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INTERVIEW

HEAD PHONES PRESIDENT

2011.06.30UPDATE

2011年07月号掲載

HEAD PHONES PRESIDENT

メンバー:ANZA(Vo)  Narumi(Ba)  Batch(Dr)

インタビュアー:ムラオカ

-まずはこの話題は避けて通れないと思いますので、聞いてしまいますが、去年11月24日にMarさんが脱退しましたね。可能な範囲で真相を教えていただけますか?

Anza(以下A):実は彼が辞めたいって醸し出してたのが、LOUD PARK08の出演が終わった後ぐらいだったんですね。そういうニュアンスの話を私自身が聞いてはいたんです。もう少し頑張ってみてはどうかたと思ったんですけど、メンバー間で仲が悪いとか、音楽性の違いとかそういうことでは全くなくて、Mar自身が音楽をやることに対して疲れてしまったっていうのが一番の原因だったと思います。HEAD PHONES PRESIDENT(以下HPP)って常にスピードとの戦いで、曲作りにしても、制作にしても、この期日までに絶対仕上げなきゃいけないといったスピードが重視されるんですね。それがやっぱりMar自身がついて来れないっていうか、精神的に疲れたという部分が一番の原因なのかなと思います。もう一つ原因があるとすれば、MarはTシャツとかモノ作りをするのがすごく好きで、そっちの夢を進めたかったというのもあるんじゃないかと思います。だから、ニューヨーク・ツアーが決まってて、その頃に今回出すDVDの話が進行してて、このDVDに自分が映るべきか、映らないべきか、彼なりに悩んでたんですけど、自分で色々考えた結果、音楽から卒業したいということを言われて。それが一番の原因ですね。喧嘩したとかという話では全くないですね。

-突然というよりは、そういう流れになっていったんですね?

A:他のメンバーはどうか分からないですけど、私は結構Marとプライベート的な話も色々してたから、そういうこともひっくるめて、気付いていたというか、勘付いていたということがありましたね。それがDOMENICAとのツアーが終わってからは、気持ち的にも、辛くなってきちゃってたっていうのは感じて。“もしかしてしんどい?”って聞いたら、“実はそうだよ”って。

-結成時からのメンバーであるMarさん脱退はバンドにとっても痛手と感じたのではないでしょうか?

A:そうですね、オリジナルのメンバーでしたからね。

-メンバーを一人増やそうとは考えなかったのでしょうか?

A:それは、自分たちの中に全くなかったですね。Marは知らないと思うんですけど、ニューヨークに行く前に、あたしはその話をしたんですよ。彼が辞めるタイミングをいつにするかっていうことを決めてあげなきゃいけない。ニューヨークに行くまではもう少し考えてみてという話をMarにはしてたんですけど、他のメンバーにこの話をした時に、これから先どうしようかっていう将来の話をあえてメンバーとしておかなきゃいけないと思ったんですね。その話を伝えた時に、そこでメンバーから出た意見は、4人で行こっかって、これからMarの代わりとなると11年間の重みというか、そういうものも含めて同じレベルまで持ってくる人を探すっていうと、さすがにそこまではきついっていうこともありました。Marはキャラクターとしては存在感があったんですけども、プレイという点においてはHiroの方がリードを弾いていたんですね。Marはどっちかというリフをベースと一緒に弾いてたんで、4人でもアレンジを変えればやれるんじゃないかっていうことで、新しいメンバーを入れるのではなく、4人態勢でいこうということになりました。

-さてそれではDVDについてお聞きしたいのですが、DVDのタイトルですが今作も凝っていますね。『DELIRIUM』は“譫妄”、“精神錯乱”、“混乱状態”などの意味がありますがこのタイトルにした理由を教えてください。

A:これはBatchが提案してきてくれたことなんですが、まさしくタイトルそのままで、DVDを作る時も、Marが辞めてからすぐの作業だったので、心の中では前に進もうという気持ちはあるんですけど、実際にはいない寂しさというものがあって……。4人体制になってすぐにワンマン・ツアーが始まって、DVDを制作してということで、もちろん気持ち的には前を向いてるんですけど、どこかで一人一人、Marの分の空いた穴が原因で少し自分たちの中で混乱をしてる……それが良い意味で混乱したものが、ちゃんと形になってくれたらという願いを込めて、私もこのタイトルでOKしたんです。

-どこで調べてきたのでしょうか?なかなか出てこないですよね。英語ですよね(笑)?

Batch(以下B):はい、英語です(笑)。ライヴの映像とかを見てて、その雰囲気から連想する言葉を調べてという感じです。いくつか他にも挙げたんですけど、これをチョイスしてくれて最終的に決まりました。

-HEAD PHONES PRESIDENTらしいものになりましたね。

A:そうですね、いつもタイトルで“変わってるね”とか、“意味深だね”って言われるタイトルが多くなるのはやっぱりその音楽性から来るものというか、芯の部分が4人になっても変わらなくて……。そこだけはやっぱり、変わらなくて良かったなって思います(笑)。