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INTERVIEW

CONCEPTION COMPLEX

2012.04.15UPDATE

2012年04月号掲載

CONCEPTION COMPLEX

Member:MZK(Vo)

Interviewer:ムラオカ

-初めてのインタビューになりますのでバンド結成から今に至るまでの活動やトピックを教えていただけますか?

結成は2005年です。最初は4人編成でスタートして、ツイン・ギターになったり、ギター・ヴォーカルになったり、試行錯誤を繰り返しつつ今に至ります。2007年に『Face Your Enemy』っていうミニ・アルバムを作って、2009年に今のメンバーになって作ったのがマキシ・シングル『Liberation Key』です。結成当時の横浜は人が多かったんで横浜での活動が多かったのですが、今は主に都内で活動してます。

-CONCEPTION COMPLEXというバンド名に込められた思い、意味を教えてください。

すごく簡単に訳すと“考えの集合体”って意味なんですが、元々コンプレックスの塊みたいな人間だから、敢えてそこをバンド名に入れたかったんです。

-1stフル・アルバム『Triple Dealer』完成おめでとうございます。 初めてのフル・アルバムですのでより思い入れも大きいかと思いますが、実際に仕上がった13曲をあらためて聴いてみていかがですか?

なんだろう。本当に全ての曲に思い入れが強いですね。さらっと出来た曲がないというか。逆にさらっと出来た曲って凄く不安になるんです。すごく辛かった分、思い入れが強くなったのかな?まあ、“この曲たち、よくここまで育ったな!”って気分です。

-2005年から7年目にして初のフル・アルバムのリリースとはミニ・アルバムやマキシ・シングルをリリースしているとはいえ、リリースまで大分時間がかかりましたね。これはなぜでしょうか?

結成して2年でミニ・アルバム。それから2年してメンバー入れ替えがあってマキシ・シングル。フル・アルバムを作りたいと思ってからまた2年。なぜなんでしょう(笑)? 曲の作り方に難アリな部分もあったと思います。世界観に制限をつけないでやってるつもりが、逆に制限なさすぎて狭まったというか。曲作りのスタート地点を変えてからは、大分早くなった気がします。

-2005年に会場限定販売された『Enemy Shell』や去年の6月に無料配布された「DEAD STORY」も収録されていますね。今作に収録されている13曲はそれぞれどういったタイミングで制作されたものでしょうか?

形にしないとその曲の終着点が見えないんです。だから形にして、そしたら即みんなに聴いてもらいたいなって。フル・アルバムになるには時間掛かりそうだったんで。だから今回のアルバムは、その時々に出来上がったモノの集合体なんです。

-『Triple Dealer』というアルバム・タイトルには込められた意味を教えてください。

イメージしていたものが“自分自身の裏と表”だったんですが、いつまでも裏と表だけじゃ進歩ないというか、その先はなんだろうって思って。そこで答えの出せなかった、裏表の人間性を見つめてるもう一面、3つ目の自分ってどんなやつ?そんな思いから『Triple Dealer』とつけました。

-ところどころにGUNDOGを思わせる哀愁溢れるメロディ展開が感じられるのですが、作曲は主にMZKさんを中心に行っているのでしょうか?

お互いみんな好きなツボというか、そういうのは何となく理解し合っていると思うので、その中で全員が中心となって作っています。“え、お前そこにこだわるの?俺はここにこだわるけど”みたいな。そんなピリピリした雰囲気の繰り返しです(笑)。

-楽曲のクオリティが非常に高く日本人離れしていると感じました。作曲の際に心がけていることを教えてください。

ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。 少しでも気に入らないものは、何とかする。出てくるまで考える。そういう諦めの悪いヤツらの集まりです。まあ俺には純国産のにおいがします(笑)。

-アルバムの中で“ここは特にこだわった!”という点を教えてください。

これ!ってのはないんですが、感覚的に言ったら、“自分の得意なことも無理してるとこも、全部詰め込んでやった!これがオレだ!“って感じです。

-「Just Like Before」のPVを見させていただきました。非常に渋いCONCEPTION COMPLEXのまた新たな一面を感じることが出来る素晴らしいトラックですね。この曲をアルバムに収録しなかったのはなぜでしょうか?

それは全然考えてませんでした。というか、思いつきもしませんでした。マキシ・シングルにも入ってるので。あのPVで使っている音源は撮影の場で、せーので録音したものなんです。“今の俺たちが演奏したらこんなです”的な生々しさを出したいなって話になって。 だからJLB2011ver.って感じです。そう考えると確かに、入れてもよかったかも(笑)。