－そうだったんですか。皆さん、長く音楽活動されているんですね。最近ではブレイクダウン・パートが満載のメタルコアが流行っていますが、今のシーンをどう見ていますか？

V：確かに、今はヘヴィだったりスクリームが多いサウンドが流行っているよね。だけど、僕らはそれとはちょっと違うと思っているんだ。テクニカルなサウンドにピュアなポップ感を混ぜたっていうのかな。新しい音楽性だと思うよ。

M：よく僕らは「おまえらってポスト・ハードコア・バンドだよな」って言われるけどさ、ポスト・ハードコア・バンドって何だよって感じさ。ポスト・ハードコアって言葉すらよく分からない。だから、どんなシーンであれ僕らは僕らのオリジナルの音楽を貫くだけさ。

V：うん。僕らはヘヴィでもありポップでもある、ちょっと変わったバンドなのかもしれない。これまでに色んなバンドとツアーをしてきたけれど、そのおかげで他のバンドにない楽しさを感じてもらえると思うんだよね。

－そうですね。あなた方の音楽性にはとてもオリジナリティを感じます。逆に、日本ではすんなりと受け入れられ難い音楽性でもあると思うんですよ。ですが、あなた方の来日を待ち望んでいた日本のファンが沢山いましたね。

V：実は、来日する前はちゃんとファンが来てくれるかどうか不安だったんだ。マイスペースなんかのインターネットのツールを通じてメールをくれたファンもいたけれど、ちゃんと歌ってくれるかどうかとても心配していたよ。でも実際にプレイしてみて、みんな一緒に歌ってくれて感動したんだ！アメリカでは、英語以外の言葉でシンガロングが起こるなんてあり得ないことだからさ。あれは本当に興奮したよ。

M：そうだね。このツアーが決定してから、マイスペースやツイッターで「待ちきれないよ！」ってメッセージをくれたファンもたくさんいて、今回そのファンたちと実際に触れ合うことができて、本当に嬉しかったな。

V：うん、ショーの後にファンと交流できたのは良かったね。日本のファンは皆とても礼儀正しいよね。