楽を作り出せるようになったんだ。

-『Hybrid Theory』が出たのは00年で、あれから長い時間が経ちましたよね。出したアルバムの数も、ライヴに集まるファンの数も、そしてテクノロジーも何もかも。でもあなたにとって、こうして5枚目のアルバムがリリースされようとしている今、00年のときと比べてどう変わりましたか?

R:ああ、あれから10年以上経って、大きな違いがあるね。つまり、たくさんのショウをやってきて、たくさんのアルバムを作る経験をしたという意味で、感覚に大きな違いがある。今の俺たちには、自分たちがしていることへの自信があるし、そしてスタジオで、自分に聞こえたものをきちんと形にして、レコーディングして、コンピューターに取り入れるっていうプロセスを、始めたころに比べるとずっと早くできるようになったと思う。もちろん最初のころと変わらないものもあって、ワクワクする感じはずっとあってきたし、そういう感覚をバンドの中に保つには、新しいことをやってみて、進化していくというか、過去とは違うやり方をやってみることが大事なんだと思う。そしてアルバムを作ってツアーをするたびに学んできたことが、バンドのDNAに組み込まれていって、そこからまた新しい経験をするときに、つまりその時点での新しいアイデアを出そうとするとき、それまでのすべての経験から引き出すことができるんだ。