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INTERVIEW

coldrain

2011.02.10UPDATE

2012年07月号掲載

coldrain

Member:RxYxO(Ba) Sugi(Gt) MASATO(Vo) Y.K.C(Gt) Katsuma(Dr)

Interviewer:ムラオカ

-PVは作成中ですか?

M:はい。まだ終わってないです。

-どのようなものに?

M:寒い感じ(笑)。すごい寒いところで撮ったんで。でも今回監督も違って、面白い同世代のヤツとやってるんで、面白い感じになるかなと。

M:そういうところでも変えていきたかったっていうか。俺らと同じくらいの勢いでやってるところと一緒にやってみたかったんで。

-ここに注目して聴いて欲しいというポイントがありましたら皆さんそれぞれ教えてください。

K:ドラムのサウンド面から言ったら、前回の『Nothing lasts forever』から一緒にやってくれてるテックの人とコミュニケーションを取りつつ、『Nothing lasts forever』録った時から今回のアルバムをレコーディングするまでにも何度か会ったりとかしてて、それで前回よりもお互いの出したい音とか、好きな音とか、そういうのを理解し合えたというか。で、俺が好きなサウンドにプラス楽曲、アルバムのイメージに合った音っていうのを、一緒に探してくれて、それを自分が考えてた期待以上の音にあらわせたんで、僕的には今自分が持ってる、理想っていうか、一番好きなバンド・サウンドがちゃんとこの一枚に集約できたなっていうところは非常に満足しています。あとフレーズとかプレイに関しては、coldrainの楽曲ってドラムとかも割りと作曲者が打ち込んだ段階で持ってくるんですけど、その作曲者の意図を壊さずに、作曲者が使いたいリズムを理解しつつ、でも自分の色をどうやって入れていくかっていうのを限られてた時間の中でやらなきゃいけない作業だったんで、そこは苦労しました。だけど終わってみたら結局録る前に思ってたよりも全然上回ったものが録れてよかったなと…まとまってるのか俺の話は…

M:聴きどころを説明するのに感想で終わっちゃった(笑)。

K:聴きどころ?音です。音が好きっす。

一同:(爆笑)

Sugi :僕は、リフ関係とか、ロックとしての質感を出す部分が自分の役割としてはかなり多いんで…聴いて欲しいところっていったら全部聴いて欲しいんですけど、リフとかロックとして込めたものは1stよりもEPよりも絶対に出てると思いますし、それを感じ取ってくれたらなって思います。細かいところで言ったら、ヘヴィなところじゃないんですけど、「Rise And Fall」っていう曲の中間の部分とかすごいきれいな部分があるんですけど、そこをY.K.Cとの音の重なりはすごい気持ち込めてやったところなんで、そういう繊細な部分を聴いてもらえたら嬉しいです。

R×Y×O:僕もベースをいろいろ借りてやったりとか試行錯誤してやってきたんですけど、なかなか自分が出したい音に今一歩届かない。あの好きな時代の音がなかなか出せずに来たんですけど、今回がすごく変わったことをしたわけではないですけど、エンジニアの人が良いからアンプを使わずにラインだけで録ったんですよ。どうしてもアンプとラインと混ぜてだしちゃうと、音像がぼけちゃうことが多いから、良い音になるならお任せしますみたいな感じで。そしたらミックスする前から太い良い音で録れてのですごい満足してます。僕の意図ではないんですけど4曲目の「Adrenaline」だけ、超バッキバキになってて、後からエンジニアの方が、Fieldy(KORN)にしといたよって(笑)。あれ、理想の音ですね。それは結果論なんですけど、そのエンジニアとテックの人とが、一丸となって作ってくれたというか、制作がバンドだけじゃなかったというか、そういう意味でサウンドはすごい自信ありますね。

M:歌に関しては単純に表情だったりパワーだったり極端な両面を随所に出してると思うんで、単純に、そんなに考えなくて聴いてもらえれば分かるところが多いと思いますね。さらっと聴いてもらえればいいかなと思うんですけど、シャウト・パートだったり、シンガロング・パートだったりメロディだったり一緒に歌えるところだったり口ずさめるところは絶対あると思うんで、歌詞と共に見といてもらえれば、ライヴもより楽しいし、そういうのが随所にあるアルバムだと思うんで、聴いてもらって理解してもらった上でライヴ来て欲しいですね。

Y:ギター・ソロと言いたいところですけど、多分そこは勝手に聴いてもらえると思うんです。楽曲は皆さん好きなように聴いてもらいたいんですけど、あえて、ギタリストの、作った側の人間として凝って作ったよってところがあるとするならば、今まではギター・アレンジでもある程度作曲者がこんなような感じで上物が欲しいなとか、持ってきてくれたりとか、逆に俺が提示する時もなんとなくこういう風にしてバッキングの音が欲しいなとかあったんですけど、そういうのが全くない曲とかがあったりして、無骨な状態でメモを渡されて、“ここサビで、あとは好きにやってよ”とか言われること多かったんですけど、そういうのが今までなくて、全くまっさらな状態から自分が手を加えることによってこのセクションの雰囲気が一気にガラッと変わってしまったりするんで、特に2曲目の「New Fate」だったりとか「Rise And Fall」とか、最後の曲の「Hollow」もそうなんですけど、ある種バッキングだけでも成り立たせようと思えば成り立つような楽曲なんですけど、そこに一つ華を添えるというか、そういう意味でサビでのアルペジオだったり、そういうアプローチの仕方も自分の中で凝ってやったつもりなんで、そこが上手いことヴォーカルとリンクして良い雰囲気が出せてるんじゃないかなと思います。