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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

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2011.04.11UPDATE

2011年04月号掲載

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メンバー:le;ka(Vo) H.L.EURO(Ba) J.P.HAL.J(Dr)

インタビュアー:MAY-E

-はじめまして、激ロックです。初めてのインタビューですので、ちょっと遡って、まずは05年の結成時のエピソードを簡単に教えていただけますか?

EURO:もっと遡ると2002年頃ですかね。SIOUXSIE & THE BANSHEESが再結成して。あの時数々のゴス者が“うおっ!”と歓喜したと思うんですけど、ご他聞に漏れず自分もそうで。で、ちょうどその頃GARBAGEとかTHE DONNAS、THE KILLER BARBIESとか女性ヴォーカルものばっかり聴いてて。ナチュラルに“ああ、こういうのやりたいな”って思ったんですね。単純に“女が歌ってる”ってだけじゃなくて、もっとこう、ストロングなやつ。で、ヴォーカリストをずっと探していて。結局le;kaに出会うまでに3年ぐらいかかっている訳ですけど。とりあえず最初に聴かせてもらった歌はKate Bushだった訳なんですが、“やっと見つけたぜ”って思いましたね。もう、気分はDavid Gilmourみたいな(笑)。で、実はその頃、自分が運営していたレーベルがスイスにあったんで、今みたいにフィジカルにバンド活動をするっていうよりも、納得の行く音源を作って向こうで出して、あとはウェブサイトなんかで自分らのやりたい事を表現して……みたいなスタンスで考えていた訳なんですが。リハとか重ねてるうちに、なんかライヴ・バンドな方向に出来上がって来た感じです。

-ライヴは、どのくらいのペースで行っているのですか?

le;ka:月1回から3回です。レコーディング中は少しお休みしています。夏場はもうちょっとやってるかな。

-セカンド・アルバム『TERROR』のリリースおめでとうございます。生々しく、衝動的でハードなロック・サウンドに仕上がっていますね。具体的にどのようなサウンドを目指して制作されたのでしょうか?

le;ka:ありがとうございます。

HAL:やはり好き好んで聴いてきた音が80s~90sのロックがメインなので自然とその辺のテイストになってしまいますね。ライヴで演奏済みの曲も有りますが、レコーディングは毎回ジャムノリでエモーショナルに制作することが多いです。そうすることによって他のパートも盛り上がりエモーショナルになっていくかと。時に失敗に終わるときもありますが(笑)。

EURO:ジャムノリでエモーショナル(笑)。

-ニュー・レイヴ以降はヘヴィ系ロック・バンドの中にもエレクトロの要素を取り入れるバンドが増えてきていますし、今はプロダクション的な部分に力を入れるバンドがほとんどです。functioncodeはそういった音楽的傾向の真逆をいく進化を遂げて行っておりますが、あなた方が現在のようなロックンロールなサウンドを求めた理由はなんでしょうか?

le;ka:今まで散々エレクトロをやってきてどんどんこそげ落ちていって、結果『TERROR』ではゼロになりました。エレクトロは諸刃の剣で、ある角度では非常に有効なんだけど、その分失ってしまうものがあまりにも大きすぎると私達は思ったんです。悩んでいた時、ギターのMARQUEEが来たんです。彼が来てから状況が大きく変わり、私のぐちゃぐちゃなオルタナ・ギターにハードで計算高いMARQUEEのギターと、ハードだけどグルーヴィなEUROのベース、グルーヴィでパワー・ドラマーのHALの相性が抜群だったんです。こんなにストレスなくロックが出来るようになるなんて思ってもいませんでした。今ではエレクトロが邪魔でしょうがなく感じるでしょうね。新しいエレクトロのアプローチが思いついたらやりたいなって気持ちも勿論あります。

EURO:まあ、例えばゴスが出発点で、そこから色々分岐していく訳ですが。どんどんエレクトロに行く人もいればどんどん原点回帰していく人たちもいて、自分らはそっちだったって感じですね。THE CULTとかTHE69EYESとかみたいな。ただ、ロックンロールやブギーなんかのアプローチの曲だとか、8ビートひとつ取っても、エレクトロを通過してるかしてないかでグルーヴの解釈みたいなのは全然違うと思うんですよね。少なくとも自分にとってはそうでした。みんなでジャムってても脳内はシーケンサー回ってる感じって言うか。

-なるほど。では、デビュー・アルバム『HeroinE』と比べ、ソングライティングのプロセスも大きく変わったのでしょうか?ソングライティングはle;kaさん(Vo)が中心になって行われているのでしょうか?

le;ka:そうです。主軸は私がこういうアプローチで行こうと話してEUROやMARQUEEが作曲作業に入ります。曲を持ち寄ると今度は私がリリックを書きます。前作『(HeroinE);』と大きく違うのは、現実的な視点で全て書いています。だからエレクトロ要素もないんです。『TERROR』はタイトルの通り沢山の“恐怖”が表現されています。犯罪、暴力、戦争、核、ドラッグ、嘘……そういった目を逸らしたくなる真実から目をそらすな、手前味噌な快楽に身を委ねるな、“恐怖”そのものを恐れるな、というメッセージが込められています。